名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸 、
3代目若だんなです![]()
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毎年、その年の最後のブログは、
その一年を振り返ったものを、
書いています。
12月に入った頃から、
何を書こうかと思案しながらいて、
やはり、今年一番感じたことは、
これだと思い、書いたみようと思います。
今年一年、痛切に感じたことは、
「支えの大切さを感じる一年」
でした。
私たち、着物専門店の仕事は、
自分だけではできない仕事。
仕事というものは、職種に限らず、
どれもそうかも知れませんし、
大人として、そう思い生きる事は、
大切な要素なのかも知れませんが、
このブログでは、
着物屋の事に絞って、
書いてみたいと思います。
私たちの様に、
仕入を基に商いをさせて頂いている店は、
そのものを作る作者さんや、
その品を流通に乗せる問屋さんが居て、
はじめて、扱う事が出来るものばかり。
今は産地と小売りが直結して、
商う事も多くなりましたが、
本来は互いの長所を活かしながら、
連携していく事が大切ですし、
幸いにも、当店のお取引先様は、
どれもそれを基本にされている所ばかりで、
私も安心して、仕入れをし、
別注の注文を掛けています。
ただ、この原理も時代の流れと共に、
無くなりつつあり、
今年は、多くの産地や作家さんが、
ものつくりが出来ない現実に直面し、
それ自体を断念されてしまう事を、
目の当たりにしました。
ものを作る方がいなくなれば、
私たちの商いは土台が崩れますし、
それを受け入れるのであれば、
自分たちでものつくりをするしか、
方法が無くなってしまう。
今、目の前に当たり前にある品が、
近い将来、扱う事が出来なくなる事を感じ、
ものつくりを支える事の大切さを、
改めて実感した、一年でした。
そしてもうひとつ、
ものつくりと同じことですが、
当店の着物や帯は、
ほぼ100%未完の状態で、
お客さまと商いをさせて頂いています。
一品をお決め頂いたあと、
その方の寸法に沿って仕立てる、
「和裁」という大切な仕事が待っています。
今年は、その大切な和裁士さんが、
急きょご入院をされてしまい、
仕立て物を段取りする事に、
大変苦心をしました。
仕立てというものは、
単に、寸法通り仕立てる事にとどまらず、
一反の反物を見ながら、
お召しになられる方の好みを知り、
その方が一番着やすく、
美しく見える様仕立てる事が、
とても大切なこと。
着物を知る方、着る事を知る方が縫うと、
本当に着やすくて、美しい着物が、
出来上がります。
急な事態でしたが、
何とかやりくりをしながら、
お納めする事が出来ましたが、
慣れていない事をすると、
今まで以上に時間も手間もかかり、
ストレスになります。
気持ちがわかり合っている方と、
一緒に仕事ができる事の大切さを、
改めて感じる出来事でした。
ものつくり、産地、問屋さん、和裁士さん
どれも、
私たちが商いをさせて頂いて上で、
絶対に欠かすことが出来ない要素。
でも、それは全て、当たり前の事ではなく、
お一人毎が一生懸命に仕事に取り組み、
当たり前の現実を作ってくれている事を、
実感し、危機感を感じた一年でした。
一年の終わりに、
暗い内容で終わるのは本意でないんで、
私が想う明るい未来を書きますが、
産地やものつくりに関しては、
これからも厳しい現状はありますが、
今、私に出来る事は、
しっかりとそのものを見極め、
一点でも多く、仕入れをしていく事であり、
それを2020年も力を入れて、
取り組んでいく決意であるという事!
ご入院されていた和裁士さんも、
無事退院をされ、
「美濃幸さん!仕事待っているよ!!」
と元気にやり取りが出来る様に、
なって下さったという事!!
現実から目を逸らす事無く、
もしそれが厳しい状況であるなら、
自分が出来る事をしっかりと取り組む事。
自分たちがこうして、
日々着物屋をさせて頂けている事に、
心から感謝をしながら、
2020年もしっかりと前を向いて、
走っていきたいと思います。
今年も一年、ありがとうございました。
来年が皆さまにとって、
最良の一年となります事を、
心からお祈りをしております。
良い年をお迎えくださいませ。
名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
