名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
着物専門店＆男着物専門店きもの美濃幸 、
3代目若だんなです
きもの美濃幸公式ＨＰはこちら
クリックでの応援を、
よろしくお願いいたします。
《きもの美濃幸の一品をオンラインで》
MINOKO STORE
２０２３ 美濃幸好みの夏帯紹介
その1 栗山工房 ムガシルク 唐花円文
今日ご紹介する一本は、
老舗名店の遊び心を感じる、
素敵な夏帯です。
京友禅の名店「染の川勝」さんが手掛けた
夏九寸帯(名古屋帯)です。
多くの方にその名を知り、
いずれは川勝さんのものをと思われている方も、
決して少なくはないはず。
確かな仕事が心を惹く、
ものつくりをされています。
波間を泳ぐ魚たちの様子を
楽しそうな雰囲気と共に描いた一本。
ろうけつ染で仕上げた一本なのですが、
水彩画の様な雰囲気が活かされており、
筆の刷毛目や手描きの揺らぎなどが
とても美しく表現されています。
またお太鼓や前腹部分には
所々魚の目に刺繍が施されており、
立体感ある仕上がりも感じて頂けます。
前腹の様子はこちら。
染帯らしく、別腹になっています。
柄の雰囲気はお太鼓の同じ。
見ているだけで、
楽しい気持ちにされくれる、
そんな一本です。
網代模様と魚紋。
どちらも古典的な文様になりますが、
川勝さんの手に掛かると古典柄の良さを活かしつつも、
どこか楽しくポップな空気感を
感じさせてくれるところが不思議。
先にも書いた通り、
長年、確かなものつくりをされ、
真摯に染め物を仕上げてきたからこそ、
本当の遊び心を宿せる一品を、
創り上げる事が出来るのだと、
私は感じています。
染の名店の品格と遊び心を、
共にお楽しみ下さいませ。
《掲載商品のご購入はこちらから》