名古屋市中村区のきもの美濃幸 、
3代目若だんなです![]()
新春の華やかさにあふれた、1月のきもの美濃幸。
普段の月は、
紬や木綿・名古屋帯など、普段着の装いを飾る事が多いのですが、
新春のこの季節はそれに相応しい、
華やかな染物や、豪華な袋帯のお目見えします![]()
この付下と袋帯を組み合わせは、そのひとつ。
豪華さと気品ある、京友禅の付下と、
その雰囲気に相まる、洛風林の袋帯の組み合わせです![]()
薄い桃色の地色の中に、
流水と四季折々の草花模様が施された、京友禅。
帯は、お馴染み「洛風林の帯 」の中で、
同系の色を持ちながら挿し色が美しい、九谷段文の袋帯です。
構想から含めて、
10工程以上もの職人による手作業を経て、
その分業の果てに一枚の染物が仕上がる、「京友禅」。
機械化の波、時代の流れ、消費者の趣向、後継者の不足、
などなど、
「京友禅」という技法が出来上がってから約300年の歴史の中で、
私たちを取り巻く、色々な価値感は変わって来ましたが、
それでも、
ひとつひとつ、丁寧な職人仕事を経て出来上がって来た、
確かな一枚に出逢うと、
自然と心躍り、笑みを浮かべる心地を味わう事が出来ます。
この付下は私にとって、
そんな見ているだけで幸せに気持ちになれる一枚![]()
大胆な構図の流水紋の中に、
梅や桜、芍薬などの「日本の美」を象徴する花たちが染められ、
そしてその上から、丁寧な仕事で金彩が施されています。
かなり豪華な柄付が施されているので、
実際に仕立て上げると、衽~前身頃~後身頃へと柄が繋がり、
絵羽付けの訪問着に勝る仕立て上がりとなります。
合わせる帯は、
この豪華さに負けないよう、格のある織柄の袋帯を![]()
この袋帯は、
結んだ時、全体的に濃い桃色が出てくるのですが、
横段の要所要所に挿してある挿し色が目にも美しく、
この付下と同系色の合わせ方になりますが、
肝のあるコーディネイトとなります。
使ってある金糸の輝きも、上品で美しい
袋帯の二重太鼓の後ろ姿は、
その名の通り、お太鼓の生地が二重になるので、
必然的に、帯姿・お太鼓姿は大きくなり、
この付下や訪問着などを着る、
フォーマルな場所や、相手のある時には、
その太鼓の大きさとTPOに合った、織り柄の格と品が求められます。
少し小難しい話に入ってしまいましたが、
昨今、色々と話に持ち上がる、
「袋帯」「名古屋帯」の使い分けの参考に、少しでもなればと思います![]()
華やかな席を彩る、美意識と想いを込めた付下と袋帯。
これからの季節は、
成人式・入卒式など、フォーマルな装いの出番が増える季節、
おめでたい時に着る着物や帯には、
そこに染められた柄や織り込まれた文様自体に、
「相手を想う気持ち」や「祝う心」が込められており、
言葉に表さずとも、
「着る」だけでその心を表すという、衣裳の想いがあります。
おめでたい席や、節目の時を迎える時は、
無理がない限りで着物に袖を通し、
思い出に残るひとときを過ごして頂ければと思います![]()
皆さまにとって、そんな素敵なひとときが訪れます様に![]()
名古屋市中村区のきもの美濃幸 、
3代目若だんなでした![]()
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました![]()
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