【メイクデビュー】週末デビューのクラブ馬たちの募集時評価は? | カンパイ氏の一口馬主ライフ

カンパイ氏の一口馬主ライフ

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ライター。一口馬主ライフを楽しむため、2020年からブログ開設。これまで、クラブ誌や有名競馬ブログにも寄稿してきた。独自の分析方法を確立し、毎年主要クラブの募集馬を分析している。

みなさま、こんばんは。

カンパイ氏です。

 

 今週もお疲れ様でした。まだお仕事の方もいらっしゃると思いますが。

 

 さて、今週も競馬がやってきます。今日は、土日デビューのクラブ馬たちについて、去年私が書いた「全頭完全評価(レビュー)」を一気に振り返っていきます。(青字がレビュー部分)

 

■土曜札幌5R(芝1500メートル)

・ピュアグルーヴ

67スペシャルグルーヴの20

(ドレフォン、メス、4/8、48,000円、藤岡健一)

【耐調教値】B

【血統】B

【早勝値】C

【潜在能力値】C

【総合評価】C

 母は空胎明けで、それなりにしっかりした造りの馬が出てきた印象。馬体はまだまだ大きくなりそうで、調整はしやすいだろう。ただし、両前肢の外向が目立つので、その点は注意が必要だ。トモの容量が少なく、スピード競馬には対応しづらいと思われるので、ダートでどこまで行けるか、というところ。それにしては値段が高いので「総合評価」は厳しくした。

 

■土曜小倉5R(芝1200メートル)

・ライジングホープ

63ライジングクロスの20

(リアルスティール、メス、2月12日、70,000円、松下 武士)

【耐調教値】C

【血統】B

【早勝値】A

【潜在能力値】A

【総合評価】B

この馬は本当に惜しかった。横の歩様はとても美しく、後肢の伸び、トモの容量などは素晴らしい。活気のある様子から、父からしっかりスピード能力を受け継いでいるとも感じた。唯一気になったのは左前肢の内向。これはいただけない。内向は外向に比べて故障のリスクが高いケースが多い。無事に行けば能力だけで勝ってしまうかもしれないが、戦線離脱の恐れを常に気にしなければならないだろう。それを覚悟で出資するかどうか。松下調教師は調整が上手いので、そこに賭ける手はある。

 

■土曜小倉6R(ダ1700メートル)

・ハーベストデイ

180グローリアスデイズの20★

(マインドユアビスケッツ、牡、3月31日、50万円、松下 武士)

【耐調教値】A

【血統】B

【早勝値】C

【潜在能力値】B

【総合評価】B

 馬体に欠点は少ない。身体は幼いが、これからどんどん成長しそうだ。トモの容量も十分で、堅実に走ってくれるだろう。緩さが顕著ではあるので、それなりに時間はかかりそうだが、未知の魅力があって面白い。母は高齢で、兄弟に活躍馬もいないが、この値段であれば、堅実な走りを楽しむには十分狙いの立つ馬だ。

 

・イストロス

146ドナブリーニの20

(ロードカナロア、牡、5月19日、200万円、音無 秀孝)

【耐調教値】A

【血統】A

【早勝値】C

【潜在能力値】B

【総合評価】B

 極端な遅生まれであって、馬体は幼いのは当然としても、トモの容量に疑問を感じる。身体は中サイズ以上になるはずなので、馬体重に関してはさほど心配いらないだろう。四肢の角度からも丈夫そうな身体に出たのは良かった。トモが貧弱な点がどこまで解消されてくるのか不安になる造りなので、この価格ではちょっとオススメできない。

 

■土曜新潟5R(芝1200メートル)

・ヴィアルーチェ

38外)ヴィアフィレンツェの20

(Almanzor、メス、3/16、50,000円、奥村武)

【耐調教値】A

【血統】A

【早勝値】A

【潜在能力値】B

【総合評価】A

 父は仏ダービーや英チャンピオンSなどを勝った日本でもおなじみの馬。母はいかにも日本の馬場に合いそうで、血統的には面白い素材だ。動画を見ると、四肢の寄り付きが目立ち、スピード勝負というよりは芝中距離の持久力勝負で、というイメージだった。造りは綺麗だし、強い調教は課していけるだろう。馬体が小さく、トモの容量が水準なので、大活躍までは期待できないかもしれないが、「繁殖用」と片付けてしまうのはもったいない良駒だと思う。

 

■日曜札幌5R(芝2000メートル)

・アヴニールドブリエ

*追加募集馬のため省略

 

■日曜新潟5R(芝1800メートル)

・ブレイディヴェーグ

105インナーアージの20

(ロードカナロア、メス、4月11日、100万円、宮田 敬介)

【耐調教値】A

【血統】A

【早勝値】A

【潜在能力値】B

【総合評価】A

 機敏な動きで、運動神経は非常に良さそう。馬体は幼いものの、筋肉の付き方などを見ると比較的早めからいけそうだ。四肢の角度も許容範囲で、しっかり鍛えて行けそう。ただし、仕上がりが早そうな反面、馬体はあまり大きくならないイメージ。芝の短距離路線での活躍を見込みつつ、馬体の維持が課題になりそうだ。その意味では、この厩舎は合っているだろう。

 

以上です。「みんなで応援馬」のヴィアルーチェが出てきますね。楽しみです。全馬、とにかく無事に。それではみなさま、ご武運を!

 

カンパイ氏