今朝、散歩をしている途中、道ばたで枯れそうな枝に一輪バラが咲いていました。
冷たい冬の凍りつきそうな空気の中で、けなげに咲く小さなバラに思わずカメラを向けました。
(写真 :道ばたで。冬のバラ)
漢方薬局には多くの方が心や体の悩みで来店されて泣いて行かれます 。
そうした方に「あなたも冬のばらのようになってください」
と願いをこめてこの記事を書きました。
今、あなたは苦しんで、死んでしまいたい、と泣いています。
そんなあなたに私は何ができるでしょう。
両親に慈しみ育てられたあなたに、両親の愛は見えていない。
人間は愚かな物です。
失って初めてその価値がわかる。両親がいなくなって初めて、どんなに愛されていたかわかるでしょう。
あなたは周りの人に取って、かけがえのない存在です。
自分で気がつかないだけです。
今、ここまで生きて来るには多くの人が支えてきてくれたからでしょう。
それはあなたのためにしてあげたい、という愛があり、あなたにその価値があったからです。
この世に存在しているだけで両親にとって価値があるのです。
泣いている若いあなたの肌は白く、美しい。
つらさを乗り越えて、笑顔が出れば、冬のバラのようにさらに美しくなるでしょう。
さあ、にっこり笑って下さい。
そして「よく頑張ってきたね」
と自分で自分を褒めてあげてください。
「冬来たりなば、春遠からじ」
必ず季節は巡ってきます。
私はつらいとき、いつもこの言葉をつぶやいて乗り切ってきました。
さあ、人に頼らず自分の二本の足でしっかりと一歩を踏み出して下さい。
植松 光子