こんにちは。
漢方薬剤師のみゆきです。
今日は七夕ですね!
おそうめんを食べた方もいらっしゃいますか?
中国の習慣から派生して、
七夕にそうめんを食べると、
「一年を無病息災に過ごせる」と言われています。
このおそうめん、
夏は出番が多くなりますよね。
(とくに夏休みのお昼ご飯に^^)
夏にそうめんを食べるのは、
漢方的にも理にかなっていることです。
そうめんは小麦からつくられます。
この小麦には、
からだと「心」をクールダウンするはたらきがあります。
「からだの熱を冷ます」
というのは、簡単にイメージできますね。
夏にこもりやすいからだの熱を冷ましてバランスを整えることです。
それじゃあ、「心」のクールダウンとは…?
まず、「心」というのは、
漢方でいう五臓六腑の「心」です。
「心」の役割には、
血液のポンプ機能(=心臓)としてだけでなく、
精神や意識をコントロールするはたらきがあります。
そして、夏は「心」のはたらきが活発になる季節です。
「心」が活発になりすぎると…
熱中症や動悸だけでなく
イライラや不眠などメンタルへの影響が出てしまいます。
なので、「心」の余分な熱を取り除いて
精神を安定させてくれる小麦をつかったそうめんは、
夏にぴったりの食べ物なんです。
しかも、脾や胃など消化器系のはたらきもサポートしてくれます。
暑い夏にぴったりのそうめんですが、
食べ方にポイントがあります。
というのは、
「からだを冷やす食材」であるそうめんを
「氷水などで冷えた状態」で食べると、
いくら暑い夏といっても、冷えの方に傾き過ぎてからだのバランスを崩すリスクもあるわけです。
そこで、おすすめなのが薬味の活用です!
私は、ネギとミョウガ、シソをよく使います^^
ここであげた薬味は、
からだを温めるはたらきをもっています。
なので、
からだを冷やす性質をもったそうめん
+
ちょっぴり、からだを温める薬味
うまい具合に冷やし過ぎずバランスがとれるというわけです。
暑い夏を元気に過ごすために、
おそうめんには、薬味をそえて美味しくいただきましょう!!
我が家は子どもたちも大きくなって、
七夕飾りもしなくなってしまいましたが…
みなさんの想いが届いて、いいことがいっぱいありますように♪
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