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こちらは純国産の有松鳴海絞の浴衣地。
大変まどろっこしく、変な言い方ですが、
括りの工程から染色、仕上げの工程まで、
一反の浴衣地を仕上げるすべての仕事を、
有松鳴海地区にて行っている、
純国産の有松鳴海絞の浴衣地になります。
このことに関して、
詳しい内容を述べるのは、
ブログでは控えますが、
(実際にご来店下さった方にはお話ししています)
この様な有松鳴海絞りの一品は、
もう見かける事がなくなる可能性が大きいです。
本一反を制作して下さっている染屋さんも、
来年には廃業されるとのこと。
私が知る限り、
板締めではない細かな図案を染め上げる、
縫い絞りをされている染屋さんは、
この一軒のみなので、
我々、業界のものであっても、
来年以降は手に取る事が出来なくなるかもしれない、
大変貴重な一品となってしまっています。
という、
目を背けたくなる様な現実はさておき、
こちらの一反は、
実に有松鳴海絞りの浴衣らしい、
すばらしい染め上がりの一反。
麻の葉模様と、
亀甲模様を組み合わせた図案ですが、
その絞りの風合いや、
とても手仕事とは思えない、
精密な柄の配置もさることながら、
亀甲に挿された薄灰色が、
肝となる挿し色となり、
品のある仕上がりとなっています。
この一色が大切で、
もしこれがないと、
ただの藍色の絞り浴衣となってしまい、
どこか野暮ったさが出てくるのですが、
見えるか見えないか、
その絶妙な挿し色を加える事で、
着姿全体の品格を高めてくれ、
浴衣らしさと、らしからぬ雰囲気を、
ともにお楽しみ頂ける一反へと、
昇華させてくれています。
絞りらしい、
手仕事の美しさや、
どこか括り手の息遣いを感じる、
愛おしさが満載の一反。
夏を楽しむ一着として。
また、そうした仕事が施された一着を、
身に付ける楽しみを共に感じ、
いつまでも手元に置いておきたい、
そんな一着になればと願っております。
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有松鳴海絞り浴衣「亀甲に麻」





