大手のどうぶつ愛護団体、どうぶつ福祉団体さんから会報などが送られてきます。
さすが大手。
お金をかけて立派なのを作っていますね。
その中のひとつの団体さんの会報が少し前に届きました。
そこの団体の会報に「うさぎの話題」が出ていました。
「大久野島」という島に住まううさぎちゃんたちのことでした。
テレビとかでも「うさぎ島」として紹介され、近年は海外からの
観光客も殺到して島の様相は思いっきり変わってしまいましたが。
今日の写真はその大久野島に行った時のうさぎちゃん達です。
もう10年以上前の写真なのですけど。
なんでその島のことが大手の団体さんの会報に載っていたかというと。
「海外の観光客がUPした動画を見た方からの問い合わせが殺到した」ということで、何かやらかしたんでしょうね。
管理者は島のうさぎ達のことをどういうふうに考えているのか？ということを環境省に聞いて掲載していました。
10年以上前はそこまで観光客はいませんでした。
でも最近は、食べ物を持ちこむ人が多すぎて余って腐らせたり、余った食べ物を狙ってカラスが大量発生してして、うさぎちゃんの命が奪われるなんてことも多いそうだし、いのししが海を泳いでやってきたりなんてこともあるそうです。
でもね。個人的にはカラスやいのししのことを悪者だとは思いません。害獣扱いする向きもあるようですが、この場合、悪いのは人間です。
さんざんテレビで「かわいいうさぎ」アピールをやってたのがダメだったんでしょうね。ふれあい動物園みたいな感覚でやってくる観光客が多いのではないでしょうかね？
しかしこの会報を発行しているのは大手の団体ではありますが、うさぎを謳っている団体ではなく、こちらに問い合わせが殺到したということは、一般の方々の中にうさぎのために活動している団体やボランティアというものが思い当たらないというのが原因じゃないかなって思いました。
確かに、今まで携わっていた SAVE THE RABBITS にしろ、それ以外のボランティアさんにしろ、捨てられたうさぎ達や多頭崩壊したうさぎ達のことでてんてこ舞いで世の中の人たちに対する「うさぎの地位向上」などを啓蒙するような人たちがいないのが実情です。いたとしても影響力がそれほどあるわけでもないし。
それって何か残念だなって思います。うさぎも「保護一辺倒」ではなく、啓蒙啓発運動をもっと大きくしていけたらいいのになって思うのです。
SAVE THE RABBITS も一般の人たちに向けて、うさぎの生態についてとか、うさぎを飼うために必要な知識などを啓蒙していこうとしてはいましたが、最近はお世話に追われてそういう機会も少なくなっているのが実情です。
うさぎについての問題はけっこう幅広いのですが関心を持つ人が少なすぎるのと、バカな専門店が多いので無責任な飼い主が増殖している情けなさ。そのおかげで捨てられた子の保護とかいう尻拭いばかりしているということなんです。
でも、ちょっとでも自分が迎えた子たちのことについて調べたり勉強したりしている人がものすごく頼もしく見えます。
ぬいぐるみ扱いする人たちがいなくなって、きちんと考えて行動してくれる人が増えてほしいなぁ。
どうぶつ達のことって意識が低いとなかなか変わらない。なんでこんなに意識の低い人ばかりなのかと悲しくなりますね。
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