書名:幽霊が多すぎる
原題:Too Many Ghosts
作者:ポール・ギャリコ(アメリカ作家)
出版:創元推理文庫
内容:1523年にノーフォークのイースト・ウォルシャムに建てられたパラダイン館は、代々男爵家が居住してきた。いまは重すぎる相続税に対処するため、カントリークラブとして開放されている。だが、奇怪な現象が館で続発する。六月末に起きた部屋をひっかきまわすポルターガイストが最初の騒ぎ。続いて外から鍵をかけた部屋で、夜な夜なひとりでに曲を奏でるハープ。そして、パラダイン館に伝えられてきた不吉な前触れだと言われる尼僧の亡霊まで現れる。さらに、客である若いアメリカ人女性スーザンの身に危害が及ぶ。危機感を覚えたパラダイン男爵家の友人である准男爵リチャード・ロッケリーが、大学で知り合った心霊探偵アレグザンダー・ヒーローに解決を依頼する。幽霊騒動を鎮めるために駆けつけたヒーロー氏の推理とは?ギャリコ唯一の長篇ミステリ。
※原書初版1959年
オナラブル・イザベル・パラダイン
※「オナラブル」はWikipediaによると、イギリスでは、子爵および男爵(一代貴族を含む)の息子および娘の敬称として使われる(例:The Honourable John Smith)。
また、伯爵の次男以下の息子にも使われる。"オナラブル"をつけられる男性の妻もまた"オナラブル"をつけられる(例:The Honourable Mrs. John Smith)。 "オナラブル"をつけられる貴族の娘が、自分より高くない階級の男性と結婚した場合は「The Honourable Mrs. Smith」などと呼ばれる。
公爵、侯爵、伯爵の娘は"レディ"をつけられ、公爵と侯爵の次男以下の息子は"ロード"をつけられる。また公爵、侯爵、伯爵の長男は付随爵位をもつためにやはり"ロード"をつけられる。
サー・リチャード(リチャード・ロッケリー准男爵)
※「サー」はWikipediaによると、イギリスの叙勲制度における栄誉称号であり、ナイト(騎士に由来する勲位で「勲爵士」などと訳される)に与えられる称号である。より一般的に、イギリスでは男性に対する敬称としても使用されており、正式な書簡においてもしばしば用いられる(例:「Dear Sir」「Right Reverend Sir」)。
サーに相当する女性に用いる表現は、ほとんどの場合「マーム (ma'am)」やそのもともとの形である「マダム (madam)」となるが、若い女性や少女、あるいは未婚女性の場合には、「ミス (miss)」などと呼びかける方が好まれることもある。ナイトの称号を授与された女性に用いるサーに相当する表現は、「デイム (Dame)」であるが、(当人ではなく)夫がナイトの称号をもつ女性には「レディ (Lady)」を敬称に用いる。
正式な儀礼において、Sir はナイトないし準男爵(バロネット)の勲位をもつ男性(イギリスの貴族制度において、爵位をもつ貴族のすぐ下に位置づけられる階級)の人物の名(あるいは名の一部)、ないしは氏名全体に付けられるが、姓だけに付けられることはない。また、ナイトに叙されたものを呼ぶ際に「ミスター(Mr.)」は用いない。
女性の場合には、Sir に相当する表現としてデイム(Dame)があり、自身がナイトの栄を受けている女性は、男性の場合の Sir と同様に用い、やはり姓のみの前には付けない。
ナイトや準男爵の妻は、姓の前に「レディ」Lady を付けて尊称とする。
姓名のフルネームに Lady を付けるのは、公爵、侯爵、伯爵など貴族の令嬢や、近年においてガーター勲章やシッスル勲章を受けた女性が、それ以上の爵位などをもっていない場合に限られている。
「ヒーロー?途方もなくばかげた名前ですな!」
「系図学の本をひもといてみればわかることだ。フランスのユグノーの家系で、もともとはHeureuxと綴ったのだよ。十一世紀までさかのぼれる旧家だ」
フレディ:フレデリックの愛称
ディック:リチャードの愛称
サンドロ:アレグザンダーの愛称
アレックス:アレグザンダーの愛称
メグ:マーガレットの愛称
ヴィヴ:ヴィヴィアンの愛称
サイコメトリー:精神印象感識
ポルターガイスト:騒霊