昨夜、薬剤師会館にて、先週に引き続き無菌調剤の研修会が開催されました。
先週は駐車場がいっぱいで苦労したので、今回は早めに到着。余裕を持って会場に入りました。
今回の内容は、10日後に控えた、北陸大学薬学部での実習に向けての予習でした。つまり、より具体的な技術の演習でした。
こういうことが私にはとても面白い。普段とは違うことを勉強するのは新鮮な気持ちになりますね。
無菌調剤に限らず、調剤という業務は、本来、薬剤師の専権業務であるはずです。
ところが、医薬分業が進んだとはいえ、まだ全体の三分の二を占めるに過ぎないという不思議の国、日本。先進諸国では類例がありません。
しかし、考えてみれば、医薬同業、医薬不可分の漢方を国家の正統な医学としてきた日本の医療の歴史を、明治政府がいきなり変えようとしてできなかったのも無理はありませんね。
そのような中、昨年、日本の医療界で最も歴史が長い、公益社団法人 日本薬剤師会が創立120周年を迎え、日本にもようやく薬剤師職能が根付き始めてきた感があります。
国民の健康を守るために薬剤師という職業は必要不可欠なものであるということを今まで以上に主張していくためには、薬剤師は国民のために何ができるのかを、今、薬剤師ひとりひとりが真剣に考えるべきなのではないでしょうか。
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