きもの美濃幸で承る『丸洗い』の定義とは? 「丸洗いの事を知りたい方、ぜひご覧ください。」 | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

名古屋市中村区大門商店街にある
きもの美濃幸 ラ・クロシェット
の日々の徒然です!

名駅西、名古屋市中村区大門にあります、

着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸

3代目若だんなですウインク

 

きもの美濃幸公式HPはこちらキラキラ

http://kimono-minoko.nagoya/

 

 

にほんブログ村 ファッションブログ 男性着物・和装へ
にほんブログ村

 

上矢印クリックでの応援を、

  よろしくお願いいたします。上矢印

 

 

きもの美濃幸好みのお品を、

全国の皆さまに。

きもの美濃幸オンラインショップ

MINOKO STORE

 

 

31日(水)まで、

 

きものクリーニングキャンペーン

 

開催中ですアップ

 

 

 

クリーニングキャンペーン開催の度に、

ブログに掲載していますが、

とても大切なこと、

 

「きもの美濃幸での『丸洗い』とは。」

 

今回も掲載をさせて頂きます。

 

 

初めての方は、

ご参考のひとつになります様に。

 

何度もご覧の方は、

再度お楽しみ頂けます様に。

 

 

どうぞ、ご覧下さいませ。

 

 

 

ご来店下さいますお客様のご質問や、

 

webを見ていて、

着物ファンの多くが疑問に思っている、

 

「丸洗い」ってどこまでが丸洗いなのか?

 

そもそも「丸洗い」って何??

 

という疑問&質問。

 

 

確かにその通りで、

 

丸洗いに出されるお客様はもちろん、

もしかしたら、私たちの業界の人も、

ハッキリとした定義を持っている方は

少ないのかも知れません。

 

 

標準価格加工の範囲に関しては、

其々のメーカーさまや、

職人さんがされる事なので、

 

業界としての定義付けをする事は

難しいのかも知れません。

 

 

ただ、

 

「なんで他は〇〇円なのに、

  きもの美濃幸は△△円なの!?」

 

というお声も耳にしますので、

 

きもの美濃幸として、

丸洗い」を承った際の「加工の範囲」を、

お客様に明示するべきだと思います。

 

 

きもの美濃幸と、

当店が悉皆全般をお願いしている、

おおつき工芸との間での共通認識、

 

丸洗いの定義」は、

 

一言で言ってしまうと、

 

「 着用の際に付いた汚れを落とし、

 次回袖を通す時に困らない様に、

 綺麗してお納めする。 」

 

事です。

 

 

そのために掛かる仕事は、

一部例外(余りにも酷いシミなど)を除き、

すべて料金の範囲内で、

させて頂いています。

 

 

きもの美濃幸で、

「丸洗い」という加工をお承りした際は、

 

まず、

 

 

1、お預かりした着物を一点ずつ検品。

 

をします。

 

 

汚れの状態はどうなのか。


溶剤を使って丸洗いをしていいものか。

 

丸洗いに耐えうる状態なのか。

 

などといった事を、

 

きもの美濃幸でお預かりした際と、

おおつき工芸に着物を渡した際の、

2回チェックする様にしています。

 

きもの美濃幸で承る際は、

お客様と一緒に着物を前にして、

 

シミや汚れの確認、

どこまで綺麗にするのかなどを、

相談しながら決めています。

 

 

そして、

 

 

2、溶剤を使ったドライクリーニング。

 

 

おおつき工芸さんに、

当店がお願いしている「丸洗い」では、

「一枚ずつ」専用の洗濯機で、

洗ってもらっています。

 

ただ、

着物ファンの方ならご存じのとおり、

 

ドライクリーニングでは、

皮脂・ファンデーションなどの、

油性の汚れ」は落ちるのですが、

 

汗や水のシミといった、

水性の汚れ」を落とす事が出来ません。

 

 

なので、

きもの美濃幸とおおつき工芸では、

 

ドライクリーニングの前と後、

 

 

3、すべて検品をし、

汗等の水性汚れの部分を水洗いをする。

 

様にしています。

 

 

ここはもしかしたら、

「丸洗い」という定義を大きく分ける、

ひとつの指針となるのかも知れません。

 

 

そして最終段階、

 

 

4、シワ伸ばし~プレス加工~最終検品。

 

を経て、皆様の元へのお届けになります。

 

 

シワ伸ばし~プレス加工も、

仕上げをふんわりとする為に、

 

それぞれのきものに合わせた加減をし、

最後まで抜かりない様に気を配り、

仕事をして頂いています。

 

 

再度書きますが、

きもの美濃幸、おおつき工芸では、

 

着用の際に付いた汚れを落とし、

次回袖を通す時に困らない様に綺麗にする。

 

事を丸洗いの定義にしているので、

ドライクリーニングと汗部分の水洗いは、

必ずセットで行っています。

 

 

その分、

お客様にご提示する価格は、

高くなってしまうのですが、

 

水性の汚れというものはとても厄介で、

その時は見えなくても、

 

何年、何十年の時を経ると、

その部分は黄変し、

 

そして黄変を直すには、

その何倍もの費用が掛かり、

最悪の場合、直せなくなる事もあります。

 

 

綺麗にしたはずなのに、どうして。。。

 

 

という、悲しい事が無い様に、

 

もちろん、人がする事なので、

100%という保証はどこにもないのですが、

 

大切なきものをお預かりした以上、

 

何十年先も、

最後まで責任を持って出来る加工をする様、

当店でもおおつき工芸でも心掛けて、

仕事をしています。

 

 

以上の内容が、

きもの美濃幸で行う、

丸洗いの範囲&定義」になります。

 

 

私たちはもちろんですが、

それ以上に、

 

おおつき工芸の大槻健一朗さんは、

本当に真面目な職人さんで、

 

直接お逢いする事のないお客様から、

お預かりする着物だからこそ、

絶対に間違いを起こしてはいけない。

 

という固い信念を持って、

毎日、毎時、

皆様のきものと向き合ってくれています。

 

 

おおつき工芸に丸洗いを出すと、

着物が着やすくなって戻ってくる。

 

というのは、

お客様から多くお聞きする生のお声。

 

 

きもの美濃幸も、おおつき工芸も、

精一杯の心を持って、

皆様の大切な着物をお預かり致しますので、

どうぞ、安心してご利用ください。
 

 

最後に余談ですが、

 

きもの美濃幸以外のお店に

丸洗いを出される時は、

 

以上の「丸洗い」の範囲を、

事前に聞いておくと良いと思います。

 

 

もし、

ドライクリーニングしかしない場合は、

 

着用された着物であれば、

必ず水洗いをする事をお勧めします。

 

 

特に、単衣や暑い季節に着て、

沢山汗をかいた着物に関しては、

なおさらの事です。

 

 

きもの美濃幸の丸洗いなど、

悉皆関係のお仕事をして下さっているのは、

先述のとおり、「おおつき工芸」さま。

 

 

その悉皆仕事をして下さっている、

 

 

大槻健一郎さんは、

私と同い年ですが全く違う道を歩み、

 

でも、

その根底の「着物に対しての想い」は同じ、

大切なお取引先様であり、パートナーです。

 

ぜひ一度、大槻さんの仕事をお試し下さい。

 

 

皆様の大切な着物たちが、

末永く、世代を超えて愛されていきます様に。

 

名駅西、名古屋市中村区大門にあります、

着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸

3代目若だんなでしたウインク


にほんブログ村 ファッションブログ 男性着物・和装へ
にほんブログ村