柔らかな絹味を織り段のなかに感じる。「廣瀬草木染織工芸 飯田紬『格子』」 | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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暖かにマスク生活を過ごす音譜

 

きもの屋が作る暖か冬マスク

 

 

絞り生地マスクケース

 

 

先週、

栗山吉三郎の九寸を合わせた、

格子柄の紬。

 

今日はそちらの一反を、

ご紹介をしたいと思います。

 

 

優しい色目を持った、

一見無地に見える反物、

 

長野県飯田市で創作活動をされている、

広瀬草木染織工芸の「草木染飯田紬」です。

 

 

長野県飯田市がある「伊那谷」は、

古くから生糸をつくる養蚕産業、

殖産興業が発達した地域。

 

明治時代の殖産興業の時期は、

この伊那谷で生産された生糸が、

世界中で絶大な評価を受けて輸出され、

日本の近代工業化の礎をつくりました。

 

 

そんな素晴らしい業績を積み上げてきた

この伊那谷~岡谷周辺も、

商業ベースで生産が出来ている織元、

メーカーは、残念ながら数えるほど。

 

 

しかしそんな現状でも、

この広瀬草木染織工芸さんは、

その豊かな自然を活かした製品を生産、

世に出し続けておられます。

 

詳しくはこちら絹味を追い求めて。

 


 

数年前に産地勉強会の際、

 

広瀬さんは、

絹本来が持つ風合いをそのまま織り上げ、

一反の反物にされる事を、

ご自身の一生の仕事とされており、

 

その広瀬さんのお言葉で言うところの、

 

「絹味を活かす。」

 

至高の織物を、

今なお試行錯誤されながら、

日々製織されています。

 


 

織り上げる際に経糸を極限まで緩め、

全身を使って緯糸を打ち込んでいく事が、

廣瀬さんが手がける織物の特徴。

 

そのため、反物の端を見ると、

耳がそろってはおらず、

それが絹本来の風合いが活きている

大切な証となっています。

 


写真では伝わらないのですが、

この反物をギュッと握った際に

手のひらから感じる風合いが、

広瀬さんが追い求めている

絹味」である事を実感。

 

 

草木のみで染め上げた糸を使い、

その優しい色合いと相まって、

他にない織物となっています。

 

 

ご来店の際は、どうぞ遠慮なく握りしめ、

その風合いを手のひらから、

廣瀬さんの想いと共にて感じて頂けたら、

何よりのことと思います。

 

 

春に心地好い色合いで織り上げ、

また日常のなかで、

きものを肩の力を抜いて袖を通す、

そんな場にこそ活きる、飯田紬の魅力。

 

 

多くの方に感じ、

お楽しみ頂けたらと思います虹

 

 

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