粋さと遊び心をシンプルに結ぶ。~毛槍奴 九寸名古屋帯~ | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

名古屋市中村区大門商店街にある
きもの美濃幸 ラ・クロシェット
の日々の徒然です!

名古屋市中村区のきもの美濃幸

3代目若だんなですニコニコ



昨日のブログ「2代目女将さんの着姿紹介 」で、


文章を書いているうちに、

塩瀬の九寸名古屋帯を紹介したい気持ちになり、


また、

今日のブログでは「毛槍奴 」を紹介した繋がりから、


このブログでは、

その二つの魅力を兼ね備えた、

シンプルの中に粋が活きる、名古屋帯を紹介したいと思いますニコニコ





染め九寸名古屋帯 「毛槍奴」


大名行列の出立の際や、祭礼行列にて、

毛槍を振る「奴振り」を行う「毛槍奴」と、

その奴振りに付くお囃子が塩瀬の生地に染め抜かれた、

とてもシンプルで、色柄の良さが活きる名古屋帯。



染め抜かれた柄は、この毛槍奴とお囃子二人のみ。






前腹も潔く、奴降りの様子のみを染めています。






これだけシンプルだと、

塩瀬生地の善し悪しから、色柄の善し悪しのみが、

この帯としての良さの分かれ目。



もちろん、その辺は抜かりなく、

地色は灰色に少し赤みのある色を混ぜた様な、

はんなりと美しい色。


これが灰色になると、

一気に粋さが増し、柄と共に全体の印象もそちらに傾くのですが、


その赤みのある色のおかげで、

あえて表情を描いていない奴さんが愛らしく見えてきます音譜



粋さが前面に出た帯も素敵ですが、私の好みとしてはこの雰囲気。



そして、奴さんたちに使われている色も、


法被や模様に「挿し色」や「効き色」が使われており、

それも帯の個性として、欠かす事の出来ない色になっています。





お囃子と真剣な表情、そして時折見せる素敵な笑顔。


顔のない奴さんたちからは、

賑やかで楽しげな雰囲気が伝わってくる、そんな一品ですアップ



粋さと遊び心を結ぶ、名古屋帯。


名古屋帯は袋帯と比べ、

お太鼓が軽くなると言った事も含めて、

どちらかというと、カジュアルに振ったものが多いです。


そして、この帯の様に、

塩瀬の生地に染め抜かれた染め名古屋帯は、


一本ずつ製作する事が出来る事もあり、

そういった傾向を強めた、楽しい帯が多くあります。



お気に入りの紬に合わせてもよし、


無地感覚のきもので、帯の色柄で遊んでもよし、


それぞれの使い方やTPOに合わせて、

自分らしく、楽しく結んで頂きたいと、一着物ファンとして思いますニコニコ



皆さまも、そんな楽しき時間をきものと共にお過ごし下さい音譜



名古屋市中村区のきもの美濃幸

3代目若だんなでしたニコニコ


最後までお付き合い下さり、ありがとうございましたダウン

にほんブログ村 ファッションブログ 男性着物・和装へ
にほんブログ村