有松絞を誂える。 | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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名古屋駅西、名古屋市中村区大門にあります、  

着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸 の、

3代目若だんなですニコニコ



ダウン2017年1月 ホームページをリニューアルしましたダウン

       http://kimono-minoko.nagoya/



毎年、季節の変わり目になると、

その季節にあった着物を選び、


手持ちのものを仕立て変えたり、

新しい反物を誂えたりします。



私は着物が、

ファッションの選択肢のひとつだと思っていますし、


だからこそ、着物屋のひとりとして、


値段の高下を問わず、自分に合ったものや、

スタイルに合ったもの一反を選びたいというもので、


いつも、色々と楽しみながら悩み、

そんな一着を選んでいますニコニコ



今夏の準備も、ほぼ完了。



今年は、愛知県の問屋さまが持って来て下さった、

有松・鳴海絞」を、自分のために誂える事にしました。






有松絞は、

愛知県のお住いの方はもちろんのこと、

多くの着物ファンや、絞りフリーク憧れの一品。


私的には、有松絞単体よりも、

有松・鳴海絞」の名がしっくりときます。



江戸時代に、東海道筋にある「鳴海宿」のお土産として、

絞りの手拭いが大人気を博したことから始まった、この絞り。



戦後の高度経済成長期には、

呉服の需要拡大と共に、生産も拡大。


大変に手間のかかる「括り」の仕事を、

海外へと移行したことが、


良い意味でも悪い意味でも、

大きな転換期ではないかと、私は思います。



良い意味でいうと、

日本よりも安価な値段で括る事が出来た事により、


より多くの方が、

絞りの良さを味わう事が出来た事。



悪い意味でいうと、

最も重要な「括り」の技術が産地に根付く事を、

放棄してしまった事だと思います。



あくまでも結果論なので、

どちらが正しいという事は決める事が出来ず、

今の現状を受け止めるしか術はないのですが、


最近の産地の動きとして、

私がとても前向きに応援をしたくなる事は、


絞りを志した若い世代が、

地元に根付き始めた事、


大きな産地問屋さまが、その動きに反応し

地元での生産に、心を向け始めたことにあります。



確かな技術のある「括り手」の超高齢化が進み、


もしかしたら、技術が伝承されるのは、

今が最後のチャンスかもしれないと思うと、


自分たちの風呂敷の広さしかありませんが、

着物に携わり、布に携わる一人として、


そうした動きを応援していきたいと思っていますニコニコ



今回、私が誂える事にした反物も、

そうした「地元」で括りから染色をしたもの。



生地感も、今までのものと違い、

大分、しっかりとしたものになっていました。



横段の絞り柄を、どう合わせていくか、


女将と二人、侃侃諤諤の協議ひらめき電球






仕立て上がりを想像しながら、

反物に向かい、合わせていく作業は、

着物らしい楽しみ方のひとつ。



袖を通す時が、待ち遠しく思います音譜



今回は、実験的な要素も含め、

私の個人用のみの取り扱いですが、

ゆくゆくは、当店でも取扱いたいと考えています。



自分で誂えてみて感じたことを率直に伝え、

同じく「本場有松鳴海絞」をお待ちの皆さまと共に、


一着ずつ誂える事で、

地元の産業を応援することが出来れば、


そして何より、


絞りのファッション性を、

自由な心で楽しめればと思います。



仕立て上がりをお楽しみにニコニコ




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