名古屋市中村区のきもの美濃幸 、
3代目若だんなです![]()
昨晩から続いた名古屋の雨も、
夕方にはすっかり止んで、綺麗な夕空が広がり、
明日はきっと気持ちの良い青空が広がる予感がしました。
お昼のブログ にも書きましたが、
雨の日や平日の通常稼働の時は、「木綿」を着る様にしている私。
そんな自分の中の木綿の立ち位置を決めてくれたのが、
この「久留米絣 文人絣」の一反でした![]()
藍色の地色に、細かい不規則な蚊絣が織り上げられている、
飾り気のない、どこにでもありそうな木綿の反物。
九州の木綿産地のひとつ「久留米」で織り上げられている、
男物の絣織物「文人絣」といいます。
この文人絣に出逢ったのは、10年ほど前。
当時、会社員をしていた私に、
母が浴衣代わりにと誂えてくれたのが、この久留米絣でした。
その頃はまだ30になりたてと言う事もあり、
まだまだ、目先の華やかなものに関心があった私は、
この地味な久留米絣の事があまり好きではなく、
誂えてもらったものの、ほぼ着ることなく箪笥に仕舞っている状態でした。
そうして何年か経ち、
誂えてもらった頃よりも着物への関心も高まった頃、
再度この一枚に袖を通して鏡を見てみたら、まずまずの感じ。
それからは、好き嫌いという訳ではなく、
着れる一枚があるという事だけで、袖を通す機会も多くなり、
自然と、自宅で洗濯をする機会も増えて行きました。
そんな付き合い方をしていたら、
ふとある時、この久留米絣の風合いや手触りが、
何とも柔らかく、気持ちの良いものになっている事に気付いた私。
絹の「張りのある光沢感」とは違う、
木綿が持つ独特な「優しい素材感」を体感し、
どっぷりと、その魅力の虜になっていた瞬間でもありました![]()
久留米絣は、
伊勢木綿や片貝木綿と比べると生地感は薄いのですが、
しっとりとした風合いやこの肌触りは、大きな魅力。
この文人絣は、
「書生絣」や「男絣」などとも言われるほど、
昔から、気軽に着れる男の普段着として愛用されてきました。
細かい絣は、
括りで絣を表現するのではなく、
絞め機で絣を作る「織締」で作る事が特徴のひとつ。
使い込み、水洗いを繰り返すほどに、
木綿の風合いが際立ち、絣の藍も枯れた色へと変わっていく、
そんな着ては洗い、解いては仕立てと、
生地がボロボロになるまで使い続ける事が出来る。
これから着物を始めたい初心者の方から、
着物の粋を知る上級者の方まで、
きっと多くの方に楽しんで頂ける一枚になると思います![]()
余談ですが、
この文人絣、
問屋さまから仕入れをした時は二反分の長さで分けてもらい、
今店で販売しているのはこの一反分。
残りの一反はどこに![]()
ブログをご覧下さっている方ならご存知かも知れませんが、
今現在、私が和裁教室で縫っています![]()
その様子→その28 背縫い&布目を通す。
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