ビンボーは怖くない。その5 「保 活1」
ちょうどそのころ薬局から就職の話が来ました。私も思い切って働こうと思い夫に言いましたら
「子供はどうするんだ」
「保育園に預けようと思うんですけど」
「保育園はビンボー人の行くところだ」
「うちはビンボーじゃない?」
夫は黙ってしまいました。
娘・子供の洋服はすべて手づくり。作るのも楽しみのひとつ。帽子も手作り
その当時は、妻が働くことは夫が甲斐性がないと言われ、保育園も生活に困った人がやむを得ず預けるところという認識がありました。
今ではむしろ反対ですが。
そして1歳11カ月の長女は、保育園に入れないので職場に連れて行くことにし、2カ月の赤ちゃんは市の認可保育施設の「家庭ママさん」に預けることになりました。
まだ首が据わらない二女を横抱きにして、長女はスカートにつかまらせて歩いて30分のところを通いました。
両手がふさがっているので、雨の日は傘の柄を首でささえて歩きました。
職場までは1歳11カ月の子を連れて歩くと1時間かかり、幼児の足では疲れて転びはじめます。
自転車が欲しいと思い、仕方がないので就職したばかりの薬局に給料の前借です。
10000円借りて自転車を買いました。
次回は子連れの職場奮闘記 お楽しみに