名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
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あれもこれもご紹介したいものばかりで、
気ばかりはやってしまい、
すべてご紹介しきれませんが、
「これ！！」というものは、
確実にご紹介したいというもの。
今日の一品は、
そんな価値を持った一反たちです。
それがこちら。
東郷織物さんが手掛けた「綿さつま」。
木綿織物の最上級です。
宮崎県都城に機をもち、
独自の世界観を今なお織り続けている、
東郷織物さん。
大島紬の機屋として有名で、
どれも素晴らしい織り上がりですが、
その中でも私が特に気に入っているものは、
「夏大島」と「綿さつま」。
お客様から「夏の紬」と言われれば、
東郷織物さんの夏大島は、
必ず選択肢のひとつに入れますし、
良い木綿織物と言われれば、
綿さつまも必ず選択肢のひとつに入ります。
「綿糸を使いつつも、
絹織物の様な生地感と、
そして光沢感を表現したい。」
そんな想いをもって、
創業者である永江明夫氏が考案したものが、
この綿さつまであり、
その他にはない風合いに感動し、
友人で会った武者小路実篤氏が、
「誠実無比」という証紙をしたためたという、
歴史に残る織物のひとつとなっています。
こちらの二反は、
その綿さつまの技術を盛り込み、
織機で織り上げたもの。
上記の様な手織りの綿さつまと比べれば、
風合いも質感も違ってきますが、
それでも東郷織物さんの名前を付け、
世に出されている一反たち。
木綿とは思えない光沢感や、
木綿らしい柔らかな質感は、
ぜひ、着物ファンの皆さまに、
お試し頂きたい価値を持った織り上がりです。
こちらは期間限定の一品。
ご興味のある方はぜひ、
その風合いをお楽しみ頂けたらと思います。
名駅西、名古屋市中村区大門にあります、