健康寿命とは、日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のことです。
2019年の厚生労働省の資料によると
男性の平均寿命81.41
健康寿命72.68 その差8.73年
女性の平均寿命87.45
健康寿命75.38 その差12.06年
平均寿命は延びましたが、
女性の健康寿命はそれより12年も短い
これは、人生の終わりの12年は健康が損なわれて介護を受けながら過ごしてることを意味します
だったら、歳を取ったら養生して過ごせばいいんじゃない？
いいえ、それでは遅すぎます
生活の見直しを先送りにすると歪みが大きくなり軌道修正はかなり難しくなる。それでも頑張れるほどの体力、気力、根気はあるものでしょうか
高齢になると体力や気力はグンと落ちます。頑固さだけは強くなりアドバイスを素直に聞けない人が多い。
更に、どこかに痛みや病気を抱えていたりしたら、今までの生活習慣や食生活を修正しきれず寝たきりの十数年を迎えてしまうかもしれない
今日の私が未来の自分を創り上げているから
今のカラダを大切に扱えば、未来は明るいものになります
1907年にフランスで出版された、より健康で長寿を全うする「不老長寿論」は1912年に日本で翻訳出版されました
イリヤ・メチニコフの「不老長寿論」
ブルガリア地方の人は
ヨーグルトを食べ健康で長生きの人が多い。
このことを調査・研究し、
臭いおなら、臭い便は、便が腐っている。
自己中毒が病気を引き起こす
乳酸菌が腸内腐敗防止に
一大任務を果たしている
健康寿命の延長を求めるならヨーグルトの摂取と同時に飲酒、喫煙などの生活習慣の改善が必要であると説かれています
今回は、健康を損なう時にカラダの中で起こることを分かりやすく解説して
健康寿命を延ばすための4つの法則をお伝えしましょう
血液の質は「腸の中」で決まります
37兆個ある全身の細胞に酸素や栄養素を届け、
不要な老廃物や二酸化炭素を引き取る大切な役割をもつ血液
毛細血管でもするんと通過できるサラサラ感と十分な量があることが血液の質の良さになります
血液がきれいになれば、細胞ひとつひとつが活気づくので頭が冴えますし元気が湧いてきます
血液は骨髄に設計図があり腸から取り込んだ原料を使って血液は作られます
原料である腸の中にあるものが、くさいものであったら（毒素＝便が臭い）血液の質は落ちてしまう
食べた物を腸内細菌が酵素で分解し別の物質に作りかえて、それを吸収している。
食べたものがそのまま吸収されるのではなくて、腸内細菌が別のものに作りかえてくれています
生物は腸内細菌がいないと生きられません。
腸内細菌には、人の30倍以上の種類のタンパク質を作り出せるパワーがあります。腸内細菌が多種多様に整っていることが健康につながります。つまり、生命力を上げてくれるのです
血液をキレイにするためには
毎日するんとバナナのような便が出るような食物繊維多めの食事を心がけ、
腸内環境を善玉菌優位に保つように、悪玉菌の大好物である甘いものは控えましょう
病気の時の体内の反応は？
風邪の時の身体の中の反応
①ノドや鼻にいるリンパ球がウイルスを見つけて脳に伝える
②脳は免疫細胞たちが働きやすいように体温を上げる
③白血球は普段おとなしくしているが、（いつも元気だとリウマチや鼻炎が出る）熱が上がったのがスイッチになり、白血球が活性化しウイルスをやっつける
風邪を治すのに薬はいらないです
自分の免疫力で治しています
咳やくしゃみといった症状は、生命力が働いて治す為に出ています
では、がんはどうでしょう？
がんは低体温、低酸素の状態が長く続いたために
身体の中の細胞が狂ってくること
抗生物質は外から入ってきた菌には有効です
しかし、がんに効く薬はありません
がんにならないようにするには
腸を整えて免疫力をあげるしかないのです
ミトコンドリアと細胞の進化
人が生きていくエネルギー（ATP）を作る方法は解糖系と ミトコンドリア系の２つです
【解糖系】
38億年前、地球上に酸素がなかった頃の生命体のエネルギー生成手段は解糖系のみ
・炭水化物を原料とする
・酸素は不要
・低温32～33℃
・瞬発力と細胞分裂に使う
・白筋
・効率が悪い
・たくさん食べなくてはいけない
【ミトコンドリア系】
地球上に酸素が出来た頃、酸素からエネルギーを生成するバクテリア細胞として誕生
・酸素と栄養素が原料
・高温37℃
・持久力に使う
・赤筋、心筋に多い
・解糖系の18倍も効率が良い
・少し食べればいい
・細胞分裂を抑制する力がある
細胞の進化は生き残るための知恵です
原始の地球には解糖系をもつ生物しかいませんでした
やがて藻が生まれ、酸素を大量に放出し始めました
解糖系は困った。うわぁ。酸化しちゃう！解糖系にとって酸素は毒でした
藻が持つミトコンドリア系は、乳酸と酸素を使ってエネルギーを産み出します
生き残るために解糖系は細胞内にミトコンドリアを取り込み共生することにしたのです
これが今の私たちの細胞です
エネルギー効率の良い
ミトコンドリアを活性化して元気になるコツは、
体温が高いこと・呼吸が深いこと
いつも同じ量の食事を摂るのではなく
活動量とエネルギー産生量を合わせた食事をするとよいです
若い時や、体を動かす時は解糖系優位で
米飯やたんぱく質をしっかり食べて瞬発力をつけ、身体を作り成長させる
年を取ったり、活動量が少ない時はミトコンドリア優位に
炭水化物は少なくして食物繊維を多く、良質なたんぱく質を摂って、そして少量でいい
安保徹医師の著書より
がんと生きる４つの法則
１、 身体を温める
２、 温野菜をとる
３、 深呼吸をする（腹から笑うこと）
４、 感謝をする
ガンは過酷な環境のもとで、ミトコンドリアが生きづらくなって細胞が先祖返りを起こして分裂を始めた現象です。緊急避難を起こした現象ですから、決して悪いものではありません。
低体温、低酸素状態で起こるべくして起きたのがガンですから、もう一度ミトコンドリアが過ごしやすい温度に深部体温を上げて、酸素をたくさんとり入れて、ミトコンドリアの分裂抑制機能を復活させればいいのです。
ガンになる人は、大量のエネルギーを産みだすミトコンドリア系の経路を有効に活用していない人です。せっかく生命が進化した過程において手に入れた能力を使わないで解糖系の経路をフル活用させて息切れしそうな生き方をしている人です。いってみれば非常に効率の悪い生き方をしているといえるのです。
体を温めて、深呼吸して、ミトコンドリアが息を吹き返せば、ガン細胞はもう分裂できなくなるのです。およそ1カ月でガンの増殖は止まるでしょう。
ミトコンドリア系のエネルギー生成を優位にさせれば、進行ガンでも約7割の人は自然退縮で回復にむかいます
早朝散歩で体を動かし、湯船に浸かり水圧をかけて血の巡りを良くし芯まで温まる
冷たいものではなく温かい食事で胃腸を労わる
時に大笑いしたり、いい香りを吸い込むように深呼吸をしましょう
そして、イライラしないで小さなことでも感謝して過ごすと体を冷やさずにすみます。呼吸が浅くならずにすみます
病気を遠ざけることを毎日、若い時から積み重ねると未来は明るいものになります
このシンプルな４つの法則を守り、健康寿命を延ばしましょう
そして、
慌てない
他人を傷つけない
不安を大きくしない
という精神力で毎日を過ごしましょう
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りんどう妊活コンシェルジュ
藤本 美和恵
（看護師）
26年間、看護師として働いてきましたが、病気になる前に自分の身体をケアし整え、自己免疫力を上げ病気を防ぐことこそが、本当に大切で、必要な知識・技術だと考えるようになりました。子どもを授かるべき女性の「生み出す力」を手助けできることは社会貢献度の高さと共に、個々の幸せにも繋がる素晴らしい仕事だと思い日々お客様に向き合っています。