前へと進む力 「産地勉強会まとめ」~長野産地勉強会~ | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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先週二日間伺わせて頂いた、長野産地勉強会



その1素朴な味わい深い信州紬とは


その2絹味を追い求めて「飯田紬 廣瀬草木染織工芸」


その3草木染の良さを多くに人に「伊那紬 久保田織染工業」


その4物創りに対する真摯な姿勢「三才山紬 横山俊一郎氏」


その5紡ぎ出す美しい手


その6おまけ「泊まった秘湯のお宿紹介」




今回は、


信州紬の中でも、


飯田紬伊那紬三才山紬


の3軒の織元を巡る、産地勉強会でした。




信州紬自体、


大島紬や結城紬の様に、

組合があり、そこが統括している様な、

大きな(語弊があるかも知れません)産地ではなく、


飯田紬の廣瀬さんや、

三才山紬の横山さんのお宅の様に、


ご夫婦だけ、ご家族だけで、

お仕事をされている機屋さん、織元さんばかりの様子です。




必然的にぶつかる壁は、


後継者問題



伊那紬の久保田織染工業さまでは、

ご子息様が家業を継いで、一緒に仕事をされていましたが、


他の2軒は、

後継者の当ても薄く、

お身体が元気の間は物創りが出来るといった現状。



生産反数が激減しており、

満足の出来るだけの物創りが出来ず、


結果として、

生活をするだけの収入を得る事が出来ないという、

大変苦しい現状があります。




今回の話とは別、

余談にですが、


とある産地の創り手の方は、


息子に後を継がせるより、

コンビニでバイトをしていた方が収入が多いので、

とてもじゃないけど、継がせる事が出来ない。


と仰っていたのが、思いだされます。




そして、

後継者不足と同時に、

今問題になっている事が、


原材料の高騰・不足




国内だけでなく、

国際的な市場の変化により、

生糸の金額が高騰を続けており、


自分たちが満足するだけの質を持った生糸を、

市場価格に見合う金額で入手する事が難しくなっています。




そして、

今回の信州紬のどこの産地でも使われている、

草木染の原料の入手、糸を染める事も、

難しくなってきている様子でした。




等と、


分かってはいるけど、


目を背けたくなる様な厳しい現実が今そこにあるけど、



創り手が織り上げる作品からは、


そんなマイナスな事は微塵も感じさせない、

心揺さぶる、前向きな力に溢れた作品ばかりを、

今回、手に取り、触れさせて頂く事が叶いました。



それは、


創り手の生き様、物創りの本質


が、

緯糸と一緒に織り込まれているからなのでしょう。




自分たちが創りたい物を、魂を込めて創る。



素晴らしい反物、


物創りに対する姿勢を拝見する事から、


仕事に対する真摯な姿勢と言うものを、学ばせて頂きました。



そんな事を感じる事の出来た、今回の産地勉強会でした。




決して安穏と出来る事は一つも無く、

一刻の猶予も残されていない現状ではありますが、


こうして前向きに物創りをされている職人さんが、

まだまだ自分たちの身近にいらっしゃる以上、


自分たちきもの屋は、

それをマイナスに捉えることなく、

創り手の努力を無駄にすることなく、


より前向きな力に変えて皆様に伝えていく事が、


課せられた使命観なのだと思います。




これからも、

多くの産地へと勉強させて頂く機会があるでしょう。



またその時は、


全国各地で一生懸命、前向きに物創りをされている方々を、

少しでも紹介していければと思います。




これからも、お付き合いくださいませ。




最後に、


今回の産地勉強会をコーディネイトして下さった皆様、


飯田紬 廣瀬草木染織工芸様、


伊那紬 久保田織染工業様、


三才山紬 横山俊一郎様、ご家族様、



誠にありがとうございました。



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