名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸 、
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過日ご依頼を頂いた、
とても可愛らしく楽しいお仕事をご紹介します。
※お客様にご了承を頂き投稿をしています。
幼稚園の園長先生からのご依頼。
「卒園式に袖を通す私だけの一着を。」
というお話しから、
お母様が誂えて下さった色無地に、
三つ紋の幼稚園園章と、
園長先生のニックネーム「トマト先生」から
トマトの袖紋を入れさせて頂きました。
仕立て上がりの色無地だったので、
紋入れはかなり難しく、
若干中心線がずれてしまいましたが、
お客様ともお話をした上でご了承済。
無事、当日に間に合う様に、
仕事をお納めする事が出来ました。
今回の仕事をお受けするにあたり、
私が注意して取り組んだ点は以下の2点。
まず一つ目は、
色無地の上、
そして壇上でお召しになられるという事なので、
刺繍紋の大きさは通常よりもふたまわり程大きくし、
縁取りも金駒刺繍を入れて仕上げました。
こうする事で刺繍紋が目立ちますし、
「卒園式のためだけの一着」として
存在感が一気に増してきます。
二つ目は、
園章・トマトの柄共にポップな雰囲気ですが、
刺繍は手刺繍で入れてもらい、
きもの屋として間違いのない仕事をしました。
お値段などを考えると、
機械刺繍の方が安価にお納め出来ますが、
この一着は「ハレの日を彩る一着」。
そこを手を抜いてしまっては、
すべての価値を失ってしまいます。
私が間違いのないと思う職人にお願いをし、
きもの専門店として確かな仕事を通すだけで、
程よい遊び心を含んだ品格を
その一着自体がまとう仕上がりになります。
後日、お客様からご連絡を頂き、
卒園式当日は大変好評との事で、
それが一番の喜びに。
私の様なきもの専門店としての仕事の深みは、
すべて、経験がものを言います。
この様に当たり前ではない仕事を頂き、
緊張感をもって取り組ませて頂けるなかで、
自分自身のきもの屋としての自信を、
頂けている様に感じています。
まずもって、
仕事を頂ける事に感謝をし、
こうした誂えの仕事を重ねながら、
より幅広いご提案が出来るきもの屋に
なっていきたいと思います。
S様、誠にありがとうございました。
そして、卒園された皆さま、
誠におめでとうございます![]()
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