漢方療法 ＝ 小児疾患 夜尿症 ＝

【診断・治療】

器質的な病気が原因でないと考えられる場合

不安や緊張を取り除くために

漢方処方が併用されます


夜尿症の場合

虚弱体質で冷え症であることが多いです






『実証』

●白虎湯（びゃっことう）
　⇒喉が乾いて水を飲みたがる、寝言、自然発汗などに用いられます

●六味丸（ろくみがん）
　⇒倦怠、手足の冷え、胃腸障害なしなどに用いられます


『虚実間証』

●柴胡桂枝湯（さいこけいしとう）《精神不安・情動不安・心身症によるもの》
　⇒精神不安などに用いられます

●葛根湯（かっこんとう）《元気に遊び、熟睡するもの》
　⇒元気がよい、熟睡する、胃腸障害なしなどに用いられます

●小青竜湯（しょうせいりゅうとう）《喘息のあるもの》
　⇒浮腫、水様鼻水、くしゃみ、頻尿、喘息を起こしやすい、喘鳴、鼻閉塞などに用いられます



『虚証』

●小建中湯（しょうけんちゅうとう）
　⇒疲労、倦怠感、冷え症、尿意頻数、腹痛、盗汗、鼻出血、神経過敏などに用いられます


※『実証』、『虚実間証』、『虚証』の説明はこちらをお読みください


いずれにしても症状と体質に合った漢方薬を飲まないと効かないと言えます


　個々の体調や体質にも深く係りますので、漢方薬は必ずご相談の上、服用してください



　　　　　　　　　　　


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