一年前のブログを見返すと、
新装御園座こけら落としと、
高麗屋三代襲名公演の様子が、
アップされていました。
早いもので、あれから一年。
お客様と連れ立って、
口上を観たくて昼の部に行きましたが、
私的にはそのお目当てよりも、
「籠釣瓶」の中で幸四郎さんが演ずる、
次郎左衛門の迫真の演技に魅了され、
心奪われた事を、鮮明に覚えています。
花魁の美しい姿や衣裳、振る舞い、
見た目の美しさは歌舞伎の楽しみですが、
次郎左衛門の心が段々と歪み、
終局で破たんをしてしまうという、
いかにも人間らしい有様を見るにつけ、
綺麗事では片付けられない人情や心を、
さも現実の様に演ぜられる役者さんの、
生き様というか、役者魂を感じる事が、
歌舞伎を観る楽しみのひとつだなと、
私なりに思っています。
昨年は色々と慌ただしく、
この他には5月歌舞伎座の団菊祭しか、
観劇する事が出来ませんでした。
今年は何度、素晴らしい演技に出会い、
魅了される時間を過ごす事が出来るかな。
時間を見つけて、
そんな楽しい時間を創りたいと思います。
