こんにちは✨
りんどう薬膳アドバイザーの
岡井久美子です
6月21日は最も日が長く夜が短い「夏至」。
夏至を過ぎると日照時間は日ごとに短くなり秋に向かっていきますが、夏の暑さはこれからが本番です!!
この時期は、気温も湿度も高く、汗が蒸発しにくいため水分代謝も停滞気味になります。
体に熱もこもることで内臓の炎症や機能低下を起こしやすくなるので、体の余分な熱を冷ますごぼうや緑豆春雨、「気」を補うしいたけなどの食材がおすすめです!
そこで今回は、
それらをたっぷり混ぜ込んだ料理「味噌煮込みハンバーグ」をご紹介いたします!
血を補い、潤いを加え余分な熱をとる食材でこれからの暑い夏を元気に乗り切りましょう!
味噌とゴボウの煮込みハンバーグ
材料(2~3人分)
ハンバーグたね
- 合い挽き又は豚のひき肉 250g
- 卵 1個
- ごぼう 4分の1本
- 玉ねぎ 4分の1個
- 緑豆春雨 20g
- 味噌 小さじ2
- パン粉 小さじ2
出汁
- 水 400ml
- 昆布 5×5㎝ 5g
- 干し椎茸 2枚ほど
出汁を取ったあとハンバーグに入れます
煮汁の調味料
- 味噌 大さじ3
- 玉ねぎ 4分の1個
- きび砂糖 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 醤油 小さじ1
- 付け合わせのお野菜
作り方
1.水に昆布と干ししいたけをいれて出汁をとっておきます。
鍋にお湯を沸かし、春雨を袋の表示時間で戻したら水気を切り、1cmくらいの長さに切ります。
2.ごぼうは良く洗い、皮が付いたままささがきにします。短めの方が種に馴染みやすいです。
香りがなくなるので水にはさらさなくて大丈夫ですよ。
玉ねぎと出汁をとった後のしいたけもみじん切りにします。
3.ボウルに卵を割り入れて、ひき肉と2の材料と味噌とパン粉をいれて、白っぽくなるまでよく混ぜ合わせます。
全体を半量、または4つ程度に分けたら空気を抜きながら小判型にまとめます。
4.フライパンに油を大さじ2ほど入れたら中火で熱し、成形したハンバーグを並べ入れます。
途中、裏返して合計で5分ほどこんがりと焼きつけます。
あとから煮込むので、完全に火が通ってなくてもOK
5.焼いている間に、煮汁の材料を混ぜ合わせます。
玉ねぎはみじん切りか、すりおろしてもGood
煮汁をフライパンに入れたら蓋をして7~8分ほど中火で煮込みます。
蓋を開けたら、煮汁をかけながらさらに3分ほど煮込み、煮汁が少し煮詰まりトロミが出たら出来上がりです♪
調理のPOINT!
お味噌の種類によって風味がいろいろ!
八丁味噌などの赤味噌系は濃厚なコク。
西京味噌などの白みそを使うとまろやかになります。
味噌の種類によってはだし汁に粒々感が残りますので、気になる方はすり鉢やジューサーなどで細かくしてくださいね😉✨
ピックアップ食材
味噌
古くから愛される万能調味料
豊富な栄養素を含んで、その効果・効能から医者いらずと言い伝えられているお味噌。
日本人にはなじみ深い食品ですね
味噌の効果が栄養学や医学の面からも改めて期待されるようになっています。
味噌の歴史をさかのぼると、その起源は中国の大豆塩蔵食品である「醤(ひしお)」にあると言われています。
醤とは、食物を塩に漬けて保存していたものが、発酵、熟成し、旨味を持つことで生まれたもので、醤に関して記された文献は、紀元前11世紀頃の「周礼」という古書であることから、その歴史の古さがうかがえます。
また、中国だけでなく、遠くは古代ローマにも、魚を塩漬けにした汁を発酵させた「ガルム」と呼ばれる醤の一種があったとの説もありますが、この醤ができる過程での熟成途中のものがとてもおいしかったことから、味噌が生まれたと言われています。
日本でも、縄文時代にどんぐりの味噌のようなものがすでにあったとされ、日本の気候に合わせて独自に発展したのではないかといわれています。
いずれにせよ平安時代までは大変貴重なもので、おかずや薬として食されてたお味噌
鎌倉時代になるとご飯と味噌汁とおかずという現代のような食事のスタイルが確立し、味噌の重要性が増しました。
江戸時代には工業生産されるようになり庶民の手にも届くようになりました。
味噌の種類
- 米味噌:米・大豆・塩で作られ市場の8割を占めます。
- 麦味噌:麦・大豆・塩を原料とし、四国や中国、九州地方で生産されています。
- 豆味噌:大豆・塩を原料とし、愛知県周辺で生産されています。
- 調合味噌:米味噌、麦味噌、豆味噌の2種類以上を調合したもの、または、これらの麹を複数調合して醸造したものでまろやかな味わいになります。
また、原材料だけでなく味わいや色によって「甘味噌、甘口味噌、辛口味噌」、「赤系味噌、淡色系味噌、白味噌」に分類することができます。
味噌で健康的な食生活を送ろう!
優秀な栄養成分
〇コレステロールの抑制
大豆油に含まれる有効成分のリノール酸、大豆レシチンがコレステロールを抑制します。
〇がん予防
イソフラボンやトリプシンインヒビターの働きにより、胃がん、肝臓がん、乳がんの予防に効果があると言われています。
〇老化防止
抗酸化作用のあるビタミンEやサポニンが細胞を若々しく保ちます。
その他アミノ酸の作用による消化促進、微生物による整腸作用、リノール酸による美肌効果、糖尿病や高血圧などの生活習慣病予防が期待できます。
保存方法
・味噌を保存する際の天敵は「空気」と「温度」
・未開封の密閉容器に入った味噌は、常温保存でも大丈夫
・開封済みの容器入り味噌や生味噌冷蔵or冷凍保存がオススメ
・すぐ使う予定が無い味噌は、冷凍保存でもOK
味噌の状態や用途に合わせてしっかり保存してくださいね♪
岡井 久美子
(医薬品登録販売者 薬膳アドバイザー)
妊活中の悩み、女性の不調を少しでも解決できるようお客様に寄り添い、日々お手伝いさせていただいております。
みなさん、毎日の食事を楽しんでいますか?
お腹を満たすだけになっていませんか?
食べることは生きること。生まれもった体質や体調の不調を改善する、できるだけ簡単!な薬膳作りを提案させて頂きます。