個性と力を兼ね備えた角帯を。「岡本隆志 型絵染 角帯『幾何学』」 | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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昨年春に開催をしました、

型絵染 岡本紘子展」に先立ち、

 

紘子さんのご主人様であり、

同じく型絵染作家である「岡本隆志」さんに、

美濃幸オリジナルの角帯を、

制作して頂きました。

 

 

その一品をご紹介する記事を、

以前にも少し書いたのですが、

私的には未消化感満点だったので、

一年後になりましたが改めて、

角帯をご紹介したいと思います音譜

 

 

岡本隆志 型絵染角帯「幾何学」

 

 

型絵染の人間国宝にして、

日本の工藝を知らしめた偉人、

芹沢銈介」氏の最後の弟子である、

岡本隆志さんの一品です。

 

 

芹沢先生や、奥様の作品からすると、

かなり雰囲気も個性も違う作風ですが、

この世界観が、岡本隆志さんのもの。

 

師の教えから昇華された世界観が、

見ていると心地好さを感じさせてくれます。

 

 

こちらはもともと、角帯の図案ではなく、

九寸用に作った型から角帯用に、

アレンジを加えて頂いたもの。

 

 

なので、未仕立ての今の状態は、

九寸用の帯幅になっており、

 

 

これに裏地を付けて、帯芯を入れて、

お好みの角帯幅にして誂えて頂けます。

 

 

帯の中心を境に、左右同じ図案ですが、

配色を逆にして染めて頂いたので、

上の写真は、向かって右側の半分。

 

左側を角帯幅に仕立てると、

この様な雰囲気になります。

 

 

配色が変わるだけで、

全く違う一本に見えるから不思議!

 

二本分の角帯を取る事が出来ます。

 

 

「もともと九寸なら、女性用でも良いの?」

 

とご質問を頂く事もありますが、

仕立て上は可能ですが、

この幾何学の柄はお太鼓と垂先のみに。

 

角帯用に胴巻きの部分は、

無地に染めて頂いたので、

女性の場合はこの様な無地色が、

前腹に来ます。

 

 

角帯に仕立てる場合、

これに帯裏を付けて仕立てるのですが、

先にも書きました通り、

今は未仕立ての状態でありますので、

 

もしご縁があったお客さまの、

お好みの色に染める事が出来ます。

 

 

↑は、帯地と同じ、

赤城の座繰り糸で織り上げた、

帯地の白生地。

 

これを染めて、帯に合わせて、

お誂えをします。

 

 

ブログで何度も書いていますが、

男性用のきものといえば、

色柄とものシンプルなもの、

もしくは、昭和感が否めないものが多く、

 

きものをファッションの選択肢として、

楽しみたい男性の皆さまにとっては、

 

着物は好きだけど、着たいものが無い。

 

というご意見を、

今までも多くお受けしてきました。

 

 

人それぞれに個性があり、

お好みが違うので、

一概にまとめる事は出来ませんが、

 

「男の着物専門店」と謳っている、

きもの美濃幸にとって、

 

出来る限りではありますが、

 

きもの美濃幸らしい男きもの

 

をご提案していきたいと、常々から想い、

それに合うものを誂えています。

 

 

この一本は個性も力も兼ね備えており、

万人受けする一品ではありませんが、

 

この世界観や物が持つ力に惚れ、

こだわりを持って着物を楽しみたい、

男性の下にお届けする事が出来たら、

 

男着物専門店として、

何よりも嬉しいことだと思っています。

 

 

着物が自分らしく楽しめる、

ファッションの選択肢となります様に。

 

 

季節と共に自分らしくお楽しみ下さいませ。

 

 

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