うさぎは淋しいと死んじゃうなんて都市伝説のように伝わっているのだが、それを本気にしてる人(というより本気にしてるとメルヘン的に思うようにわざわざしてる人)が結構いるんですけど。
そんなメルヘン脳を全開にして寂しくないようにって♂♀一緒にして際限なく繁殖させるおバカな人がけっこういらっしゃいます。
まず、淋しくても死にはしません。
ただ愛情を注いで育てている子はとても優しい表情をしてくれるのは事実としてありますがね。
かわいいわが子の赤ちゃんが見たいというおままごとの延長線上で繁殖を繰り返しているバカ飼い主も実際にいました。ここでも何度か述べましたが、その人に思いっきり罵倒されました。本当に意味の分からない人っているんですね。
何度でも言いますが来る「うさぎ年」を前に繁殖屋、ブリーダー、ペットショップ、うさぎ専門店などが一斉に仔うさぎを販売するために準備しています。
その準備をするのは「うさぎ年」といって煽るとたくさん売れるからなんです。
ペットショップのうさぎコーナーを見てください。
ゲージの中に満杯の仔うさぎを詰め込んでいますから。
ほとんどの人たちが大切に我が子を幸せにしてあげたいとお迎えされます。
しかしぬいぐるみと同じ感覚で迎える人多数。最初はかわいがるけど少し大きくなったら放置するネグレクト多数。飼えなくなった、仕方ないと捨ててしまう人多数。虐待する人多数。
ここに述べた多数というのはお迎えする分母が大きくなるにつれ、多数の数も大きくなっていくということです。
うさぎ年がきっかけでお迎えした人もたくさんいます。そして今も大切にしてる方も大勢いますし、大切な子をしっかりとお見送りした方もたくさんいます。しかしその陰で悲惨な運命をたどった子がどんなにいるか。
ちょうど一回り前の前回のうさぎ年の時にたくさんの捨てられたうさぎたちを保護して里親募集をしてきました。
その時にここを知ってくださった方も大勢いると思います。
今は引き継いだSAVE THE RABBITS やリバティさんをはじめ現在も活動を続けている団体さんもいらっしゃいますが、その方々がこれ以上負担を抱えることがないように、「うさぎを幸せにできないなら飼わないという選択」ができるよう多くの人に考えてほしいと思っています。
うちの初代のうさぎ、花音ちゃんです。今月が命日になりますが、花音ちゃんをお迎えしたことがきっかけでたくさんの捨てられている子がいる現実を知り、保護活動を始めるきっかけとなりました。
幸せにできたかなって振り返ると次々保護うさぎを連れてきて花音ちゃんだけを大事にしてあげられなかったという後悔の思いもやはりあります。でも花音ちゃんのおかげでたくさんの子たちが幸せになれたこと。花音ちゃんをお迎えしたことを誇りに思っています。
ぜひみなさんも我が子を大切に、お迎えを考えていらっしゃる方が身近にいらっしゃったら一度立ち止まってしっかり考えていただくよう案内してください。
今度のうさぎ年に関して業者のお金儲け主義に太刀打ちするには時間がありません。お迎えする側が賢くなれるよう少しでもそういう話題を共有していただけたらと思います。