キレイな花嫁さんになりたい
優しいお母さんになりたいなぁ
幼い頃、女性なら一度は口にした願いです
ですが、2021年度の厚生労働省の資料によると、夫婦全体の
2.6組に1組に割合で不妊の心配をしたことがあり、
4.4組に1組の割合で実際に不妊の検査や治療を受けたことがある（または現在受けている）現状があります
性行為をすれば当然妊娠する
というものではなく
妊娠は奇跡のカタマリです
妊娠とは 女の特権であり、女にしか子孫が残せません
ですが、免疫的には妊娠できないことが当たり前で、妊娠は奇跡的な幸運であることを現代人は忘れています
だから、子どもができないと「どうして？」って悩むのです
奇跡の根拠となる妊娠は免疫という視点で詳しくお話ししましょう
妊娠するまでに何が起こっている？
妊娠は
膣に出された精子の 7 割が酸性のおりものによって、そこで倒れる
正常な弱酸性のおりものなら 5割の精子は生き残り子宮に入り込める
子宮に入った精子は卵管へ昇っていき卵管の先端までいく
通常3～4日、長い人で1週間、精子は卵管で生きている
卵管の先端で排卵したばかりの卵子と出会う
精子が卵子の膜を破って入り込み受精卵へと歩みはじめる
精子が入れても卵子が拒否することがある
本来、自分でないものは異物として認識します。免疫的に受け付けないので受精卵になれない場合はある
卵子が受け入れてはじめて受精卵になれる
受精卵は分裂しながら子宮内膜に辿り着く
受精卵になれても子宮内膜に着床できないと流れてしまう（化学流産）
ふわっと子宮内膜が受精卵を包み込むイメージですが、そうではなく、力技で傷つけて内膜に潜り込みます。だから、流れないほうが不思議なほどです
さらに、受精卵は半分夫の組織であり異物でもある。だから細胞レベルの生理的な受け入れがないと着床は難しい。内膜を傷つけられて、なお留めてくれるのは奇跡的なことです
着床できると尿検査の妊娠反応が陽性になる
着床できると、卵胞から分泌されるプロゲステロンによって体温が上がり、子宮内膜を厚くして栄養が得られる。受精卵は爆発的に細胞分裂して成長していく
上記のプロセスのどこかひとつでも不具合があると妊娠しないのです
排卵された卵子の寿命は24時間、
そのうち受精可能時間は6～8時間
基礎体温が朝下がっていて、今夜がチャンス！と思っていても、実は間に合わないということになります
ですので、
生理周期を28日間と規則正しく整え
排卵チェッカーで排卵日を正確に把握する
自分のサイクルをちゃんと掴んでおいて、
排卵日前に3～4日に1回、週2回のペースで夫婦生活を持つほうが、排卵当日だけタイミングをとるよりも妊娠の可能性は高くなります
弱酸性のおりものにするには便秘を改善する
腸内環境と膣内環境は似通っています。便通が良いなら腸内は善玉菌優位な弱酸性の環境なのです
東洋医学的にみた、つわりとは？
漢方で言うとつわりは「氣逆-きぎゃく-」、エネルギーが逆流している状態です
自分のエネルギーにもうひとつ赤ちゃんのエネルギーが追加される。その増えたエネルギーを自分がちゃんと処理できなくて、つわりとして外に出す
アレルギーと同じで、自分の中に、半分自分ではない細胞が存在している。その自分と異なる組織を排出するために吐く。
下から出したら流産してしまうので、上の口から吐きだしている。半分自分ではない組織に自分が慣れるまでの対処方法 です
産まれるまでつわりが続く人もいますが、母体が生体反応として自分ではない組織(胎児)を受け入れられないからです。妊娠は免疫ですから
吐きつわりは上記２つ
食べつわりは食べることで、その増したエネルギーを馴染ませるために食べたくなる
ただ気持ち悪いだけのつわりは、子宮が大きくなってきて腸が圧迫されて胃腸の働きが悪くなり、便秘になってガスなどが溜まって気持ち悪くなることもある
家から出ることもつらい時は漢方薬が役に立ちます
生薬が体内の余分な水分を引かせ、神経の亢ぶりを鎮め、鬱陶しい気分を散らして吐き気を和らげてくれます
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口に入れたものを何でも吐き出してしまう時には安静錠を粉々にして水と混ぜて氷にすると取りやすいです
妊娠は免疫
妊娠は異物をどう受け入れるかという免疫の話です 
西洋医学は細部の検査画像や検査数値を取り上げて診るけれど、
その人全体を見て総合的にどうなのかを診ないと根本的な解決は得られません
妊娠しやすいかどうかを採血結果だけで決めつけないで。
採血した時点の体の状態からどんどん変化しているのに、過去のその数値に囚われて一喜一憂しなくてもいいの 
大切なのは母体となるあなたの体調が整っているかどうかです
自分が生きていくエネルギーにプラスして
赤ちゃんを受け入れる余力があることが土台となります
まずやれること、できることは漢方養生です
体が整うと心にも余裕ができて、精神的に安定してきます
夜眠れていますか？ 排便は毎日ありますか？食べ過ぎて胃腸機能が弱っていませんか？生理痛のない生理が一定周期で来ていますか？体が冷えていませんか？
妊娠は奇跡のカタマリなのに、
できていないところにしか目がいかないから
妊活はツライと感じるし上手くいかなくなる 
視点を変えて
異物である精子を、受精卵を、胎児を
受け入れられる体の余裕、
心の余裕をつくり出しましょう
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血やホルモンの元となる漢方薬「凛道」
弱った胃腸でも飲める滋養強壮漢方薬「壮若」の助けを得ると
妊娠への道程が歩みやすくなります
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妊娠は少しでも早くしたいでしょうが、
急がば回れと言うように妊活中にこそ準備できることがあります
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りんどう妊活コンシェルジュ
藤本 美和恵
（看護師）
26年間、看護師として働いてきましたが、病気になる前に自分の身体をケアし整え、自己免疫力を上げ病気を防ぐことこそが、本当に大切で、必要な知識・技術だと考えるようになりました。子どもを授かるべき女性の「生み出す力」を手助けできることは社会貢献度の高さと共に、個々の幸せにも繋がる素晴らしい仕事だと思い日々お客様に向き合っています。