前回の続きです。
ちなみに、12月に救急搬送された病院は福大筑紫病院でした
また、手術は福大筑紫病院では出来ません。
というのは、元々私の食道がんの手術の際に、摘出した食道の再建として遊離空腸を摘出した事がイレウスの原因になっています。
つまり、その手術を行ったがんセンターが責任を持ってイレウスの対応もすべきだ!というのが福大筑紫病院の外科の立場です。
がんセンター側も、がんセンターはがん専門なのでイレウス は専門外です。という立場でした
患者からすれば、どっちでも良いのですがたらい回しにされてる感が半端ないです
それぞれの主治医同士で直接やり取りがあった結果、ようやく手術はがんセンターで行うことに決定しました
それが昨年の12月22日のがんセンターの診察の際に決まりました
すると、では手術ですがいつされますか最速で年明けの1月4日でも可能ですよとのこと。
いやいや、とんとん拍子に進むのは嬉しいのですが1月7日には、太宰府天満宮に携わるものとして避けては通れない…
このために11 月から準備を進めてきているので1月4日は無い
1月中旬もPTA事で埋まっていて、結局手術は、1月29日入院の2月1日手術と決まりました
何とか年内のうちに手術への日程が決まって、ホッとして年末年始に恒例の妻の実家の京都に帰省をしました。
そして、正月2日の夜に妻の実家で夕食を食べた後、下腹部にあの圧痛が不気味に起こり始めました
これは、非常にマズい
ここで本格的にイレウスが起こって入院なんてしたら京都に置いてけぼりです
翌日の1月3日に福岡へ帰省する予定なので
しかし、そんな私の思いとは裏腹に圧痛がドンドン増してきて本格的にイレウスが起こり始めました
幸いにも食後直ぐだったので、胃の内容物が沢山あるので嘔吐するのが比較的容易でした。
長年のイレウスの経験で、嘔吐をすると腹圧が下がり症状が治まり易い事が何となく掴めていました。
しかし、嘔吐するのも苦しい
それでも泣きながら胃の中が空っぽになるまで吐き続け、症状が起こってから4時間後にようやく治まりました
何とか首の皮一枚で福岡に帰る事が 出来ました
ホントにイレウスがいつ何処で起こるか分からない、そんな不安定な日常を過ごしていました。
そして、もし京都でイレウス入院してしまったら鬼すべ神事も参加出来ないところでしたが、本年も無事に鬼すべ神事を奉納することが出来ました
次は、いよいよイレウス手術までのお話です