みなさま、こんにちは。
カンパイ氏です。
いつものように週末デビューするクラブ馬について、私が募集時に書いたレビューを振り返ってみましょう。
◾️土曜函館5R(芝1200メートル)
・イモージェン
70. シーリアの2024
(サリオス、キングカメハメハ、牝、青鹿、2/23、池添学、4,600万円、11.5万円)
【血統】A
【耐調教値】A
【早勝値】B
【潜在能力値】A
【コスパ値】A
【総合評価】A
母9歳時の3番仔。昨年募集の半姉ギャニミード(父ドレフォン)は、あまり目立たず厳しい評価を付けた馬だった。本馬は父がサリオスに代わり、父母のバランスが非常に良くなった。爆発力のある血統だ。四肢の角度は綺麗で、姉に見られたような外弧歩様はなく、非常にしっかりしている。後肢の踏み込みには甘さがあるので、あまり早期から始動するイメージはないものの、トモの容量も秀逸でぜひ桜花賞に駒を進めてほしいと思った。今年のキャロット募集、ノーザンは明らかに池添厩舎に力を入れている気がする。蹄も問題なし。この馬もしっかりオススメしておきたい。
◾️土曜阪神5R(芝1400メートル)
・サンタンジェロ
58 モアナアネラの24
(エピファネイア、キングカメハメハ、メス、鹿、2/11、6,000万円、150万円、須貝尚介)
【血統】A
【耐調教値】B
【早勝値】B
【潜在能力値】B
【コスパ値】B
【総合評価】B
母8歳時の2番仔。母は芝2000メートルで勝利を挙げた。エピファネイアとの相性は非常に良さそうで、活気に満ち溢れた血統表だと思う。一方で、この手の配合がノーザン内で飽和状態なのも事実。アベレージという意味では決して高くなく、しっかりと馬体を見て判断したいところだ。馬体だが、四肢の角度は良いものの、後肢の緩さが非常に目立つ現状。トモの容量は水準を上回るものがあるので、じっくり鍛えて素質開花といきたいところ。馬体は今後もそれほど大きくならないような造りをしている。その点もやや心配だ。素質のある馬だと思うが、お勧めとまでは言えなかった。
・ルースソラール
89ライトオブマイアイズの24
(Karakontie、Frankel、牡、栗、2/26、3,200万円、80万円、吉岡辰弥)
【血統】B
【耐調教値】A
【早勝値】A
【潜在能力値】B
【コスパ値】A
【総合評価】B
母6歳時の2番仔。母は未勝利馬。父は短距離の活躍馬だ。配合を見ると、日本の芝でも走れそうなスピードを感じる血統。馬体の造りは、まず四肢の角度が綺麗で、後肢の踏み込みも力強く、現時点でも緩さを感じない。仕上がりはかなり早いと思う。順調にいけば早期から力を示してくれるだろう。一方で、トモの容量は水準の域を出ない。丈夫な体と仕上がりの早さを生かし、早めに出来るだけ稼いでくれれば、その後はコツコツと長く楽しませてくれる。そんな馬になるイメージだ。この値段であれば狙っていいと思う。
◾️土曜東京4R(芝1400メートル)
・インサイドエッジ
8デアリングエッジの24
(エピファネイア、キングカメハメハ、メス、青鹿、3/7、4,000万円、100万円、和田勇介)
【血統】A
【耐調教値】A
【早勝値】B
【潜在能力値】C
【コスパ値】C
【総合評価】C
母11歳時の6番仔。牧場側は父母のカップリングにこだわっており、すでに全兄が2頭いる。そのうちソードマスターが芝1800メートルで勝ち上がっている。目立った活躍馬はできていないが、配合面では父母の相性は良さそうに思う。牧場側と同様、私もいつかこの血統で活躍馬が出るかもしれないと感じた。しっかりと馬体をチェックしたい。まず前肢の角度は綺麗で、トレーニングを十分に詰めそうだ。3月生まれということを差し引いても後肢の踏み込みが甘いので、そこまで早くから始動はできないかもしれない。一方、トモから飛節にかけての造りがちょっと気になった。飛節が極端に曲がっていて、ダッシュ力に悪い影響が出そうだ。トモの容量も水準を少し下回るレベル。血統段階では期待したが、大きな活躍までは望めないかな、という結論になってしまった。
・ソプラノクイーン
G4エウリディーチェの24
(キズナ、シンボリクリスエス、メス、鹿、2/7、2,400万円、60万円、中舘英二)
【血統】B
【耐調教値】A
【早勝値】C
【潜在能力値】B
【コスパ値】B
【総合評価】B
母8歳時の初仔。母は地方競馬で走った馬。配合面では母系に重さが目立ち、父との配合という意味では、あまり相性は良くないと思った。馬体を見てみる。前肢の角度は綺麗。一方、後肢の緩さが顕著だ。あまり早めから力を発揮するタイプではないだろう。トモの容量は水準レベル。取り立てて悪い馬ということではないものの、活躍してくれるイメージはわかなかった。少し繋のスナップが硬いので、もしかするとダートの方が向くかもしれない。コツコツと稼いでくれれば御の字と言ったところか。
◾️土曜東京5R(芝1600メートル)
・ウィールズアップ
G15ウイングドウィールの24
(ブリックスアンドモルタル、シンボリクリスエス、牡、鹿、5/17、2,400万円、60万円、池上昌和)
【血統】B
【耐調教値】C
【早勝値】C
【潜在能力値】C
【コスパ値】C
【総合評価】C
母15歳時の7番仔。母は芝のマイルから中距離路線で5勝の活躍。母系は重厚な中にスピードを内包していて、サンデーサイレンス系種牡馬と相性が良さそう。ただ、なぜかあまりそういう種牡馬を配合されず、結果的に産駒が活躍出来ずにいる。そもそも体質の弱い産駒が多く、あまり良い種牡馬の枠を与えられないのかもしれない。本馬も体質面に問題がある可能性は念頭に置くべき。馬体を見ると、頭の大きさに比べて馬体が華奢に映る。両前肢を巻き込む歩様が顕著で、後肢の緩さも際立っていた。脚元への配慮が必要だし、仕上がりには時間がかかりそうだ。トモの容量も不足していて、お勧め出来るポイントに乏しかった。
・コナパームス
25コナブリュワーズの24
(アドマイヤマーズ、キングカメハメハ、牡、鹿、1/25、7,000万円、175万円、森一誠)
【血統】A
【耐調教値】A
【早勝値】C
【潜在能力値】B
【コスパ値】C
【総合評価】B
母14歳時の7番仔。流産明け。この配合に向けた牧場の期待は大きく、2年連続でアドマイヤマーズと種付けされた。バランスの取れた血統表で、芝の短距離でスピードを武器に戦えそうだ。前肢の角度は綺麗な一方、後肢の踏み込みは頼りない。早期から力を発揮するタイプではないと思うが、脚元が丈夫なのは大きな安心材料だ。トモの容量は水準レベル。じっくり鍛えて、1段ずつクラスの階段を上るイメージだ。価格が高くお勧めとまでは言えないが、資金に余裕があれば検討価値はある。
・コンクレデンツァ
G27クレデンザの24
(ニューイヤーズデイ、キングカメハメハ、牡、鹿、3/5、2,400万円、60万円、戸田博文)
【血統】B
【耐調教値】A
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【コスパ値】A
【総合評価】A
母7歳児の初仔。ルヴァンスレーヴが留まらずに父とのカップリングとなった。牧場側はどうしてもルヴァンスレーヴとの産駒が欲しいのだろう。本馬の次の年も種付けしている(不受胎)。母は芝1400メートルとダート1800メートルで計3勝。血統的にはかなり優秀な母系だと思う。注目しておきたい繁殖だ。父はなかなか活躍馬に恵まれないが、個人的には芝でも勝負出来る種牡馬だと思っている。本馬の配合にも期待したい。馬体もなかなかの出来だ。四肢の角度は綺麗で、しっかり鍛えていけそう。後肢の踏み込みも力強く、初仔とは思えないほどしっかりした馬体だ。肝心のトモの容量もしっかりあって、母の繁殖能力の高さを垣間見た気がする。このレベルの馬がこの価格、というのがG1TCの良さ。お勧めしたい。
◾️日曜阪神5R(芝1600メートル)
・ヴィヴェローネ
55ヴァイブランスの24
(サートゥルナーリア、Violence、メス、青鹿、3/11、4,000万円、100万円、高野友和)
【血統】B
【耐調教値】C
【早勝値】C
【潜在能力値】B
【コスパ値】B
【総合評価】B
母8歳時の4番仔。半兄シーラス(コントレイル)は、昨年のレビューで高評価とした。母系の血統は素晴らしく、いつ活躍馬を出してもおかしくないと思う。ただ、父がキングカメハメハ系に変わり、兄よりは血統評価も下げざるを得ない。馬体面では、左前肢が湾曲していて、かなり心配なレベルだった。後肢の踏み込みも緩く、仕上がりまでには慎重さと時間が必要だろう。歩様には活気があって運動神経の良さを感じるものの、トモの容量は水準レベルにとどまっている。総合的に考えると、あまり血統の良さが馬体に現れていないと思った。注目していた馬だが、現時点での出来を加味するとお勧めとまでは言えなかった。
◾️日曜東京4R(芝1400メートル)
・シュートザワークス
G29ワーキングプライドの24
(インディチャンプ、ハービンジャー、牡、鹿、3/3、2,400万円、60万円、千葉直人)
【血統】B
【耐調教値】C
【早勝値】B
【潜在能力値】A
【コスパ値】B
【総合評価】B
母12歳時の5番仔。不受胎明け。母は芝中距離で4勝を挙げた。血統面では父母ともに系統が少し古く、芝のスピード競馬には向かないかな、と思った。馬体面では、前肢、後肢ともに少し湾曲していて、前後左右のバランスが悪い。動画を見ると、歩様がぎこちないのが見て取れると思う。一方で、トモの容量は水準を超えるレベルにある。なかなか判断が難しい。後肢の緩さもあるので、いずれにしてもじっくり鍛えていって、ダート路線で堅実に稼ぐイメージか。サンデーTCの募集馬を見た後だと価格は安く感じてしまうが、G1TCの横の比較だとあまりお得感はなかった。悪い馬ではないが、現時点でお勧めとまでは言えなかった。
・ミエルモーサ
89 ミスエルテの24 ▲左前球節感染症関節炎により関節洗浄
(シルバーステート、Frankel、メス、黒鹿、2/15、4,600万円、115万円、松下武士)
【血統】A
【耐調教値】A
【早勝値】B
【潜在能力値】A
【コスパ値】A
【総合評価】A
母10歳時の4番仔。流産明け。母は芝の短距離戦線で活躍。ファンタジーステークス(G3)を素晴らしい末脚で勝利した。配合を見ると、母のスピードと父のスタミナがよくマッチしていて、バランスが取れた血統だと思った。馬体を見ていく。前肢の角度は綺麗。後肢の踏み込みに緩さが目立っているので、あまり早めから使っていくイメージではなかった。一方で、トモの容量は水準を超えるものがあり、じっくり鍛えていけば上のクラスでの活躍が目指せそうだと思った。胴の長さもほどよくあり、芝中距離戦線で戦えそうな馬だ。値段この出来であれば妥当だ。
◾️日曜東京5R(芝1800メートル)
・アヴィアトーレ
22ジェラテリアバールの24 ▲右前蹄関節炎により関節洗浄手術
(シスキン、マンハッタンカフェ、牡、黒鹿、4/22、2,800万円、70万円、田島俊明)
【血統】B
【耐調教値】A
【早勝値】B
【潜在能力値】B
【コスパ値】B
【総合評価】B
母14歳時の7番仔。母父マンハッタンカフェは魅力的だが、さすがに少し母系は重たい印象がある。父のスピードでどこまで速さを補えるかがポイントだ。動画を見るとスラット背の高い立ち姿が、まず目に付く。四肢の角度が良く、しっかりと鍛えていけそうな点も高評価としたい。後肢の踏み込みも比較的力強さを伴っている。繋が立ち気味で、主戦場はダートになるだろうが、丈夫な馬体を生かして堅実に稼いでくれるかもしれない。ただ、肝心のトモの容量が水準の域を出ない。大きな活躍までは見込めないかもしれないので、その点には留意して検討してほしい。
・ラガリーガ
11. ラサルダンの2024 ▲左飛節感染性関節炎により関節洗浄、右飛節OCD除去手術
(キズナ、Kingsalsa、牡、青鹿、3/3、手塚貴久、10,000万円、25万円)
【血統】B
【耐調教値】B
【早勝値】C
【潜在能力値】A
【コスパ値】B
【総合評価】B
母10歳時の4番仔。姉の成績は奮わないが、母はフランスで重賞2勝を挙げた馬。母系は重厚で、父との相性という意味では少し物足りない印象だった。馬体面では、右前肢を巻き込むように歩く点を割り引く。後肢の踏み込みも緩さが目立ち、欧州血統にありがちな仕上がりの遅そうな馬体だ。ただ、トモの容量は目を見張るものがある。じっくり育てていけば、あるいは活躍も夢じゃないかもしれない。価格が高く、【総合評価】をAランクに上げるまでにはいかなかったが、決して悪い馬ではないと思う。牡馬でもあるし、じっくり成長を待てる人、そして資金に余裕がある人は検討しても良いだろう。
・レイデアルマス
73 タッチングスピーチの24 ▲左飛節OCD除去手術
(ドレフォン、ディープインパクト、牡、栗、4/9、5,000万円、125万円、杉山佳明)
【血統】B
【耐調教値】B
【早勝値】A
【潜在能力値】S
【コスパ値】B
【総合評価】A
母12歳時の6番仔。兄キングズレイン(ルーラーシップ)が活躍中。父がドレフォンに変わったが、血統面では十分に芝でも活躍を見込めると感じた。馬体をチェックする。両前肢を巻き込むように歩く歩様がまず気になった。一方で後肢の踏み込みはしっかりしている。脚元に注意しながらではあるが、無事であればある程度早めから使っていくことが可能だろう。さらに、トモの容量が素晴らしいレベルにある。母の仔は、毎年よく見せるが、この馬もなかなかの見栄えだ。しっかりと活躍してくれるイメージができた。募集価格が高騰する中で、牡馬でこの出来であれば5000万円も致し方ないか。検討していいと思う。
以上です。
総合評価Aランクの馬が4頭も出てきます。もちろんデビュー戦が全てではありませんが、ぜひ良い走りを見せてもらいたいところです。
とにかく、今週も全馬無事に。それでは、またブログを書きますね。
カンパイ氏