織司なかむらの魅力。 | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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3月開催イベント、

織部司の爪しごと。

「爪掻本綴織」服部綴れ工房 作品展

 

詳しくはこちら

織部司の爪しごと。 開催します。

同時開催!「綴れの話。御園座の話。」

服部綴れ工房サロントーク開催します。

 

 

ご存じの方も多い様に、

私は仕事の日は毎日着物を着て、

日々、過ごしています。

 

 

着物を着る様になって約20年。

 

今までの間、

縁のあった生地・素材のものを仕立て、

自分なりに着心地を感じながら、

それをお客様に伝えて来ましたが、

 

着心地が素晴らしいものから、

前評判からすると「??」が付くもの、

 

また、初めは「?」だったものも、

齢を経るうちに大好きになったものや、

その反対のものなど、

 

本当に色々な生地と出会い、

生地たちに楽しませて頂いています。

 

 

そんな数多くあるものの中で、

初めて「これはっ!」と思ったものが、

ひとつあります。

 

それは、

 

「織司なかむら」さんの御召生地。

 

 

出逢ってから15年近くが経ちますが、

その頃よりも一層着る様になった今も、

その時の印象を体が覚えています。

 

 

春の陽気が高まり、

袖を通す機会も増えてきました。

 

 

雑誌などには何度か掲載されており、

ただ、取り扱っている小売店が少なく、

 

当店にも、

 

織司なかむらさんの御召を見たい!

 

というお声はよく届くのですが、

 

10年以上、

私なりに生地と向き合い、付き合ってきた、

なかむらさんの御召の魅力を、

少し書いてみたいと思います。

 

 

織司なかむらさんは、

京都で色出しや柄出しをされている、

個人のお店。

 

当店とのお付き合いは古く、

中村さんが他で修行をされている頃から、

何十年もお付き合いをさせて頂いています。

 

 

生地の一番の魅力は、「着心地」。

 

御召」と名のついた反物は、

とても多く製織されているのですが、

御召緯(おめしぬき)」という、

強撚糸の緯糸を使って織り上げている物は、

数えるほどしかないのが現状です。

 

 

多くの御召は、

経糸は強撚糸なのですが、

緯糸はそれを使わず織り上げていて、

そうする事で作業の手間が格段に下がり、

工賃も格段に安くなるのですが、

 

その分、御召本来が持つ、

しなやかな生地感を表現する事は出来ず、

 

どちらかというと「パリッとした」、

硬めの生地感で織り上がります。

 

 

中村さんが拘り織り続いている、

御召緯の御召」は、

 

緯糸の準備をすることから、

織り上げている時の手間などが、

何倍も掛かるのですが、

 

その手間から生まれる生地感は、

最上の着心地に直結しています。

 

 

織物らしい張りのある生地感

 

上質な強撚糸から生まれる、

しなやかな質感

 

絹らしい上質な光沢感

 

そうしたものが高次元で結びつき、

一反の生地になっていると、

 

日々袖を通していると、

体感レベルで感じる事が出来ます。

 

 

また、糸質や織の工程にも拘り、

一反に仕上がっているので、

 

俗に御召が厳禁とされている、

「水」や「擦れ」にも強く、

 

私が一番長く付き合っている、

中村さんの御召生地は、

先にも書いた15年ほど前のものですが、

今でもバリバリの現役。

 

八掛の裾切れや汚れから、

7回ほど洗い張りをしていますが、

 

月日を重ねるたびに、

しなやかになっていく印象があります。

 

 

上の写真の御召とは7年のお付き合い。

 

こちらも既に3回、洗い張りをしていて、

今現在、八掛が切れ始めたので、

そろそろ4回目の洗い張りの頃です。

 

 

一枚の生地に惚れ込み、

長い月日を共に過ごしていく楽しみは、

 

着物らしく、

日本人らしい楽しみ方だと思いますし、

私はそうした事が大好きな性分。

 

 

「今」の着心地に満足を得ながら、

「未来」に想いを馳せていける事に、

織司なかむらの御召生地の魅力があると、

私は思います。

 

 

中村さんの物に限らず、

そうしたものに触れ、囲まれている事は、

何よりも幸せで豊かなことです。

 

 

皆さまにとって大好きな一品が、

そうしたかけがえのないものであり、

長く、大切な時間を共に出来ます様に。

 

 

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