緊急保護要請のトイプーの結末にモヤモヤ | LOVE&PEACE ‐ NOA いぬ・ねこの里親募集

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大阪、関西で 捨てられた子たちの里親探しをはじめどうぶつ達が幸せに暮らせる社会にするための活動を行っています。

昨日、行政機関より「8月23日に保護されたトイプードルちゃんの体調が思わしくなく至急引き取りをしてほしい」という電話がありました。
 
話を聞けば、白内障で歯もなく、老犬と思われるとのこと。
さらに「嘔吐と下痢で体調が悪くお世話ができないので至急引き取ってほしい」
と時間的な猶予のない状況だということでした。
 
症状を聞いて「熱中症では?」と言いましたが、実際会ってないのでわからないし、早く病院に連れていかないといけない状況でした。

ひとまずはエアコンの効いた室内での保護をしてくれていました。
 
それでも悠長に引き受け準備をしている余裕はないと思い、すぐにフォスターとしてお世話をしていただけるようお願いの連絡をしました。まず最初にご連絡をしたとわちゃんのママがワン友さんからこの子のことを聞いていらしたそうで、快く預かってくださることになりました。そしてすぐにお迎えに行こうと言ってくれたのですが、これはお役所相手ですので、すでに時間外になっていて担当者が帰ってしまったということで、仕方なく翌日にお迎えに行くということになりました。
 
体調はひとまずは落ち着いてきたということだったので何とか頑張ってくれよって祈る思いでした。
 
そして今日。
 
お昼に行政機関より電話が。
 
これってめちゃめちゃ不吉なことなのです。

これまでお迎えが決まっているのに先方から電話があった時はほぼ「息を引き取りました」という連絡ばかりだったので、ものすごく焦りました。
 
でも今回は違いました。
 
「飼い主の家族という方から連絡があり、精査したところ飼い主に間違いないということで引き渡すことになったそうです。連絡をしてきたのはご家族で、実際の飼い主はお年寄りの方ということでした。
 
まぁ。迷子の子が住み慣れたおうちに帰れることはとても良いことではあるのですが、今回の場合はその子が体調を崩していて、しかも老犬ということなので、そんな状態の悪い子を「あぁそうですか」とあっさり帰ってもらうのはものすごくひっかかるものがありました。
 
いつも言っているように、我々は保護をしたいわけじゃありません。
 
しかし、白内障で歯がなくて、体調を崩している老犬。

そういう子なのでともかく心配が先にたちます。
 
ということで今後のその子の幸せの為にできる限りのことをしてもらいたい、そういう思いを伝えたいのですが、引き取ってからならそういうことも直接話せるんですが、まだ引き取り前だったこともあり、飼い主さんのご家族とは面会はおろかお話をする立場でもありません。
 
行政機関の担当者の方にくれぐれも病院に行くこと、その子の幸せの為にしてあげてほしいことを伝えていただくようお願いするしかできなかったのです。
 
なんかね。
 
ものすごくモヤモヤしてしまいました。

実際に飼い主さんと話しをしたらきっと大丈夫だったと思うんですけど。
 
それができなくてとてもつらいです。
 
今の世の中はまだ犬も猫も本当にきちんと育てている方ばかりではありません。
全ての子が安心して幸せに暮らせるようになってって切に願っています。
 
この暑さですからね。

迷子になっただけで熱中症になっちゃう危険もあります。
 
愛する子だからこそ迷子にさせないよう気をつけましょう。
いろいろつらい気持ちになりますが。
幸せに余生を過ごせることを心から願っています。
 

 

今回のことでめちゃめちゃ凹みました。


お手数をおかけしてしまったとわちゃんのママも同じような思いでいてくれました。

 

おやつがほしいとわちゃんの動画で元気になってねって送ってくれました。

 

ほんとにありがとう。


みんなが幸せに暮らせるように。

いつも祈ってます。