唐朝詭事録<とうちょうきじろく>-The Mystery of Kingdom-(字幕版)
第16話 夢と現実のはざまで
蘇無名と盧凌風は劉有求殺しの疑いで独孤遐叔を捕らえるが、当人は取り乱した様子で供述を二転三転させるばかり。独孤遐叔の家を捜索すると、保管されていたはずの銀塊7つのうち、6つがなくなっていることが分かる。更に近くの土地神の祠には、軽紅の他殺体が...。その奇妙に変色したうなじには、針の痕が残されていた。
※冬郎は吉祥の証言を肯定→自分も聞いた
※冬郎の怪我は立てるようになった→蘇無名は傷薬を渡す
※司馬府、蘇無名の話を聞いた盧凌風のところへ謝班頭が報告
※独孤遐叔が逃走を図った→飲み明かして街から出ようとしたので捕縛
※雨中、独孤遐叔を連行して独孤宅に赴くと向かいの門前で老人が手招き
※蘇無名と盧凌風は老人の話を聞く
※老人は軽紅の亡骸を見つけたか尋ねる
※あの日、独孤遐叔は酉の刻に帰宅すると夜、妻を殺したと老人
※毎日酉の刻に紫霞(しか)楼の明かりがつきますからと老人
※殺害は目撃してないが夜に刃物を研ぐ音がした
※雨夜で耳が遠いが聞こえたと老人
※独孤遐叔の自宅で尋問→軽紅は実家に戻ってない
※あの夜頭に血が上って妻の首を絞めたが反省して厨房で雲吞(わんたん)を作ったと独孤遐叔
※妻を殺した記憶がないと独孤遐叔
※劉有求と妻の不義を疑ったことを認める独孤遐叔
※独孤遐叔が調理中に妻は姿を消した話す
※独孤遐叔は取り乱す
※蘇無名は覆面の賊の目的と思われる甕を調べるという
※蘇無名は独孤遐叔を連れて来させ甕を動かせと命令
※手首を縄で縛られたまま独孤遐叔は甕を引きずって移動させる
※甕の下の地面を独孤遐叔に鍬で掘らせる
※紙に包まれた銀塊が一つ出てくる→此処に隠していたとはと独孤遐叔
※銀塊は先祖代々のものだと独孤遐叔
※あと六つあると地面を掘る独孤遐叔
※私の先祖は北方の出で官吏でしたと独孤遐叔
※没落したが婚姻祝いに銀塊を七つ貰ったと独孤遐叔
※独孤遐叔の浪費癖を懸念した母が軽紅に託した
※母の死後、妻に隠し場所を尋ねても黙秘された
※残りが見つからないと慌てる独孤遐叔
※黄班頭がやってくる→裏山の土地廟へお越しを
※雨中、土地廟へ
※この小石橋(しょうせききょう)山は文廟に行く途中にあるので地元では裏山と呼ばれる
※発見者は冬郎→傷薬で回復したので参拝に来た
※運が悪く宝を見つけても杖刑になる始末ですと神に祈る冬郎
※神像の後ろの壁に穴を見つけた冬郎はまた宝を見つけようと腕を入れた
※死んだ女性の腕を掴んで冬郎は驚愕
※亡骸を引き出そうにも土地神様の祟りが恐ろしくと黄班頭
※金槌で壁を壊すよう命じる蘇無名と盧凌風
※冬郎は亡骸を見て「独孤遐叔のかみさんだ」と証言
※独孤遐叔が土地廟に連行される
※妻の亡骸を見た独孤遐叔は叫び泣き出す
※盧凌風に責められた独孤遐叔は呆然となる
※自分が二人を殺したと号泣しだす独孤遐叔
※南州獄、刃物を研ぐ夢を見る独孤遐叔
※夢の中、雲呑を食べ夫婦仲直りする
※夜、司馬府、独孤遐叔の自供について話し合う蘇無名と盧凌風
※検視した軽紅の首の傷は生前のものではないと蘇無名
※軽紅のうなじに小さな針の痕があった→毒にあたったような黒紫色
※盧凌風は自分の首の傷を触る
※覆面の賊は軽紅と近しい者で毒を使うと蘇無名
※独孤遐叔には劉有求殺害の疑いが残ると蘇無名
※毒については調査中と蘇無名
※独孤遐叔は現実と夢を混同しているようだと蘇無名
※牢獄で悪夢が恐いと眠らない独孤遐叔
※自害せぬよう見張る牢番が愚痴をいう
※朝、司馬府で酔い潰れている費鶏師を訪ねる盧凌風
※相談に来たのに起きない費鶏師を投獄する盧凌風
※抗議して騒ぐ費鶏師は独孤遐叔に気付く
※眠らないのに寝床を譲らない独孤遐叔と揉める費鶏師
※独孤遐叔のおかしな様子を見た費鶏師は蘇無名たちの意図を察する
※独孤遐叔の悪夢の原因を探る費鶏師
※翌朝、司馬府の朝食の席に班頭がやってくる→費鶏師が鍼を要求している
※蘇無名は盧凌風の作戦を褒め裴喜君の力が必要になるという
※南州獄、費鶏師は夢について話す
※俺は十二歳から病人を診てきたと費鶏師
※鍼も七歳から打っている
※悪夢症を治す鍼治療を施す費鶏師
※眠る独孤遐叔を眺める蘇無名と盧凌風
※独孤遐叔の症状を話し合う蘇無名と費鶏師
※原因は幼時の体験、心の病、悪人に迷香(めいこう)を嗅がされた可能性
※司馬府、謝班頭の報告→独孤遐叔の遠戚に尋ねた
※幼い頃から心を病んだことはない、不眠症もない
※目覚めた独孤遐叔が供述を覆したと盧凌風が報告
第17話 食い違う証言
独孤遐叔は劉有求と軽紅を殺したことを否定するが、その話は依然つじつまの合わないことばかり。独孤遐叔が精神に混乱を来している原因を探ろうと、盧凌風は文廟の雑役・吉祥(きつしょう)の元を訪れる。吉祥の話では、独孤遐叔と劉有求がただならぬ関係にあったというのだが...。そんな折、隣の州から霊鑑(れいかん)という凶悪な盗賊について知らせが入る。
※蘇無名は裴喜君に独孤遐叔が夢と現実が区別できるように絵を描いて手助けするように頼む
※南州獄、独孤遐叔を訪ねて話を聞く裴喜君
※司馬府、裴喜君の絵を検分する蘇無名と盧凌風
※南州獄、独孤遐叔に事情聴取する蘇無名
※二月前、軽紅が衣を届けに来た時
※雨中、劉有求が傘をさしかけ二人で東堂に入る姿を独孤遐叔が目撃
※文廟に居合わせた吉祥は窓を閉じる
※独孤遐叔は二人の様子を窺い衝撃を受けて逃げた
※軽紅が頻繁に文廟に来るようになる
※夫人(フーレン:奥様)
※劉有求の茶を飲んだら怒っていたのに眠ってしまい妻は帰宅していた
※数日後、本を自宅に忘れたと言って劉有求に取りに行ってもらった
※「試したのか」と盧凌風→私通を確認したかった
※盧凌風は愚策だと指摘
※独孤遐叔は密かに自宅に戻り様子を窺った
※文廟に戻ると独孤遐叔は劉有求を責めた
※劉有求は軽紅に駈け落ちを持ちかけ拒まれて殺したと主張する独孤遐叔
※独孤遐叔は頭痛を訴え費鶏師は尋問を中止させる
※文廟、盧凌風が吉祥を訪ねる
※吉祥は不在で冬郎が雉を盗もうとしていた
※盧凌風は冬郎に説教し雉を取りあげて冬郎を出ていかせる
※何か気付き雉を調べる盧凌風
※吉祥が帰って来る→防寒の衣を仕立てたと荷物を抱えていた
※独孤遐叔の証言について尋ねる盧凌風
※吉祥は事実と違うという→あの日、軽紅は挙子たちの秘密を知った
※挙子たちの体面を保つため言えなかったと吉祥
※南州獄、戻って来た盧凌風は独孤遐叔を殴り倒す
※蘇無名に独孤遐叔と劉有求が不適切な仲だったと言えず盧凌風は去る
※独孤遐叔は人に知られた事を苦にして牢の格子に頭をぶつけて倒れる
※司馬府、独孤遐叔が男色かどうか盧凌風と裴喜君が口論
※独孤遐叔は臆病で体面を拘る
※牢獄で独孤遐叔を看護する費鶏師→生きろと励ます
※司馬府に謝班頭が駆け込んで書状を渡す→隣州から
※十年前、霊鑑(れいかん)という盗賊が現れ官軍も被害にあった
※鋼針を暗器に使う凄腕→十年前に姿を消し所在不明
※南州に流れてきたのではと蘇無名
※劉有求の父親が焼身自殺と謝班頭
※夜、焼け跡で検視する蘇無名→焼かれたのは死後
※生者が火事に遭うと灰を吸い込む
※この亡骸は鼻腔も口腔も灰がない→屋敷は放火された
※蘇無名は盧凌風と密談
※朝、文廟文徳殿(祠堂)、書生姿で礼拝する吉祥
※旅支度の吉祥が門扉を開けると蘇無名が立っていた
※四十歳近いが己の力を試したいと吉祥
※旅立つ吉祥を見送る蘇無名
※傘をさし山道を歩く吉祥に銭を出せという笠蓑覆面の男
※朝廷に仕えたいという吉祥に詩の暗唱を要求する男
※吉祥が吟じる間に笠蓑を脱ぎ覆面を取る盧凌風
※吉祥は傘(暗器)で盧凌風に襲い掛かる
※傘で刀身が折れ吉祥は逃走する
※木の上で眠っていた費鶏師が槍を投げ剣を投げる
※剣を向けられた吉祥は費鶏師を襲うが落とし穴に落ちる
※薛環たちが現れる
※南州獄、連行され尋問される吉祥
※お前を吉祥と霊鑑どちらで呼ぶべきかと蘇無名
※証拠がないという吉祥に蘇無名は盧凌風を示す
※お前の使った暗器は軽紅の死因となった暗器だと蘇無名
※一人殺せば死罪となる
※お前の荷物から発見された→劉有求の父が都の知人に宛てた文だ
※これがあれば劉有求は労せず進士になれる
※劉家に放火する前に盗んだもの
※盧凌風は吉祥の雉の仕留め方で気付いた
※吉祥は鶴県の出で幼い頃に親を亡くし師に武芸と暗器を習った
※江湖の争いで師を亡くすと夜盗になった
※追われて寺に逃げ改名した「霊鑑」と
※昼は僧侶、夜は盗賊として過ごす
※三十歳で足を洗って南州に来た
※寄付をして文廟を建てた→雑役として暮らす
※文廟へ参拝に来る南州の読書人は年に数名しかおらず香を供えたら去る
※三年前、独孤遐叔がやってきた
※文廟は孔子を祀り書生が学ぶ所、拒むのは無理だった
※吉祥は怪談話をでっち上げ追い払おうとした
※独孤遐叔に書を勧められた吉祥は学問を愛するようになる
※吉祥は仕官の夢を見るようになる
※文廟に軽紅がやってくる
第18話 下手人の告白
捕らえられた下手人は、蘇無名らの前で真相を告白する。全ては美しい軽紅と出会ったことがきっかけだった。更に、ある書状の存在を知ったことで野望に火がついたのだと...。事件が解決して程なく、朝廷の命で盧凌風は橘県の県尉に任命される。再起を図るのによい機会だと皆は喜ぶが、費鶏師は橘県と聞いてなぜか動揺する。
※文廟に夫を訪ねて軽紅がやってくる
※一年前、父親の命令で劉有求が文廟にやってくる
※劉有求は道楽息子で文廟を抜け出して妓楼に行っていた
※父の知人・許世伯(きょせいはく)が文をくれたと劉有求は吉祥に話す
※文には来年、劉有求を及第させると書いてある
※吉祥は劉有求に勝てぬと勉学への意欲を失った
※軽紅に劉有求が横恋慕
※吉祥は師匠に毒と香を用いる技を学んだ
※そのために独孤遐叔は朦朧とし錯乱していたと蘇無名
※吉祥は軽紅に惚れていた
※軽紅を手に入れるため独孤遐叔と劉有求が男色だと信じさせた
※軽紅に惚れていた劉有求が協力した
※衝撃を受けて雨の中飛び出した軽紅を吉祥は慰めた→迷香を使った
※劉有求を殺すところを軽紅に見られたと吉祥
※目撃者を殺したら軽紅だけだったと吉祥
※隠した宝を冬郎に盗まれた吉祥は路銀を盗みに独孤宅へ行った
※隠し場所は軽紅から聞いていた
※迷香のせいだと盧凌風→後悔した軽紅は銀の大半を移動させていた
※夫と仲直りした軽紅は吉祥と別れるために文廟を訪ねたと蘇無名
※吉祥は逆上し盧凌風に蹴倒される
※愛してると言いながら軽紅の遺体を何度も切り裂いたと責める
※文廟、軽紅の言葉を思い出しながら礼拝する独孤遐叔
※山道を行く独孤遐叔を騎馬で追いついた盧凌風
※家宅捜索で蘇無名が見つけた銀塊六つを独孤遐叔に渡す
※盧凌風は吏部侍郎と金吾衛の郭荘あての文を託す
※盧凌風は乗ってきた馬を独孤遐叔に乗せて見送る
※石橋山に遊びに行く盧凌風、裴喜君、薛環
※盧凌風は裴喜君に礼を述べる→裴喜君の礼を述べる
※蘇無名と費鶏師が現れる
※刺史府、熊千年が盧凌風に「お祝い申し上げる」
※盧凌風は橘(きつ)県の県尉に任命される
※高位ではないが復活の第一歩となると羅長史
※司馬府、蘇無名は「めでたい。祝い酒を飲もう」
※盧凌風は任命を不審がる
※任命は朝廷の大事な権限だと蘇無名
※独孤遐叔に持たせた文に思い至る盧凌風
※裴喜君から父あての手紙→独孤遐叔が都での縁を得られると盧凌風
※裴侍郎が独孤遐叔を宴に招き聞いたのだろうと蘇無名
※盧凌風は出世に裴喜君を利用する気はないと辞退すると言い出す
※自室で酒を飲む盧凌風に薛環が長安の金吾衛・郭荘からの小包を届ける
※箱の中身は三冊の書物→長安で蘇無名に借りた本
※盧凌風は薛環に修練をいいつける
※夜、盧凌風は読書する
※朝、盧凌風の部屋の前で蘇無名と裴喜君が話す
※橘県は長く県尉が不在で事件が山積み民が不満を訴えている
※南州は下州(かしゅう)に属すから橘県の県尉は九品(きゅうほん)
※盧凌風は部屋から出て下手な芝居をしても挑発には乗らないという
※橘県で四十年前、世にも恐ろしい怪事件が起きたと蘇無名
※事件を解決に行くという蘇無名
※盧凌風は薛環を呼び橘県に行くと告げる
※騎馬で出発する盧凌風と薛環、見送る蘇無名と裴喜君
※盧凌風の気持ちを裴喜君に説明する蘇無名
※費鶏師が起きてきて二人に声をかける
※盧凌風の橘県赴任を知って表情を変える費鶏師
※橘縣の城門をくぐる盧凌風
※出ていく民が病になると話し合う→頭が痛い
※県衙、県丞が居眠りの県令を起こす
※橘県・葉県丞(ようけんじょう)
※橘県・雷(らい)県令
※盧県尉の到着を報せる→盧凌風は西庁(せいちょう)で記録を調べています
※県令の私に挨拶もせず捜査を始めているのか実にけしからん
※盧凌風の経歴を伝える葉県丞→今は県尉だ
※未解決事件の多さに立腹する盧凌風
※女子への凌辱や殺人も多い
※去年の冬以降、犠牲者は十人以上と捕吏
※橘県の老捕吏・耆長(きちょう)
※骸には首がありません
※前任者と県城中を調べても下手人は見つからなかった
※夜間に起きたため足跡が分かりません
※白髪の悪鬼の仕業だという噂
※橘県・検視官
※四十年前の事件の記録がないと尋ねる盧凌風
※雷県令と葉県丞がやってくる→挨拶に来ないから来たと嫌味
※非礼を咎める県令
※県尉の職務は下手人の捕縛や裁定と盧凌風
※役人の常識を心得ておらぬのだなと県令
※県令は怒って出ていく
※橘県の役所は規模が小さいうえに雨漏りのため使えない屋敷が多いと県丞
※住まいを提供できぬゆえ住居は自分で探してくれと県丞
※県丞が退室すると検視官は「新任の役人の住居は空きがあるはず」という
※借家住まいの役人もいると盧凌風
※街中を歩く盧凌風と薛環
※店の幟:蜜橘
※橘県はどこも寂れていて活気がない
※覓宅鋪(屋敷紹介所)、居眠りしている店主
※衆生(しゅうせい)堂の奉公人・小七(しょうしち)
※衆生堂の家賃はたったの三百銭です
※店主が盧凌風の腕を引っぱり他所を捜した方がよいと忠告する
※ここで衆生堂を紹介された客は皆出ていったと店主
※皆が言うには「あの屋敷は不浄」だと
※小七が抗議すると「お前の所の翟(てき)先生に聞けば分かる」と店主
※衆生堂の医師なのに其処に住まず遠くの家から通っているのは何故だ
※盧凌風は衆生堂を借りるという
※正面は医館、脇門から入る盧凌風に近所の婦人が止める
※先生のおじ上は名医だったと小七
※翟先生のおじは孟東老(もうとうろう)→先代の名
※屋敷に入った盧凌風は翟先生に紹介される
※衆生堂の医師・翟良(てきりょう)
※裏手の建物に気付いた盧凌風は借りたいというが断られる
※荒れていて施錠していますと翟良
※あそこはおじが薬を作っていた場所で今は倉庫になっています
※医館に戻った翟良は小七が県尉に貸したことを責める
※県尉が住めば不吉な噂も消えると抗弁する小七
※夜、庭を掃除する薛環
※部屋で読書する盧凌風
※お化け?を見て叫ぶ薛環
第19話 医館に潜む鬼
橘県のある家で、娘が襲われ首なし死体で発見される。昨年の冬から続いている殺人事件と同じ手口だ。目撃者によると、娘を襲ったのは赤い衣に白髪の鬼。その姿は、盧凌風と薛環が間借りしている医館・衆生堂でも目撃されていた。盧凌風は入り口が閉ざされている裏庭を調べようとするが、衆生堂の医師・翟良(てきりょう)に阻まれる。
※薛環の悲鳴に庭に出る盧凌風
※悪鬼が出たと薛環はいうが屋根に猫がいるだけ
※盧凌風は自分の部屋で寝るように薛環に指示
※『管梓君(かんしくん)』を読む盧凌風
※四十年前に亡骸を切り刻まれた女子の名
※夜更け、装身具を外す女性
※橘県豪商の娘・阿翠(あすい)
※お嬢様、夜に鏡を見ては駄目ですと侍女
※鏡に悪鬼の姿を見て悲鳴をあげる阿翠
※翌朝、一人娘の亡骸の前で嘆く商人
※盧凌風の立ち会いのもと亡骸を調べる検視官
※取り乱した商人は「去年の冬から何人が同じ死に方をした」と捕吏たちを責める
※また首がありませんと検視官→これまでの11件と同じ下手人
※盧凌風は「七日間」の期限を提示して商人と罰を決める
※無能と刻んだ石を飲む
※赤い衣に白髪の悪鬼が現れ気絶したと侍女
※県令に石の話を報告する県丞
※西庁へ行って七日の賭けを確実に履行させようと県令
※西庁、盧凌風に食事を運んだ薛環は侍女の目撃した悪鬼を昨夜見たという
※幻覚だと取り合わない盧凌風
※県令と県丞が現れ賭けの話をする
※七日で捕縛できなければ辞職すると盧凌風
※県令は宴の準備をして待つという
※捕縛できれば祝宴できなければ送別会だと言って去る
※橘縣縣廨前の告示(お触れ)→12人殺害の賊を捕縛
※申の初刻に引き回しだと騒ぐ民衆
※ぼろ布で変装した男
※檻車の囚人に変装して民衆を観察していた盧凌風は不審な男を見つける
※檻車から飛び出し男を追う盧凌風と捕吏たち
※男は逃走中に老婦人を人質にとり切りつけて逃走
※怪我をした男の血痕をたどり逃げ込んだ先を見つける
※薛環と捕吏たちは男を発見するが逃げられる
※薛環は刀を斬れる刃にしてほしいと頼む
※盧凌風は幼いうちに刃を持てば殺気に染まると諫める
※街中を見回る盧凌風と薛環
※南州に来てから民の苦痛を知ったと盧凌風
※橘県は瘴気が強く頭痛が流行し生活は苦しい
※県城城門で検閲する捕吏たち
※夜、借家の部屋で眠る薛環を見守る盧凌風
※窓の外に人影を見て飛び出す盧凌風
※屋根を歩く猫がいるだけ
※裏庭へ続く扉が開いていて歩み寄る盧凌風
※扉から翟良が現れ薬草を確認していたと話す
※慌てて出てきて錠前を閉める翟良
※翌日、西庁、耆長(きちょう)が巻物を運んでくる
※県丞が税の催促をせよとの仰せです
※龍王廟で雨漏りするそうでその修理も命じられました
※郊外にある堤防の強化と用水路の掘削もです
※葉県丞は全て盧凌風の任務だと
※『税を徴収できぬなら県尉にふさわしくない』
※『徴収をせぬなら職務の冒涜に当たる』とも
※耆長(きちょう)は県令を怒らせたようだという
※捜査をやめ雑務に当たるのですか?
※盧凌風は耆長と薛環に策を授ける
※司馬府晴園(せいえん)、蘇無名は裴喜君に盧凌風の近況を教える
※衆生堂、盧凌風は頭痛を訴え翟良を訪ねる
※鍼治療を受ける盧凌風
※回復するのは六割と翟良
※翟良のおじは名医だった
※盧凌風は名医の遺した裏庭の建物を見たいというが翟良は断る
※夜、記録を読む盧凌風と寝台で眠る薛環
※刀を持ち裏庭に向かう盧凌風
※塀を飛び越えて侵入する盧凌風
※荒れた建物に忍び込む盧凌風
※室内には薬草が保管されていた
※外に出た盧凌風は千金閣(せんきんかく)は二階建てなのに階段がなかったと気付く
※再び室内を調べる盧凌風
※祭壇の後ろに隠し扉を見つける
※隠し部屋には孟東老の墓があった
※灯を消して隠れる盧凌風→裏庭を脱出
※翌朝、座ったまま剣をもって眠る盧凌風
※目覚めた薛環が起こすと盧凌風は悪鬼を見たという
※西庁の扁額:至大?剛
※七日目、盧凌風は捕吏たちを集め城門の検閲の報告を受ける
※衆生堂の裏庭に賊がいるという
※盧凌風は捕吏たちを率いて衆生堂に向かう
※薛環が銅鑼を叩き捕り物を報せる
※「捕り物を行う、民は近づくな」
※翟良が現れ止めるが、捕吏に拘束させる
※隠し部屋に踏み込む捕吏たち
※盧凌風は寝台と食事の痕を見つける
※薛環が「屋根の上にいる」と報せる
※拘束された悪鬼の鬘と仮面を外す盧凌風
※悪鬼の素顔を見た翟良は男を蹴飛ばす
※こいつの名は梁三啓(りょうさんけい)、元盗賊
※盗みを働いた際に腰や足、腕を全て折りおじが治したと翟良
※悪鬼を装って罪を犯し衆生堂の評判を落とした
※恩を仇で返したと怒る翟良
※裏庭に入るのを拒まれ仲間かと疑っていたが翟良が恐れていたのは墓を見られることと盧凌風
※首の在り処を尋問する盧凌風
※罪は認めるが首の在り処は答えないと梁三啓
※捕吏を振りほどき走り出した梁三啓は耆長の刀に自ら飛び込み胸を貫いて死ぬ
※屋敷の外に集った民衆が犯人逮捕を知り敷地に押し入る
※死んだ梁三啓を見た被害者遺族は亡骸を踏みつける
※阿翠の父は盧凌風の前に現れ石を飲み込もうとして止められる
※橘県中の人が約束を知っていると商人
※朝廷の役人を侮辱したのだから罰に値しますと商人
※あの賭けがあったからかくも早く奴を捕らえられたと盧凌風
※盧凌風は被害者の首が見つかってないことを謝罪して頭を下げる
※この石は私がもらって生涯己への戒めとすると盧凌風
※廢物(無能)
※遺族たちが感謝を述べ叩頭する
第20話 40年前の惨事
複数の寺の祭壇で、若い女の亡骸の一部が見つかる。状況も犯行手口も40年前のおぞましい未解決事件と全く同じだ。盧凌風は応援に駆けつけた蘇無名に検視を任せ、捜査を開始する。被害者の名は慧娘(けいじょう)で、質屋の主・銭小乙(せんしょういつ)の側女だという。裴喜君は寺に出入りした者について聞き取りをし、似顔絵を描いて手がかりを探る。
※千金閣の隠し部屋、墓の前で盧凌風は翟良と話す
※橘県には建物内に墓を建てる風習はないと盧凌風
※おじ(孟東老)の遺言だと翟良
※衆生堂の医師だったおじは臨終前に言いました
※九泉(きゅうせん)の下から衆生堂を守りたい
※子がおらぬおじはこの屋敷を翟良に残した→遺志に背けない
※孝心だが風習に逆らう墓を隣近所が知ったらと盧凌風
※翟良は内密にしてほしいと盧凌風に頼む
※家賃を返すからと引っ越しを勧める翟良を断る盧凌風
※縣廨(県の役所)
※役所に戻った盧凌風は県令と県丞に約束の宴を申し出られる
※首も見つけぬうちに送行酒は頂けませんと断る盧凌風
※扁額:克己奉公
※夜、借家の庭で鍛錬する薛環
※仏寺の法要→乞食が供え物を盗もうとする
※悲鳴をあげて卓から飛び出す乞食
※光照寺(こうしょうじ)に捕吏たちが駆けつける
※布で覆われた供え卓の下を覗く検視官は嘔吐をこらえて飛び出す
※四十年前の管梓君(かんしくん)の惨殺事件と同じ犯行手口
※捕吏が駆けつけてきて報告→南縁(なんえん)寺で骸の一部を発見
※更なる報告→碧城(へきじょう)寺でも骸の一部を発見
※霊蕩(れいとう)寺にも骸がと捕吏
※住職に事情聴取→四十年前もこの寺で事件
※拙僧が出家して間もなくの出来事でした
※あの時も祭壇で亡骸の一部が見つかり包んでいる布もそっくり
※参拝客が多いので何時の事か不明
※供え物の交換は卯の初刻→その時包みはなく辰の正刻に開門
※今朝の参拝客や出入りする者の調査
※被害者の身元調査を盧凌風は指示
※盧凌風が検視を命ずると取り乱した検視官は「お許しを」
※四十年前の骸を検視したのは私の父でそのひと月後に首を吊った
※父は当時42歳でしたが私も今年同じ年齢ですと検視官
※私には出来ませんと逃げていく検視官
※縣廨西庁、老捕吏・耆長(きちょう)は橘県の検死官はあの者だけだと盧凌風に告げる
※県全体で一人?→辺鄙な所にある小さな県ですからねと耆長
※父親の死後、長年検視官が不在でした
※あの者が成長し南州で技術を学んできたと耆長
※死体安置所に幾つも置かれた包み
※盧凌風は自ら検視を試みる→飛び出して嘔吐しそうに
※様子を見ていた薛環は屋台で蜜柑を買う
※蜜柑の駕籠を捕吏に背負わせ蘇無名に届けるよう指示する薛環
※捕吏は馬を走らせる
※盧凌風は人を頼るのが苦手ゆえ助けが必要な時は蜜柑を送るように蘇無名から指示を受けていた
※司馬府、費鶏師が蜜柑を受け取る
※夜、四十年前の県令は惨殺事件が原因で罷免されたと心配する雷県令
※不運を嘆く県令にもしもの時は盧凌風に責任を負わせるように助言する葉県丞
※朝、西庁を訪ねた雷県令と葉県丞は雑務は引き受けるから事件に専念するようにいう
※盧凌風はまたしても七日で解決すると約束
※県令が南州から検視官を招くと県丞
※耆長が盧凌風に来客を告げる
※蘇無名が検視官として訪れる
※同行の費鶏師は裴侍郎の娘・裴喜君を県令と県丞に紹介して酒食をねだる
※死体安置所、氷に上に置かれた包みの検視を引き受ける蘇無名
※西庁、盧凌風は捕吏たちから報告を受ける
※寺で包みを提げた者が目撃されるがそれぞれ異なる→老婦人、物乞いなど
※死体の身元→最近、慧娘(けいじょう)という女子が失踪
※慧娘は母親と二人暮らし
※裕福な質屋の主・銭小乙(せんしょういつ)側女(そばめ)
※質屋で銭小乙に事情聴取→妻の仕業と思っていた
※半月前、私が止めねば刃物で慧娘を殺めていた
※妻は養豚を、実家でも豚をさばいておりと銭小乙
※耆長が「もしや胡一刀(こいっとう)の娘か」と尋ねる
※義父をご存じですか→有名だと耆長
※死体安置所、薛環が蘇無名と戸口で話す
※お嬢様が記録をと申し出ている
※骸は骨がなく不気味だと蘇無名は断る
※盧凌風への伝言→女子の骸の右胸に赤痣があった
※質屋に薛環が報告に訪れる
※盧凌風は銭小乙に慧娘の特徴を尋ねる→右胸に赤痣
※質屋の戸口に銭の妻が現れ包丁を夫に向ける
※慧娘が事件の被害者だと知って「報いだ」と笑う
※養豚が生業(なりわい)だったので刃物を携帯している
※一昨日の夜は豚に餌やりして実家に
※父の具合が悪いゆえ一人娘の私が世話を
※銭夫人の案内で胡一刀の見舞いに向かう盧凌風たち
※店の幟:橘縣甜橘、蜜橘
※移動中、盧凌風は耆長に被害者が慧娘だったと伝える
※銭小乙は別れ話を持ち出して慧娘と口論になったと耆長
※妻は慧娘を目の敵にし殺すと言っていたと耆長
※頭痛に悩む胡一刀を見舞う盧凌風
※51歳で11歳からずっと豚をさばいていると胡一刀
※医者から助からぬと言われたと胡一刀
※この街には頭痛を患い亡くなる者が多いのですと耆長
※一昨日の夜のことを尋ねる盧凌風
※料理を作ったけどひと晩戻らなかったわねと銭夫人
※賭博をしに行ったと胡一刀
※仕事場に並ぶ肉と包丁
※うちの猫は魚じゃなく肉が好物と追い払う銭夫人
※胡家を出る盧凌風たち
※耆長に賭場を探れと言う盧凌風
※四時(とき)も一人で氷室に籠っていたとはと盧凌風
※西庁で蘇無名と話す盧凌風
※一太刀で殺めていると蘇無名
※下手人は各種の刃物を有する刀法に長けた冷酷な人物
※胡家の作業場に並ぶ包丁を思い出す盧凌風
※有名な肉匠の胡一刀のことを教える盧凌風
※耆長が駆けつけて報告→胡一刀が街の外へ逃走
※郊外の山道、騎馬で追いついた盧凌風は胡一刀を捕縛
※夜、県廨に連行された胡一刀は殺してないと訴える
※娘から妾のことを泣きつかれた胡一刀は婿の家に向かった
※銭小乙は慧娘を屋敷から追い出していた
※屋敷の門前で揉める二人を目撃
※義父と妻の報復を恐れる銭小乙
※妻は気性は激しいが尽くしてくれるので捨てられぬと銭小乙
※銭小乙は銭を渡して慧娘を追い払った
※婿と酒を酌み交わそうと買物に行った胡一刀
※露店で悪だくみをしている男女の話を耳にする
※銭小乙は気前が良くてひと月に百銭もくれると女
※中年女は銭小乙に女子を紹介しようと話していた
※胡一刀は酒壺を地面に叩きつけて罵った
※男女に掴みかかって捕吏に捕まったと胡一刀
※尋問に立ち会った捕吏が捕縛を証言
※喧嘩の原因を答えなかったので一晩拘束した
※恥ずかしくて黙っていたと胡一刀
※盧凌風が逃げた理由を尋ねると賭博で多額の借金を作り暴力を受けたと胡一刀
※耆長が借金は本当だと賭場の聞き込みを報告する
※蘇無名は胡一刀の飼い猫の柄を尋ねる→灰色のシマ柄
※蘇無名は耆長に指示→銭小乙に借金を肩代わりさせよ
※西庁、盧凌風は蘇無名に猫のことを尋ねる
※検視で猫の毛を五本発見したと蘇無名
※茶が三本、白と黒が一本ずつ
※骸の包みからは薬草の香りがしたと蘇無名
※衆生堂の部屋で眠る費鶏師
※夢の中、費十三(ひじゅうさん)と呼ばれて裏庭に行く
※裏庭で待っていたのは孟東老→師兄と費鶏師
※数十年会わぬ間に老けた
※衆生堂にきて挨拶がない事を咎める孟東老
※生涯わしと共に書物を著し薬を作ると約束したと孟東老
※飛び起きた費鶏師は中庭に飛び出す
※皆が起きて中庭に出てくる
※此処が衆生堂だと知って仰天する費鶏師
※どうりで『孟老怪(もうろうかい)』が夢に出るはずだと費鶏師
※孟東老に会わせてくれという費鶏師に「去年亡くなった」と盧凌風
※費鶏師は門に気付いて裏庭に入る
※盧凌風は誤魔化して費鶏師を連れ戻す
※盧凌風は建物内に墓があることを蘇無名に打ち明ける
※翟良の孝心からゆえ内密にしている
※翌朝、蘇無名は県令と県丞に見送られながら辞去
※盧凌風は裴喜君が残ることに気付く
※私の代理で捜査を監督すると蘇無名
※蘇無名は捜査の進捗状況を毎日裴喜君に報告せよと盧凌風に指示
※騎馬で去る蘇無名
※西庁、盧凌風は同僚の笑い者になると不機嫌
※裴喜君は寺に包みを置いた人物の特徴を聞いて似顔絵を描くと提案
※盧凌風は拱手して裴喜君に頼む
※盧凌風は費鶏師に作り話の賭けを持ち出し薬材を当てるようにいう
※骸を包んでいた布の匂いを嗅ぎ薬の名をいう費鶏師
※天麻(てんま)
※裴喜君は目撃者から話を聞く→老婦人の特徴
※盧凌風は慧娘の母から事情聴取
※慧娘は銭の屋敷から戻ってくると寝てばかりで三日置きに鍼を打ちにと母親
※慧娘も頭痛を患いこの数月(すうつき)医館へ通っていた
※衆生堂がかかりつけ医
※僧侶から目撃情報を聞く裴喜君→翁の特徴
※衆生堂の翟良を訪ね事情聴取する盧凌風
※冬至の前日、慧娘が頭痛の治療に来たのでは?
※翟良は「どうだか」と答え盧凌風は治療日誌を要求
※十一月初七(11月7日)の記録を調べる盧凌風
※記載がない→助手が目を逸らす