名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸 、
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先週の日曜日のこと。
5時に起きて車に乗り込み、
向かった先は、石川県金沢市。
目的はこちら。
兼六園横に在る、
国立工芸館です。
行われている企画展は、
ポケモン×工芸展
日本を代表するサブカルチャー、
ポケモンと、
日本が誇る伝統工芸士のコラボ。
この企画展を知った時、
ポケモン好きの子どもたちの前に、
私が行きたくなってしまいました![]()
会場前のマンホールもポケモン仕様。
かなりの行列という事は覚悟しており、
開場30分前には到着していましたが、
すでに大行列でした![]()
程なくして入場が叶い、
あとは、
ポケモン×工芸の世界観へ。
イーブイと
サンダースは、
金工芸作品として。
コイキング、
ゼニガメは、
陶芸作品として。
私の専門、染色部門では、
琉球紅型の若き作家、
城間栄市さんが二着仕上げてありました。
同じ型紙を使い、
ひとつは紅型して、
もうひとつは藍型(えーがた)として、
どちらも素敵な染め上がりです。
他、染織作家の作品としては、
江戸小紋と、
糸目友禅の一着も展示されていました。
なかなか充実した展示内容で、
約1時間、お腹いっぱいになって、
会場をあとにしました。
この企画展。
何が面白いかは人それぞれですが、
私が一番楽しく思ったことは、
日本の伝統文化の本流をいく、
人間国宝も含む伝統工芸士たちが、
サブカルチャーであるポケモンと、
ど真剣に向き合い、
ものつくりをされていること。
実に遊び心の溢れていて、
また、世界的にも誇れる技術者が、
アートの様にポケモンを表現するところに、
楽しさが溢れていました。
なので、
出来上がった作品はさることながら、
デッサンやデザイン画を見ていると、
笑顔が溢れてきます![]()
自分が持てる技術と感性の赴くまま、
「最高に楽しい物」を創り上げる事に、
一心に取り組む様子が目に浮かびます。
そして産み出された一品には、
アニメで見るポケモンを超越した、
息遣いを感じました。
アートというには堅苦しく、
「気軽にポケモンを楽しみなよ。」
という作者の想いが自然と伝わります。
それにしても、絵が上手い![]()
(当たり前(笑))
今回展示されていたものが、
「工芸」の範疇のものなのか、
「工業製品」の範疇のものなのか、
はたまた「アート」なのか。
私にとっての工芸とは、
日常に使う、身近にあるものなので、
一部はアートの範疇に入る物や、
工業的なものもありましたが、
それであっても、
それぞれの作者が向き合った想いというものが、
私にとっては大切な要素。
当店に置き、掛ける一品たちも、
そんな本気の遊び心を持ったものを、
扱い続けたいと思える、
素敵な機会となりました。
ものつくり大国日本が誇る伝統工芸。
それがこれからの世にも残り続け、
次世代へと繋がっていく事を、
願うばかりです。






















