名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸 、
3代目若だんなです![]()
きもの美濃幸公式HPはこちら![]()
クリックでの応援を、
よろしくお願いいたします。![]()
快適に、涼しげにマスク生活を過ごす![]()
&「絞り生地マスクケース」
好評、販売中です![]()
![]()
先週に引き続き、
美濃幸好みの振袖を、
ご紹介したいと思いますが、
今日は本年最終営業日。
いつも通りですが、
いつもと少し趣を変えた一品を、
皆さまにご紹介したいと思います。
本袋帯 「川島織物 遺宝円文」
創業200年を間近に迎えようとしている、
西陣織の老舗名店「川島織物」さんが手掛けた、
本袋帯の一本です。
帯の左下に織り込まれている、
「軍配」と「3本線のかいきり線」は、
老舗の証。
写真でも伝わると思いますが、
上品な金箔の輝きと色遣いが、
格調の高さを演出してくれています。
同じように見える金でも、
何種類もの金糸を使い帯を織り上げているので、
独特の深みのある帯に織り上がっています。
そしてこの一本は、
織り方の特徴として、
「本袋帯」
として織り上げられています。
本袋帯とは、
その名の通り「本当の袋帯」の事。
袋帯は元来、
「袋状に織り上げられた帯」の事で、
表地も裏地も一緒に、左右の縫い目なく、
袋の様に織り上げられたものでした。
この帯も良く見てみると、
表地と裏地の境目、
左右の耳の部分に縫い目がない事が、
ご覧頂けるかと思います。
現在の多くの帯は、
表地と裏地を別々に織り、
それを縫い合わせるのですが、
この帯の場合、
その縫い目がないため、
結び続けていても、
表地と裏地がずれる事が少なく、
その縫い目が解けてしまう事もありません。
帯としての技巧の難しさだけでなく、
使い勝手も良い本袋帯。
その金糸を使い織り上げられている文様は、
「遺宝円文」と言われる、
正倉院文様に由来を持つ伝統深い文様。
樹下で向かい合う鳳凰の柄と、
樹下で向かい合う、
獅子の柄が織り込まれています。
「花菱文」で囲まれた円文の中で
向かい合う鳳凰と獅子の文様は、
「家庭円満」・「一家繁栄」を表し、
それを願う想いが込められた文様になります。
和装らしく、日本らしい、
着る事で言葉に表さない想いを表現する事が、
きものを着る楽しさであり、醍醐味。
多くの女性が、きものを初めて知り、
袖を通す機会となる、「成人式の振袖」。
そういったお嬢様だからこそ、
きものの醍醐味を知って頂けるきっかけとなり、
皆さまお一人ごとに相応しい一着と共に、
素晴らしいひとときをお過ごし頂けたらと思います。
《掲載商品のご購入はこちら》
名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸 、
3代目若だんなでした![]()






