冬の寒さと暖かさを帯の織糸に込めて。~帯匠丹波屋九寸名古屋帯「トリノ聖衣文」~ | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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サロンスペースの入口にある薬箪笥。


この薬箪笥の上は、

外からも良く見えるという事もあり、


その折々の着物や帯を掛け、

前を通られる皆さまにもご覧頂ける様にしています。


詳しくはこちら

趣き深い薬箪笥も仲間入りです。



そんな薬箪笥の上、


新年の頃は別のものを掛けていたのですが、

先週の大雪の頃から、

この様な雰囲気の九寸名古屋帯を掛けています。






帯匠丹波屋 九寸名古屋帯 「トリノ聖衣文」


西陣織の名店「帯匠丹波屋」さまの、

モダンな雰囲気を感じさせてくれる九寸です。



帯匠丹波屋さまは、

創業250年を誇る老舗帯屋で、


その歴史の中で脈々と培われてきた、

手織りの風合いが残る、どこか温かみのある織味は、

製織される帯の特徴のひとつ。



地風や緯糸、箔など、

ざっくりとした素材感のもので織り上げられており、

そうした織りの表情がそのまま、帯の個性になり、

結ぶ方々の個性へと繋がっていきます。



最近は、こうしたモダンな雰囲気の九寸も、

多く見かけるようになりましたし、


巧みに洋の文様や素材を取り入れたものは、

決して珍しいものではなくなりましたが、


この特徴ある織味や、

一色ごと織糸を吟味されている様子は、

この帯屋ならではのもの。






使われている金箔の色も落ち着いた雰囲気なので、

無地の紬などの上に合わされても、しっくりと馴染み、

かつ個性を発揮してくれることと思います。



私のお気に入りは、

下の写真にも使われている鶸色のモール糸も部分。






写真では100%伝わらないのが残念ですが、


鶸色といえば少しくすんでおり、

鶯色といえば少し明るすぎる、


でも日の光を受けた時に放つ色は、

一層華やかなもので、美しい表情を見せてくれます。



今のような寒く、雪が散らつく季節では、

地色の白汚しが映えて良し、


暖かな春の頃では、

鶸色や水色が来たる陽気を感じさせてくれて良し、


帯〆の色を楽しみながら、

季節ごとにお楽しみ頂ければと思います。



お気に入りの一品は、着物であろうと帯であろうと、

帯〆の一本であろうと、草履の一足であろうと、


それが自分の手元に在るだけで嬉しくなり、

着物を着る時間を一層楽しく輝かせてくれます。



皆さまもそんな一品と共に、


素敵な着物で過ごす時間をお楽しみ下さいませ音譜



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