いぬやねこの里親募集も長いことやってきましたが、やはり捨てられたうさぎ達の新しい家族探しというのを2007年から始めて、たくさんの子たちを優しい家族の元へ送り出してきました。
2019年くらいにAYAさんが引き継いでくれたのでそこまで10年ちょっとですね。
保護頭数と譲渡頭数もちゃんと管理していたんですけどすぐにはわかりませんがかなりの数の子たちを送り出してきましたし、行政に保護された子たちの譲渡のお手伝いもけっこうな期間やってましたのでね。
その当時は猫の保護は無理でしたのでお断りしていました。
とにかく犬の活動はお金がかかりましたがうさぎについても拠点の維持などで大変でした。
そもそも毎月大赤字だったのですが、支援していただいたとしても犬には使うなとか制限がかけられることも多くて、自費の割合が多くなり、収入の3/4をどうぶつ達へ費やしていました。収入は多いはずなのにとても質素な暮らしをしていました。
今がんばってる方々のように寄付とかクラファンとか安易にできる時代じゃなかったのです。
里親募集についても初期の頃は本当に苦労しましたし、それはうさぎ達にとっても同様でした。
里親さんになってくれる人なんて優しい人に違いないと思っていましたが、本当にうさぎって軽く扱う人が多くて困りました。
そんないい加減な人たちをふるいにかけて捨てられるというトラウマ級の経験をした子たちには二度とそんなつらい思いをさせたくないと里親募集の際には譲渡条件を設けて面談とトライアルもあいまいにはせず結構きちんとやってきました。
商用利用をするうさぎ屋さんとかふれあいカフェとか大嫌いって言っているのでそういうところやそこのお客さんの方々にはずいぶん嫌われましたね。
で、そんなたくさんの子たちを送り出してきて、もうほとんどの子たちが天に召されました。
愛されて幸せにしてもらえて本当にありがたいし、きちんと連絡をしてくださって感謝の思いでいっぱいです。
この里親さんに託してよかったっていう思いがあふれます。
ただ、年齢的なことやご家族の環境なども変わりますので、また次の子をお迎えとならないことも多くあります。
喪に服する月日を過ぎるとまたお迎えを考えてくださるご家庭も多いです。
でも、ここで色々別れます。
傾向的に保護うさぎを迎えてくださった里親さんが次も保護うさぎを迎えるという割合は意外と少ないです。
よくあるケースは犬を迎えるパターン。
意外と多いんですよ。つぎは犬を迎えるっていうご家庭が。
あとはうさぎちゃんをお迎えされるんですが、次は保護うさぎではなくショップからお迎えというケース。
保護うさぎを迎えてからお世話になっているショップで購入される方々がけっこう多いんです。人間関係ができますからね。致し方ないところかと思いますが、個人的にうさぎ屋嫌いなので複雑ですけど。
そしてもうお迎えしませんというパターン。これは年齢的なことだったり、結婚出産などがあったり生活環境自体がかわる方も多いですので。
里親さんもいろいろですね。
自分自身も病気を機にいろいろ考えましたからね。
仕方のないことも多いと思います。