おはようございます
昨日は、水城小学校で眠育(みんいく)教育の公開授業が開催されました
小学生高学年向けの授業ですが、大人だからこそ忘れている睡眠の大切さも改めて実感できました
特に、睡眠障害を訴える人がどれだけ多いかを考えても、この眠育教育は、早くから長期的に取り組んでいくことも必要だと感じます
医療費高騰の大きな要因の一つとなっているのが、生活習慣病の患者さんの増加です
睡眠障害もまた生活習慣病の発症に関わっています
以前から生活習慣病患者さんでは、「睡眠時無呼吸症候群」や「不眠症」の方が多いことが知られていました
その後の多くの研究によって、睡眠障害が生活習慣病の罹患リスクを高め症状を悪化させることや、その発症メカニズムが明らかになりつつあります
(※画像:厚生労働省HPより)
慢性不眠症の患者さんは、「交感神経の緊張」により、「糖質コルチコイド(血糖を上昇させる)の過剰分泌」が起こり、高血糖状態が続きます
「睡眠時間の短縮」から、「うつ状態による活動性の低下」などを引き起こすと、多くの生活習慣病リスクを抱えてしまいます
入眠困難や中途覚醒・早朝覚醒など不眠症状のある人では良眠している人に比較して糖尿病になるリスクが1.5~2倍になることが知られています
良眠の3要素は、「量」・「質」・「リズム」です
とくに「リズム」が良くなれば、「質」・「量」ともに良くなっていきます
子供の頃からの「眠育」は、これからとても大切な教育になっていくものと思っています