帯の個性と長着の力。~琉球絣 夏紬 × 夏名古屋帯「雲」~ | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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先月、ご紹介をしました名古屋帯と、

今週、ご紹介をしました遠景での様子

 

夏紬のコーディネートで、

私が大好きな組み合わせが出来たので、

皆さまにご紹介をします。

 

 

琉球絣 夏紬 × 夏名古屋帯「雲」

 

琉球絣の大柄な格子模様と、

個性を発揮する雲柄の帯の組み合わせ。

 

 

この雲柄の名古屋帯は、

何年か前に別注で誂えた一品で、

ご覧の通りの個性を持っており、

店に掛ける時は、

帯だけ撞木に掛けて飾っていました。

 

その方が様になっていて、

帯の個性をお楽しみ頂けた事と、

正直なところ、

合わせる長着が思いつかなかったので、

単独でのお目見えがほとんどでしたが、

 

今年仕入れをした、

この琉球絣に合わせてみると、

私的に、ドンピシャの組み合わせに。

 

今週のブログにも書きましたが、

互いの個性を活かし、高めあう、

そんなコーディネートになったと思います。

 

 

帯に関しては、

先月のブログをご覧頂くとして、

 

今日は琉球絣について、

少し書きたいと思います。

 

 

その名の通り、

琉球、沖縄で製織されている一反。

 

花織の様な、特徴的な組織でもなく、

芭蕉布の様な、特徴的な素材でもなく、

織り上げた柄も、琉球らしいものでもなく、

 

絹糸の平織で製織されている、

透け感のある夏紬なのですが、

 

その配色やバランスが、

やはり独特の感性に基づいているもの。

 

 

沖縄らしい感性、

沖縄の自然の中で育まれた色世界が、

一反の反物の中に織り込まれています。

 

 

私が好きな、特徴的な色づかいは、

写真では分かりずらいのですが、

縦方向に走る、「水色」の縞柄。

 

沖縄の空の色を想わせる色で、

同じような夏紬を織っている、

新潟十日町のものでは絶対にない、

沖縄の色」が織り込まれています。

 

 

帯〆はあえて色を使わず、

帯に馴染む黒系のものを。

 

帯の個性を活かし、

それが着手の個性に繋がる事が、

今回のコーディネートの肝になるので、

色々と帯〆の色を合わせてみましたが、

やはり、この一本が一番おさまりました。

 

 

帯の個性を活かし、着手の個性を伸ばし、

それを受け止める長着や小物の力。

 

 

着物のコーディネートは、

こうしたそれぞれの物が持つ、

物の力や個性」を合わせる事が、

楽しさのひとつです。

 

 

今回の一品たちは、

どれも職人の手から生み出された、

「手仕事」が前面にあるものなので、

必ず、その力というものがあるのですが、

 

織機のものや機械のものでも、

必ず個性や力は備わっていて、

 

それをバランスを取りながら合わせると、

思ってもいないコーディネートが、

生まれる事があります。

 

 

楽しみながら、自分らしさを加えながら、

 

着物の色合わせや柄合わせを、

お楽しみくださいませ。

 

 

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