ものづくりの真髄を、誂え附下の作業現場から。〜その1 アウトラインを作り込む〜 | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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名古屋市中村区大門商店街にある
きもの美濃幸 ラ・クロシェット
の日々の徒然です!

『ものづくりの真髄を、誂え附下の作業現場から。〜その1 アウトラインを作り込む〜』


私の書き記す文章にはよく「美濃幸好み」という言葉が登場します。 これはただ単に在るもののなかから好きなものを選ぶのではなく、好みのものを創り上げていく事に本意があり、そのものづくりの真髄をご縁あった皆さまにお楽しみいただきたいと願っています。


今日は私が日々行っている作業現場をご紹介するなかから、どの様に美濃幸好みを創り上げているのかを知ってもらえたらと思っています。


今回は附下を誂えることに。 


春先に向けての入卒式にてお子様の門出を祝う一着をとお求めになられる方を想定しての制作となります。





Pic.2 ゼロから誂える時もありますが、今回は染め上がりの附下を基に美濃幸好みを創り上げていく事に。 染の川勝さんで出会い、雰囲気がとても好みな矢羽根の一反ですが、入卒式の一着としては色目が玄人好みであり、また柄の分量も多い印象。








Pic.3.4.5 雰囲気を壊さずに柄の分量を調整していきます。 柄やぼかしを手で隠しながらどれをどの様に削ぎ落とし、バランスを取ったら良いかを判断します。








Pic6.7.8 色の粗選びをします。 自身が良いと思うだけでなく、最近のトレンドも考慮しながら、また美濃幸を頼りにして下さるお客様の傾向も考えて選んでいきます。 当店ではカラーチャートは使わず、正絹生地を染色した色見本を使用します。 長年使い込んだ一冊ばかりで、継ぎ接ぎしながら大切に使用しています。





Pic.9 粗選びからサンプル色を生地の上に置いてみます。 候補を挙げて、その色が柄との相性が良いかどうかを判断していきます。 実感には全体がその色になる訳で、そこは過去の経験則からイメージを膨らまし、一番似合う一色を決め込んでいきます。



ここまでが第一段階。 アウトラインになります。 その構想を職先さんに伝えて下絵を描いてもらいます。 その下絵を基に最終稿を作り込む訳ですが、それは今後の投稿にて。


引き続き楽しみにご覧くださいませ。


#附下 #ものづくり現場 #染の川勝 #きもの美濃幸 https://www.instagram.com/p/DUc9m46GEI6/?igsh=NzQ0anI4M3IyN2Uw