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昨日はいつもより一日早く、
京都に向かいました。
その理由は、
古くからお世話になっている問屋さんの、
社長様が急逝されたから。
最後のお別れをしてきました。
享年57歳と、
まだまだこれから呉服業界を、
牽引されていかれたであろう、
エネルギッシュな社長で、
私なんかは恐れ多くて、
近寄りがたい印象がありつつも、
時折見せる人懐っこい笑顔を拝見しては、
素敵な方だなと日々思っていました。
この問屋さんとは長年のお付き合いで、
祖父の代からお世話になっています。
当時から担当をされている方は、
昨年退職をされましたが、
新入社員の頃からうちに通ってくださり、
染の逸品を納めて下さっています。
そして、その方に代わり、
昨年から担当して下さっているのが、
お亡くなりになられた社長のご長男。
次期社長が、修行を兼ねて、
足を運んでくれていました。
25歳のご長男。
葬儀告別式では立派に喪主を務めあげ、
最後の挨拶でもご自身の言葉で、
決意を述べられていました。
彼にとっても突然すぎる事で、
まだ何かを考える余裕さえない日々を、
きっと過ごしている事と思いますが、
その中で彼の口から紡がれた言葉を聞いて、
私も微力ながら、老舗問屋を支えていき、
彼の力になればと、決意をしました。
式にはこの様ないでたちで。
薄墨色の夏御召の長着に、
博多織の紫色系の角帯を結び、
羽織紐は黒の玉が付いたものを。
羽織は黒の紋紗羽織を羽織りました。
最礼装ではなく、略礼装になりますが、
私の立場ではこれくらいの礼装感が、
良かった様に感じています。
強いて言えば、
羽織紐を黒の組紐にして、
帯をもっと黒系の無地にすれば、
より一層、私らしい装いになりますが、
これは次回への宿題として。
最後のご挨拶をしたいという思いだけは、
しっかりと込めて袖を通しました。
最高気温が40℃近くになった、
酷暑の京都でしたが、無事見送る事が出来、
ほっと一息というか、力が抜け、
帰路の途中、
大津サービスエリアで車を停めると、
琵琶湖の夕焼けが心に沁みました。
日々、笑顔を大切にして、
家族や大切な人と過ごす時間を大切にして、
お客さまとの出会いに感謝をして。
当たり前の様に重ねている毎日こそ、
本当に有難い事なのだと痛感する別れ。
その事を肝に銘じて、
今を大切に生き、
商いを重ねていきたいと思います。
今までありがとうございました。
どうぞ安らかにお眠り下さいませ。
名駅西、名古屋市中村区大門にあります、


