名古屋市中村区のきもの美濃幸 、
3代目若だんなです![]()
4月3日にさせて頂いた、
京都産地勉強会
今までのブログはこちら![]()
次に向かった先は、
国産の製糸に拘っておられる、下村製糸さま。
100年も経たない、少し昔までは、
日本が世界に誇る一大産業、最大の輸出品は生糸でした![]()
しかしながら、
現状、国内に流通している生糸は、
中国とブラジル産の生糸がほとんどという状態になっています![]()
ここ、
下村製糸さまでは、
出来る限り国産の生糸にこだわり、
撚糸も、自分たちでする事をもとに、仕事をなさっています![]()
まずは、蚕の種類の説明を![]()
蚕は、
大きく分けて、
家蚕(かさん) と 野蚕(やさん)
の2種類に分ける事が出来ます![]()
家蚕とは、
その名の通り、人間が家畜化した蚕。
ほとんどのきものや帯、正絹のものは、家蚕の糸を使っています![]()
何千年もの歴史があり、
その中で、様々な品種改良がおこなわれ、
色々な種類の生糸(ブランド繭)が造られる様になりました。
野蚕とは、
家蚕の反対で、野生の蚕、
もしくは限りなく自然に近い形で生育された蚕の事です。
食べる食樹も、
桑だけでなく、クヌギやカシ、ナラなど様々なものを食べ、
吐く糸の色も、茶系のものから色々とあります![]()
下の写真は、
上からタサールサン(野蚕)、中国の三眠蚕(だったはず)、玉繭![]()
明治30年に養蚕された、
純国産の小石丸という貴重な品種も見せて頂きました![]()
これらの繭から、
様々な方法で紡ぎ出した生糸は、
こんなに美しい光沢感を持っています![]()
上の写真は、とても貴重な天蚕糸![]()
萌黄色の糸には、他にない光沢感と美しさがあります![]()
どの糸も、
精錬前の糸なので、
不純物が付いており、絹のしなやかさはありませんが、
その分、
絹本来が持つ光沢感は素晴らしいものがあります![]()
また、
真綿の座繰り撚糸の仕方も、実演して頂きました![]()
養蚕は、
お米と同じく、国の農業の保護政策の規制の枠の中にあり、
生産も輸入も、国の管理下に置かれています。
ただ、
生糸の国際相場と、
日本国内の生産コストには、あまりにも大きな差があり、
国の補助金で補っても、
産業として維持が出来ない現状になってしまっています![]()
ただ、
他の産業同様、
養蚕農家さんたちも、
均一の品質のものではなく、
自分たちの個性が発揮できる糸づくりを取り組んでいるそうです![]()
私たちきもの屋は、
生糸が無くなってしまえば、
絹のきものをお客様に届ける事が出来なくなってしまいます。
きものの世界では、
柄や色は注目されても、
糸レベルの事までは注視される事は、あまりありません![]()
でもそこには、
きものの未来、養蚕の未来を想い、
日々努力をされている養蚕農家・製糸場さんが沢山いらっしゃいます![]()
きものと絹糸
絶対に切って離す事の出来ないこの二つを、
もっと知る事によって、
きものの新しい未来が見えてくる様に思えてなりません![]()
名古屋市中村区のきもの美濃幸 、
3代目若だんなでした![]()
皆様からのクリックに感謝します![]()








