名駅西、名古屋市中村区大門にあります、
着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸 の、
3代目若だんなです![]()
きもの美濃幸のHPはこちら![]()
昨日のブログで予告しましたが、
「自宅での(それも洗濯機)、浴衣の洗い方」
を、若だんな流に解説します。
あくまでも「若だんな流」ですので、
参考にしつつも、自己責任でお願いします。
ブログで何度も書きましたが、
この時期になると、自宅でそれも洗濯機で、
汗かくたびに洗う事は、私には必須事項。
綿や麻が素材の浴衣や夏着物は、
それが比較的簡単に出来ます。
とはいえ、
注意点は色々とありますので、
まずは、大きなチェックポイントをご紹介します。
1、生地自体が仕立て前に、
水で洗える下準備(水通し等)が出来てるか?
2、色落ちは一度チェック!
3、中性洗剤を使おう♪
4、ネットは大きかったら大体OK!!
5、ソフト・5分・1回・1分
6、手アイロンが大活躍♪
7、干すのは物干し竿が理想!
以上になります。
では、ひとつずつ解説をしていきます。
1、生地自体が仕立て前に、
水で洗える下準備(水通し等)が出来てるか?
これは、自宅で水洗い出来るかどうかの、
最大であり、決定的な分かれ目。
下準備が出来ていないものは、
自宅で洗うと、ほぼ100%縮みます。
木綿や麻などの「天然繊維」は、
水に浸かると縮む特性があります。
これは絹やウールも同じ。
反面、化学繊維は縮みにくいです。
私たちが御誂えを承った時、
自宅で洗いたいというお客様の場合は、
必ず「水通し」という、
反物の状態で水に浸けて縮ませる加工を、
行ったのち、仕立てをする様にしています。
一度縮ませておけば、
もうそれ以上は縮みにくくなるので、
この下準備をしておけば、
自宅でも選択可になります。
なので、まずは洗いたいと思う着物が、
仕立て前にこの水通しがしてあるかが重要。
誂えた着物屋さんに聞いてみて下さい。
では、吊るしの浴衣(プレタ浴衣)はどうか?
私が知る限り、仕立て上がりのプレタ浴衣は、
水通しはしていないで、縮みやすいです。
もし自宅で洗う場合は、それを覚悟の上。
もしくは、着物屋さんなどの専門店に、
クリーニングをお願いした方が無難です。
2、色落ちは一度チェック!
これは注染浴衣の様な「染物」の場合ですが、
色落ちをする可能性があります。
下前身頃などの気にならないところで、
一度水に浸けて試して下さい。
もし、色落ちした場合は、
着物専門店にクリーニングをお願いするか、
色移りのしないもの、もしくは単独で、
洗うようにして下さい。
3、中性洗剤を使おう!
続いて、使う洗剤ですが、
私は市販の洗濯洗剤を使用しています。
これは、ネットで見ても色々ありますが、
私は奥さんが日常使っている洗剤を、
そのまま使っていて、今まで問題なしです。
織のものであれば、
弱アルカリ性でも大丈夫かも知れませんが、
中性の方が生地に優しいのと、
これで汚れが落ちなかったことはないので、
私は中性洗剤を使うようにしています。
4、ネットは大きかったら大体OK!!
続いて、洗濯機に着物を入れる時ですが、
ネットに入れた方が皺になりにくいです。
着物専用洗濯ネットも販売されていますが、
私が使っているのは、こちら。
多分、百均で購入したであろう、
大き目の洗濯ネットです。
着物用洗濯ネットも試したのですが、
これに入れる時と大差はなかったのが、
私なりの実感です。
洗濯機で洗う場合の注意点として、
「地衿と共衿に皺がいく。」
事があるのですが、
これは5の洗濯機の設定を変えれば、
まずなる事はない様に感じています。
着物の畳み方も、
本畳みではなく、簡単な袖畳み。
衿に皮脂汚れが付きやすいので、
衿部分がより水に触れる様に畳んでいます。
最近の洗濯機や洗剤は性能がいいので、
そんなことをせずとも、綺麗になると思いますが、
これは、B型の私なりのこだわり![]()
皆さまも色々と試してみて下さい。
5、ソフト・5分・1回・1分
暗号の様ですが、
これは、若だんな流「洗濯機の設定」。
「ソフト」=洗い設定
「5分」=洗い
「1回」=すすぎ
「1分」=脱水
です。
洗い設定や、洗う時間、すすぎ回数は、
お好みによって試してもらえばと思いますが、
一番重要なのは「脱水時間」。
浴衣や綿麻着物は、
脱水しすぎると皺くちゃになります。
洗濯機の機能にもよりますが、
うちの場合は1分が妥当。
持つとかなり湿っているけど、
水は滴らない程度。
が理想です。
これは、皺になりにくくする事もありますが、
6の手アイロンの時に役立ちます。
6、手アイロンが大活躍♪
さて、洗濯も終わり、干す段階になります。
ネットでは「アイロンの掛け方」が、
色々とアップされていますが、
私の様に日常的に着ていることや、
綿や麻の着物を着ている事を考えると、
着物の様に生地の大きなものを、
毎日アイロンかけをしていたら、
それはそれは苦労で仕方ありません![]()
そんな苦労を奥さんにでも頼んだら、、、
想像するだけで恐ろしくなります![]()
なので、私の場合は、
もっぱら「手アイロン」が大活躍。
5の様に水気を多くしておけば、
手アイロンが掛かりやすくなりますし、
大体のしわは着ているうちに伸びます。
上の写真の小千谷縮の場合、
裾の部分が皺っぽく見えますが、
乾くとそれも大体取れ、
着て数十分で気にならない程度になります。
この皺への感度は人それぞれなので、
どうしても気になる方は程度に合わせて、
アイロンをかけてみて下さい。
着物へのアイロンの掛け方
7、干すのは物干し竿が理想!
最後、干し方ですが、
6で皺を伸ばして、物干し竿に掛ける事が、
着物にとっては理想だと思います。
着物ハンガーに干す事も出来ますが、
男の着物の様に裄が長い場合、
袖口の部分が垂れてしまいます。
これを解消してくれるのが、物干し竿!
我が家は設置できる場所がないので、
泣く泣く断念をしていますが、
使える方はぜひ、物干し竿を活用してください。
以上7点が、
「自宅で浴衣・綿麻着物を洗う時の注意点」
です。
これはあくまでも「若だんな流」なので、
他にもっと良い方法もあるかも知れません。
以前にも書きましたが、
自宅で洗えることや、
自分でお手入れ出来る事は、
着物を一層好きになり、
着物をより深く知る事に繋がります。
慣れない事を最初にする事は、
何かと怖い事もありますが、
やってみると以外と大丈夫なことも多く、
何より、度胸がつきます![]()
あくまでも自己責任ですが、
皆さまもぜひお試しいただき、
この夏をきっかけに、
一層着物を好きになってもらえたら、
着物屋として嬉しい限りです。
着物と共にある生活をお楽しみ下さい。
名駅西名古屋市中村区大門にあります、




