婦人科のトラブルで悩む女性はよくこう問われます
私の体調なんか悪くてもいいのよ
子宮や卵巣だけ良くすることはできないの?
答え:できません
体内のホルモンはピラミッド状で、
生命体を守るための抗炎症作用、止血作用、 抗ストレス作用がある副腎皮質ホルモンが底辺の土台です。
土台がしっかりあれば中段の甲状腺ホルモンを分泌でき、
甲状腺ホルモンで体内の新陳代謝を盛んにした上で
頂上の女性ホルモンは分泌されます
土台が整っていないと女性ホルモンは出ず婦人科系のトラブルがおきます
土台と中段が生命体を維持する働きです
つまり、生殖機能である子宮、卵巣の働きは体調が整わないと良くならない
体調を整えるために重要なのは胃腸の調子を良くすること
まずやることは便秘を解消する
今回は便秘解消の必要性と対策をお伝えしましょう
毎日スッキリ排便をする
お腹の臓器の空間の一番下にある握りこぶし大の「子宮」にのしかかる内臓+便の重さ+重力を想像してみてください
対策は、便秘を解消して毎日快便にしてあげると、腸内に滞っていた数㎏の便の重さを無くしてあげられて子宮の負担は軽くなり血行が良くなって機能が回復するでしょう
腸内細菌と膣内細菌は連動しています。
便の状態が良くないなら膣内の環境も良くないです。膣や子宮の状態を整えたいなら便秘や下痢は治しましょう。
サウナで整うとかTVで云いますが、ストレスは発散できるでしょうが、汗をかいたからデトックスできている気がするだけで、表面の水を無理やり出して体がだるくなって乾燥するだけです
人体の最大のデトックス方法は排便です
食べ過ぎない
胃腸が消化吸収に膨大なエネルギーを使っているから胃腸が疲弊して体の疲れが抜けないことがあります。
対策は消化に取られているエネルギーを少なくする。
つまり、食べないでおけば体の修復やホルモンを作ったりして体の疲れを取ることにエネルギーを向けられます。
凄く疲れて糖分を欲する時はいいけれど、そんなに頭も体も疲れていないのに習慣として食べるのはやめましょう
肉体が疲れたときは塩分を欲するものです。
精神的に疲れたり、頭を使ったときは糖分を欲する。
どっちでもないのに
おやつの時間だから、
頑張ったからご褒美といって食べてしまう
例えば、板チョコ 1枚を食べていて甘さをそれほど感じない時と、途中からめっちゃ甘いと感じる時がある
甘さを感じにくい時は体が欲していて、甘味が強くなった時がもう充分摂れたサイン
ここでもったいないからと残さず余分な分まで食べるから摂りすぎになります
対策は、味の変化を感じるようにするとセーブできます。必要な分以上は摂らないようにしましょう
便秘
便秘の改善には食べているものを見直す
人によって便通にいいものは違うから、それを見つけましょう。
自分にとっていいものをどれだけ早く見つけられるかってことが健康に近づく秘訣です
そして食べて調子が悪いなと感じた食べ物は減らす。
自分自身を観察してデータを集めることが自分専用の健康レシピになります。
基本的には食べる量を減らして、水分を摂る
データをとるのも面倒で、便秘で溜め込むぐらいなら下剤を使うのもありです。
でも、胃腸の力が落ちていると下剤が効かないこともあります。
食物繊維を意識してほしいけど、胃腸が弱いと消化できないし、マグネシウム不足で便が硬くなって出にくい場合もあります。
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便意・尿意はリラックスしないともよおさないから、常に緊張している状態だと永遠に便秘です
食べ物だけでどうにかなるものではなく、
総合的にリラックスする習慣をつくる。
息をぬくことも大事です
水をたくさん飲みきれないなら 3 食味噌汁を飲むなど
やれることをあれこれ試してみましょう
子宮は筋肉です
ダイエットしようと、食べないで体重を減らすと脂肪ではなく筋肉が落ちていくだけです
女性は筋肉が落ちてしまうと再びつけようとしても
つかない。
増えない。
維持することも大変です
子宮は筋肉でできています。
無理なダイエットを繰り返していたりすると子宮が粗になる。血流の悪いスカスカの子宮では妊娠しにくいです
対策は、体重を目安にするのでなく体脂肪を減らす
血糖値を急上昇させるとインスリンが過剰な糖を脂肪として蓄積します。なので、食べる順番を考え、よく噛んで食べる
〈スープ→野菜・海藻→大豆や肉・魚→玄米〉
大切な筋肉を維持するために毎日を丁寧に生きましょう
丁寧に生きるとは
お腹が空いたら腹八分目に食べて
毎日排便して
姿勢を正して
呼吸で全身筋トレして
夜は早く寝ましょう
そして、
慌てない
他人を傷つけない
不安を大きくしない
という精神力で毎日を過ごしましょう
りんどう妊活コンシェルジュ
藤本 美和恵
(看護師)
26年間、看護師として働いてきましたが、病気になる前に自分の身体をケアし整え、自己免疫力を上げ病気を防ぐことこそが、本当に大切で、必要な知識・技術だと考えるようになりました。子どもを授かるべき女性の「生み出す力」を手助けできることは社会貢献度の高さと共に、個々の幸せにも繋がる素晴らしい仕事だと思い日々お客様に向き合っています。