みなさま、こんばんは。
カンパイ氏です。
今週も金曜日まで来ました。明日から競馬が始まります。週末の競馬は「夏仕様」。新潟のレースは変則スケジュールとなります。初めのことですし、どんな感じなのかイメージが沸きませんが、それも含めて楽しみたいと思います。
そして、週末からトップジョッキー2人が復帰します。川田騎手は心身のメンテナンス、ルメール騎手は夏季休暇ということで、それぞれ理由は違いますが、待ちに待った復帰です。また匠の技を見せてくれることでしょう。
ということで、楽しみの多い週末ですが、たくさんのクラブ馬もデビューしてくれます。今週末は衝撃ですよ。何せ【総合評価】Aランクの馬が計11頭も出走するんですから。こんなことある?!と思ってしまいます。
でも、理由はわかっています。各厩舎とも、期待馬は福島、小倉を見送って、新潟や中京を使いたいものです。だから、今週以降に高評価の馬が大挙して出てくるのは、ある意味私のレビューで高評価した馬が、その通り厩舎でも期待されているという証左でもあります。
いずれにしても、週末はクラブ馬たちがかなり勝ち星を挙げてくれそうで楽しみです。では、いつものように週末デビューのクラブ馬について、私が募集時に書いた「全頭完全評価(レビュー)」の内容を振り返っていきましょう!(※青字がレビュー部分)
■土曜札幌5R(芝1500メートル)
・アルハイルフォート
192外)ワディハッタの22 ▲旋回癖
(Frankel(Cape Cross)、牡、鹿、04/07、8,000万円、200万円、高野友和)
【耐調教値】A
【血統】A
【早勝値】B
【潜在能力値】A
【コスパ値】B
【総合評価】A
半兄、全姉がそれぞれ海外G1戦線で活躍。これでもかというくらいスピードを求めた配合で、狙いが明確な点は非常に好感が持てる。馬体の出来も素晴らしい。胴が詰まっていて、距離はマイルでギリギリだろう。それでも、血統の狙いと馬体が合致している点は高評価につながる。四肢は丈夫そうで、しっかりと高野厩舎の調教に耐える素養があると思う。トモの容量も高いレベルにある。緩さが目立つので、そこまで早くから力を発揮するタイプではないと思うが、短距離戦線で古馬になってからも活躍が期待できる良駒だと思う。値段が高い分【総合評価】はAランク止まりだが、資金に余裕がある人はぜひ狙ってみたい1頭だ。皮算用ではあるが、活躍して種牡馬になったらかなり人気を集めそうな配合である点も付言しておきたい。
・アヴァンポップ
74マジックリアリズムの22
(マインドユアビスケッツ(ディープインパクト)、メス、鹿、02/13、2,800万円、70万円、高柳大輔)
【耐調教値】A
【血統】A
【早勝値】B
【潜在能力値】B
【コスパ値】A
【総合評価】A
初仔。母系は非常に優秀で、母の繁殖能力には期待が集まる。本馬は初仔ということで、そこまで大きな馬体ではないが、上手く育てば400キロ台半ばくらいにはなってくれそう。馬体はしっかりしている印象で、特に四肢は綺麗に整っていた。2月生まれにしては緩さが残っているので、仕上がるのは秋ごろか。スパっと切れるというよりも、長く良い脚を使うイメージ。適性は芝のマイルあたりだろう。トモの容量は水準をやや上回る。重賞戦線に乗れるかどうかは別にして、毎回しっかりと掲示板を確保してくれそうな堅実さがイメージできる。この価格であれば十分狙っていい範囲だと思う。
・セラトーン
50シェイリーンⅡの22
(Saxon Warrior、Rip Van Winkle、牡、鹿、1/10、尾関知人、3,600万円、9.0万円)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【コスパ値】A
【総合評価】A
これは面白い。血統的にはかなり重厚で、ちょっとスピード不足なのかな、と思っていたが、動かすと意外と素軽い脚さばきだ。四肢の角度は綺麗で、強い調教にも耐えられそう。1月生まれということもあるが、後肢に緩さも感じない。これなら、早めから力を発揮してくれることだろう。何よりも、トモの容量が素晴らしい。完成された時には、ほれぼれする馬体になっていそうだ。脚が短く、距離はあまりもたないだろうが、短距離戦線で十分活躍を見込める馬だと思った。この価格であれば、積極的に狙って損はないと思う。父の産駒は思ったほど活躍できていないが、本馬がその名声を一段上げてくれるかもしれない。
■土曜新潟2R(芝1400メートル)
・カロローザ
71エスティタートの22
(ナダル、ドリームジャーニー、牝、鹿、2/9、松永幹夫、2,800万円、7.0万円)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【コスパ値】A
【総合評価】A
短距離で活躍した母9歳時の3番仔。血統的にちょっと地味だが、重厚な母系と、硬さのある父とのバランスは、意外と好印象だ。馬体面の出来も良い。四肢の角度はとても綺麗で、しっかり調教を積んでいけるだろう。母系が出ていると嫌だな、と思ったが、後肢の踏み込みが力強く、父の良いところを受け継いでいるようだ。これなら、早めから本領を発揮してくれることだろう。トモの容量も素晴らしいものがある。血統が発表になった段階ではさほど期待していなかったが、ここにきてかなり評価が上がった1頭だ。人気はないだろうし、2頭目、3頭目で狙えるならかなり嬉しい。クラシックというタイプではなく、芝ダート問わずにマイルまでの距離でしっかり賞金を稼いでくれるイメージで検討を。値段も抑えられているので、積極的にオススメしたい良駒だ。
・バレドラパン
9クードラパンの22
(モーリス、ダイワメジャー、メス、鹿毛、3月1日、60,000円、3,000万円、奥村武)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】C
【潜在能力値】S
【コスパ値】A
【総合評価】A
短い尻尾で人気だった母の3番仔。ドレフォンが留まらずに、父とのカップリングとなった。血統面ではさほど目立たないが、馬体を見て正直驚いた。とにかくトモの容量があまり見ないほど高いレベルにある。後ろだけではなく、胸囲の数字に表れているように、前の造りも素晴らしい。全体の造りや歩様から短距離を主戦場とすることになるだろうが、この馬体からどんなパワーが繰り出されるのか今から楽しみだ。四肢は丈夫そうだし、値段もこの出来であれば安く感じる。一つだけ残念だったのは、後肢がかなり緩いこと。あまり早めから能力全開とはならないかもしれない。それでも爆発力が期待できる馬体だけに、積極的に候補に入れたい1頭だ。
・カルミアクラウン
86ライラプスの22
(サトノクラウン、フレンチデピュティ、メス、鹿毛、3月16日、40,000万円、2,000万円、吉岡辰弥)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】B
【コスパ値】A
【総合評価】A
母20歳時の産駒。流産が続き、3年ぶりの産駒となった。血統面では硬軟のバランスが優れている印象。爆発力こそないものの、芝のマイル路線でも通用するスピードがありそう。馬体面では今まさに成長期という感じの前が勝った造りに映る。これからトモがしっかりしてくれば、より馬体を上手く使えるようになるだろう。そんな中でも後肢の踏み込みは力強い。早めから力を発揮してくれそうで、牝馬であることを考えればこの点は非常に魅力的だった。トモの容量は水準。大活躍を期待するのは酷かもしれないが、この値段であれば十分にペイ出来ると思えるし、健康そうな馬体を合わせて考慮すれば、コンスタントにレースを使って楽しませてくれそう。大物感はないが、ここにきて母のパーソナルベストの産駒となるのでは?と予感させる。総合的に考えてオススメ出来ると判断。【総合評価】はAランクとした。
■土曜新潟3R(ダ1200メートル)
・リッスンクロース
29セレナズヴォイスの22 ▲両飛節OCD除去手術
(ルヴァンスレーヴ、Honor Code、牝、鹿、2/8、林徹、2,400万円、6.0万円)
【耐調教値】B
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【コスパ値】A
【総合評価】B
本クラブで募集されながら、未出走引退となった母の2番仔。一つ上の兄(父オルフェーヴル)は馬体が小さすぎたが、本馬は打って変わってしっかりした馬格に出た。血統面では母系の優秀さが目立つが、父母の相性という点では、狙いがイマイチはっきりしないと感じた。馬体を細かく見ていくと、左前肢が少し湾曲していて、その点はマイナスに。後肢の緩さはあまりなく、OCD除去の影響も感じない。トラブルさえなければ早めから力を発揮してくれそうだ。トモの容量は素晴らしいものがあるので、脚元に注意しながらしっかり鍛えていくことで素質開花を目指したい。最初は芝で、その後はダートで、と適性を探りながらのレース選択になりそう。値段が安いので狙いは立つが、総合的に判断して大活躍を期待するほどの出来にはないと感じるので、【総合評価】はBランクにとどめた。2頭目、3頭目で検討したい馬だ。
・アートレスマインド
84リチュアルローズの22
(マインドユアビスケッツ、ゴールドアリュール、牡、栗、3/10、坂口智康、2,600万円、6.5万円)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】B
【潜在能力値】A
【コスパ値】A
【総合評価】A
ダート短距離で2勝を挙げた母。産駒が競走馬になるのは本馬が初めてになりそうだ。血統的にはダート狙いは明白。母は短距離オンリーだったが、父がマインドユアビスケッツに変わって中距離までは守備範囲としそうだ。馬体面はなかなかの出来にあった。四肢の角度は綺麗で、しっかりと調教を重ねられそう。後肢の踏み込みは頼りないが、解消に向かっていると思われるので、ダートの番組が充実する秋口を目指して調整する分には問題ないだろう。トモの容量が素晴らしく、十分スピードを発揮してくれそうだ。この価格であれば狙って損はないと思うし、ダート馬枠で積極的に検討してもいいと思わせる良駒。血統段階では期待していなかったが、馬体を見て印象がガラっと変わった1頭。大穴的にオススメしておきたい。
■日曜札幌5R(芝1800メートル)
・ファイアンクランツ
114カラフルブラッサムの22
(ドゥラメンテ(ハーツクライ)、牡、鹿、03/29、5,000万円、125万円、堀宣行)
【耐調教値】B
【血統】B
【早勝値】C
【潜在能力値】A
【コスパ値】B
【総合評価】A
様々な産駒を送り出す父だが、成功例に照らすと本馬はずれる印象。とはいえ、半兄のリレーションシップがルーラーシップ産駒ながら快速ぶりを発揮している点からも、母系のスピード能力は十分だ。馬体を見ると、非常に判断が難しい馬だった。現状でかなり小さいが、400キロ台半ば以上には成長してくれそう。ただ、かなり緩さが目立っており、仕上がりに時間がかかりそうだと感じた。一方で、トモの容量は素晴らしい。時間をかけてじっくり鍛えていけば、かなり良い馬体に成長しそうだ。高額で、デビューが遅いかもしれない。でも、素質は高いものがありそう。この血統で一番狙うべき皐月賞には間に合わないかもしれないが、一発の可能性を秘めた良駒だと思う。
・ブルクトーア
92エルヴァスⅡの22
(Saxon Warrior、Catcher In The Rye、牡、栗、3/2、長谷川浩大、4,400万円、11.0万円)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】C
【コスパ値】C
【総合評価】C
母系はスピードに富んでおり、日本の種牡馬にいかにも合いそうだ。父の産駒が思ったほどの成績を残せていないので、本馬の血統評価はそこまで高くできないが、この母には今後注目していきたい。本馬の馬体面を分析すると、骨格の発達の良さが目に付く。四肢の角度、踏み出しは、募集馬の中でも屈指の綺麗さだ。後肢の緩さも解消されていて、早めから動いていける素養を感じる。一方で、筋肉の付き方は物足りなさがあった。肝心のトモの容量もかなり不足している。丈夫な馬体と、仕上がりの早さを武器に、早いうちに勝ち星を挙げておきたいところ。その後は成長力との戦いになる。現状ではそこまで光るものを感じないので、【総合評価】は厳しく付けた。2勝クラスを突破できるかどうかが、本馬の一つの課題となるだろう。それにしては高額だが。
・ロパシック
3ツルマルワンピースの22
(エピファネイア、キングカメハメハ、メス、栗毛、3月21日、100,000円、5,000万円、
大竹正博)
【耐調教値】A
【血統】A
【早勝値】B
【潜在能力値】S
【コスパ値】A
【総合評価】A
ご存じブラストワンピースの半妹。母14歳時の産駒となったが、なかなかの出来栄えだ。血統面では母系が良く出ていて、パワーのありそうな馬体。サンデーサイレンスが薄くなっている点も好感を抱く。馬体面では四肢が丈夫そうで、しっかり強い調教を課していけるだろう。後肢の緩さはそれなりにあるが、3月生まれとしては許容範囲。極端にデビューが遅くなることもなさそう。何といっても牝馬とは思えないほどのトモの容量がある。潜在能力は最上級の評価をしたい。しっかり鍛えて秋の東京あたりでデビューし、しっかりクラシックに乗ってくる。そんな活躍を期待したくなった。値段は少し高いが、この出来であれば納得できる。母の産駒はこのところあまり振るわないので、人気が落ちてくれればもうけものだ。
■日曜新潟3R(芝1800メートル)
・カラマティアノス
127ダンサールの22
(レイデオロ(ハーツクライ)、牡、鹿、02/25、5,000万円、125万円、奥村 武)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【コスパ値】A
【総合評価】A
初仔。秋華賞出走も果たした母だが、スピード能力という意味では血統的な不安も残る。父の産駒は未知数ではあるが、おそらく母系をいかすような種牡馬ではないかと思っている。本馬も切れ味というよりも持久力勝負が向く印象。馬体面だが、かなり出来が良いというのがファーストインプレッション。まず、父の産駒にしては四肢や歩様が綺麗だし、後肢の緩さも解消されつつある。馬体はこれからちゃんと大きくなってくれる造りをしているので、順調に成長すれば早めから力を発揮してくれるだろう。トモの容量も高い水準にある。父の産駒らしく、首を上手く使った躍動感のある動きにも好感。価格は父の産駒としては高いものの、この出来であれば考えても良い範囲だ。血統的には期待薄と思わせたが、馬体を見て欲しくなった1頭。
・ディアナザール
157ドナウブルーの22
(ロードカナロア(ディープインパクト)、牡、鹿、03/01、7,000万円、175万円、斉藤崇史)
【耐調教値】B
【血統】A
【早勝値】B
【潜在能力値】A
【コスパ値】B
【総合評価】B
全姉のドナウデルタは芝マイル路線で6勝を挙げる活躍をした。血統的にはなるほど母系がスピードに富んでおり、父との相性は良さそうだ。馬体の造りを見ると、骨格の形成が遅いのか、歩様がかなり硬い印象。特に前肢の出はぎこちなく、その点は今後の変わり身に期待したい。後肢の緩さも顕著で、そこまで早くから力を発揮するタイプには見えなかった。一方で、トモの容量は素晴らしい。馬体もまだまだ大きくなるので、血統の良さが出てくる前提で考えれば、完成されたときはかなり見栄えがする馬体に育っているイメージは沸く。斉藤厩舎は調教がハードなので、そのトレーニングに耐えるためにも牧場でしっかり身体をパンプアップさせ、来年秋あたりのデビューを目指してほしい。値段が高いので【総合評価】はBランクにとどめた。
・モルティフレーバー
56チャイマックスの22 ▲左後肢近位種子骨骨折により骨片除去手術
(キタサンブラック、Congrats、牝、鹿、2/5、清水久詞、4,000万円、10.0万円)
【耐調教値】B
【血統】B
【早勝値】C
【潜在能力値】C
【コスパ値】C
【総合評価】C
兄タイセイレスポンス(父ミッキーアイル)が先日の未勝利戦を勝った。母はスピードに富んだ配合で、キズナなんかを付けたらとても合いそう。キタサンブラックとの配合になると、ちょっとダート寄りの印象で、芝のスピードレースにどこまで対応できるかが鍵になるだろう。馬体面では、両前肢が「ハの字」に湾曲していて、ちょっと父の産駒っぽくない感じ。骨格的な弱さが見え隠れする。後肢の踏み込みはかなり緩く、2月産まれということを考えると、成長曲線はかなり緩やかだ。肝心のトモの容量も不足気味。牡馬であれば、今後の変わり身をじっくり見たいところだが、牝馬でもあるし、もう少し早めから活躍できそうな馬を選びたいところ。父をよく知る厩舎に入ったことは評価出来るが、現状だけを見れば物足りなさが先に立つ。見送りが妥当という判断になってしまった。
■日曜新潟4R(芝1600メートル)
・ダンケルド
140カレドニアレディの22 ▲右飛節OCD除去手術
(ミッキーアイル(Firebreak)、牡、黒鹿、02/20、3,000万円、75万円、新規開業)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】A
【コスパ値】B
【総合評価】A
ミッキーアイル産駒には珍しいアウトブリード。姉の活躍からも、母の繁殖能力は一定のものがあると思うが、どちらかと言えばもう少し主張の強い種牡馬の方が合いそうに思った。一方で、馬体は高いレベルにある。四肢はしっかり整っていて、丈夫な骨格が見て取れる。まだまだ大きくなりそうだが、緩さが解消されていて、順調であれば早めから動いていけるだろう。トモの容量も豊富で、かなりのスピードを感じさせる。ダートでも活躍できそうな造りで、馬主孝行な競走馬になってくれそうなイメージ。もう少し価格が安ければ【総合評価】はSランクとしたいと思ったくらい。手術歴はあるが、狙って損はないだろう。
・プロクレイア
154プロクリスの22 ▲さく癖
(エピファネイア(キングカメハメハ)、メス、栗、01/20、4,000万円、100万円、小林真也)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】B
【潜在能力値】B
【コスパ値】B
【総合評価】B
母はフサイチエアデールに連なる名牝系。目立った活躍馬を出していないが、爆発力のある血統ではある。父との相性という点では特筆する点に乏しい。一方で、こういう意外性のあるカップリングから活躍馬を出すのも父の特徴。三振かホームランか、という血統だ。馬体面を見ると、トモの容量に物足りなさを感じた。一方で、管囲は細いものの馬体の造りを見るとまだまだ大きくなりそう。おそらく競馬に使うときは400キロ台半ばくらいにはなってくれるだろう。その成長過程で、どこまで変わってくれるかが問われる。緩さが目立つので、牝馬ではあるものの、時間をかけてじっくり鍛えていく方がいいだろう。
・ルージュレアリーズ
36ラストグルーヴの22
(レイデオロ、ディープインパクト、牝、鹿毛、2/1、6,000万円、15万円、新規開業)
【耐調教値】B
【血統】A
【早勝値】B
【潜在能力値】A
【コスパ値】B
【総合評価】B
東サラが誇る名繁殖。血統的にはケチを付けるところがない。レイデオロのジャッジが現時点で難しいことと、母系が実は少し重いので【血統】はAランクにとどめたが、爆発力は折り紙付きだ。馬体面も丁寧に見ていきたい。まず、右前肢の外向が気になった。この点は注意して調整する必要がありそう。後肢の緩さも残っていて、2月産まれにしては成長が遅めだと思った。歩様には活気があって、トモの容量は素晴らしいものがある。脚元に注意しながら、じっくりと仕上げられれば、活躍してもおかしくない。ただし、このレビューで何度も書いているが、牝馬はデビューが早いに越したことはない。本来であればもう少し早めから行けそうな馬を選ぶべきだと思う。値段が高いのは仕方ないといても、お得感がないのは事実。そうした点を考慮し、【総合評価】はBランクとした。
以上です。【総合評価】Aランクの馬がどんな走りを見せてくれるか、本当に楽しみです。とにかく今週もどの人馬も無事に。
それでは、みなさまご武運を!またブログを書きますね。
カンパイ氏