こんにちは✨
りんどう薬膳アドバイザーの
岡井久美子です
6月21日は夏至を迎えます。
昼間の時間が一番長く、太陽のパワー盛んな陽の季節です
暑さで汗を沢山かくと、体内の水分が失われて血液が濃くなります。こまめにミネラルウォーターを飲んで天然塩をちょっぴり舐めてミネラルと水分補給をしましょう
そして、血管が詰まったりしないように、流れのよい血管を保つためには魚の脂が良いです
豚や牛や鶏は人間より体温が高いなので人体の中で脂は固まります。過剰に食べると血管に付着して通りが悪くなる
魚は変温動物で体温は周囲の水温と同じです。食べても人体の中で脂が固まることはありませんよ
調理や後片付けで「魚料理は面倒」であれば、今は切り身や内臓が取り除かれた状態でスーパーに売られていますし、缶詰などを利用すれば下ごしらえの手間を省くことができますね
和食以外にも、フライパンで少量のオリーブ油やハーブ、白ワインふりかけ蒸し焼きにすると後始末も簡単です。また、オリーブ油を使うことで、体によい不飽和脂肪酸をバランスよくとることもできますよ
今回は、これからが旬の脂の乗った美味しい鰯レシピ
「鰯のコンフィ」をご紹介しますね
作り方も材料も特別なものは使いません!
安くて美味しくて保存もできる
忙しい方にこそ、作ってみてほしいお料理です
しっとり美味しい♡鰯のコンフィ
材料(作りやすい量)
- まいわし 1パック
- 自然塩 鰯の重さの1%
- ニンニク 1~2片
- ローズマリー 5本
- タイム 10本
- オリーブオイル 適量
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
作り方
1.今回は、頭も内臓も調理済みの鰯をを使いましたが、頭がついている場合は、頭を胸ビレと腹ビレに沿って頭を切り落として内臓を取ります。よく洗ったら、水分を軽くふき取ります
※マイワシのウロコはボールに溜めた水の中で、尾の付け根から頭に向かって逆なですると簡単に落とせますよ。
2.全体に塩をふり、30分間ほど冷蔵庫に置きます。
その間に、にんにくは薄切りに、唐辛子は中の種を取り出します。冷蔵庫からだして水分が出ていたらキッチンペーパーで拭き取って臭み抜きをします。
3.耐熱容器に鰯が重ならないようにを並べ入れて、黒こしょう、薄切りにしたにんにく、タイム、赤唐辛子の輪切りを載せたら、オリーブオイルをひたひたに入れます。
4.オーブンに入れたら100度から110度で1時間加熱すれば出来上がりです。粗熱が取れたらオイルごと冷蔵庫で保存ししてくださいね。 冷蔵庫で4〜5日ほど保存できます。
鰯のサイズによって変わりますが、2~3時間ほど加熱すれば骨ごと食べれるようになりますよ!
![TODAY'S](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/limited023_heading.png)
ピックアップ食材
鰯
鰯は世界中で古くから食されてきましたが、日本でも長い歴史を持つ青魚です。
イワシは縄文時代から、私たち日本人の食用とされてきたということが分かっています。
鮮度が落ちるのが早く、水揚げするとすぐに弱ってしまうことから、漢字では「鰯」魚偏に弱いと書く魚ですが、昔から「いわし百匹 頭の薬」と言われ、美味しいだけでなく、栄養満点の魚としても知られています
現在でも漁獲量は多く、そのおかげでリーズナブルな価格なので家庭でおいしいイワシを味わってみてくださいね。
鰯の種類
イワシは、日本の沿岸に多く生息するニシン目の回遊魚です。一般的に、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシを総称してイワシと呼んでいます。
まいわし
「まいわし」は、体長が20~30cmほど。体の表面に黒い点々が7つくらいあり、背中が青色に光っているのが特徴です。日本人に一番なじみが深い種類でおもにスーパーでイワシとして並んでいるのはこの種類です。
刺身や煮物、焼き物、揚げ物など、どんな調理法にも向いています。12~6月が産卵期で、旬は5月~10月といわれています。梅雨時期に水揚げされるマイワシは「入梅イワシ」と呼ばれ、産卵前で脂がのっているため味がよいとされています。
かたくちいわし
体長は小さく、15cmほどの小さなイワシです。千葉県や三重県、茨城県をはじめ、日本全国で漁獲されています。 下あごが上あごより極端に小さいため「片口」と言われ、背が黒いことから「せぐろいわし」とも呼ばれます。
身が少し硬いため、煮干しやごまめ、アンチョビの材料になります。
うるめいわし
成魚は体長30cmほどになる大きなイワシです。目が大きく潤んで見えるのが名前の由来です。体に黒い斑点がなく身が柔らかいのが特徴です。通年漁獲されますが、脂がのる冬から春にかけてが旬と言われます。脂肪が少なく干物に加工されることが多く、古くからメザシとして食べられてきました
鰯の栄養
ビタミンB群やビタミンEは非常に豊富に含まれており、女性、とりわけ妊娠中や授乳中の方は、積極的に摂ると良い食品のひとつと言えます
DHAとEPA
イワシの脂には、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(イコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。DHA・EPAは魚油中に多く含まれる不飽和脂肪酸です。コレステロール値を下げたり、血栓や動脈硬化を予防する効果が期待できます。特に脂がのった旬のものは栄養価も美味しさも増すためおすすめです。
ビタミンD
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨や歯の形成に役立ちます。魚介類やきのこ類に多く含まれている栄養素です!ビタミンDは脂溶性で油で調理すると吸収率がアップ効率よく摂るために油を使った調理がおすすめです。
ビタミンB2、ビタミンB12
イワシはビタミンB群が豊富で、特にビタミンB2とビタミンB12が顕著です。
ビタミンB2は脂肪の代謝を促し、効率よくエネルギーに変える働きがあり、また皮膚や粘膜の健康維持にも役立っています。腸内細菌によっても作り出される栄養素であるため、バランスの良い食事をしていれば不足することはあまりないと言えるでしょう。
薬膳としては気血、肝腎の機能を補うとされるので、冷え性や顔色がすぐれない方、疲れやすい、気力がでないといった方にもお勧めの食材です。イワシは小さい魚体でたくさんの栄養素を摂取できる魚であるため、妊娠中の方、お子様や少食な高齢の方にも積極的に召し上がっていただきたいお魚です。ただし、小さなお子様や高齢の方には小骨が危険な場合もあるため、骨まで柔らかく調理したり、缶詰を利用すると安全で安心ですね
旬の鰯は美味しくて価格もお手頃栄養価も高く優秀な食材ですので、皆さんもぜひ毎日の食事にとりいれてみてくださいね
岡井 久美子
(医薬品登録販売者 薬膳アドバイザー)
妊活中の悩み、女性の不調を少しでも解決できるようお客様に寄り添い、日々お手伝いさせていただいております。
みなさん、毎日の食事を楽しんでいますか?
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食べることは生きること。生まれもった体質や体調の不調を改善する、できるだけ簡単!な薬膳作りを提案させて頂きます。