1型糖尿病は膵臓のランゲルハウスβ細胞から
インスリンがでなくなる病気です。
インスリンの分泌には2つのパターンがあって、
1つは基礎分泌といって、一定量ずっと分泌されているもの、
もう1つは追加分泌といって、血糖が上がった時に、
追加で分泌されるものです。
1型糖尿病の人は、基礎分泌、追加分泌の両方とも
機能していないので、
必ずインスリンの注射を打たなくてはなりません。
そのインスリンの注射も、
基礎分泌型の注射を1日1回、
追加分泌型の注射を食事毎に打たなくてはなりません。
血糖はカロリーによって上がるのではなく、
糖質によって上昇します。
カロリーによってインスリン注射の単位を決めていると、
糖質制限食では低血糖になってしまう可能性があります。
1型糖尿病の人が糖質制限食を実行する場合は、
インスリンの単位を考えて注射しないと、
危険な事があります。