麻杏甘石湯は

傷寒論では汗が出て喘する者に

使うように書いてあります。

 

汗で風邪を追い出すのに失敗して、

邪が肺に入って邪正闘争で

肺に熱を持って呼吸困難が起きている時に、

麻杏甘石湯がいいよと書いてあります。

 

麻黄を発汗に使うのは良くないのではないか

と思われますが、

麻黄は衛気を走らせるだけで、

発汗の作用は弱いのです。

 

麻黄湯や葛根湯のように、

麻黄と桂皮の組み合わせで発汗させます。