百十三代目の司書見習い | kanoneimaのブログ

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私的備忘録

書名:百十三代目の司書見習い
原題:The 113th Assistant Librarian
作者:スチュアート・ウィルソン(オーストラリア作家)
出版:東京創元社
内容:13歳になった子どもがどの職業の見習いになるかが決まる〈召命(しょうめい)〉の日。オリバーは元警察官の父が期待するような仕事に就けるかプレッシャーを感じていた。五人の姉は、探検家、警察官、魔法使い、鍛冶職人、警備隊と、みんな立派な職業に就いていた。職業ごとに建つテントで、オリバーは姉たちと同じ職業のテントを訪れては試験を受けるが全て失敗してしまう。見習いを採用したテントは次々と畳まれてゆき、オリバーは職業に就けなかった事に落胆する。そのとき遅刻したと言って現れた人物は、図書館の司書だという偏屈そうな老人だった。図書館を利用したことがないオリバーだったが、読書は好きで独学で外国語も取得しており、司書見習いとして採用される。ところが翌朝出勤すると、師匠になるはずの老司書が発作を起こして死んでしまった。オリバーは警官を職業にしている姉エロイーズを呼ぶ。現場を検視したエロイーズは、規則によればオリバーが図書館を任されることになると告げ、老司書の遺体を運んでいった。警官たちが去って図書館が開くと、待ち構えていた利用者たちが押しかけてきた。手探りで図書館業務を行うしかないオリバーが右も左もわからず途方に暮れると、謎の少女アガサと何匹もの猫が現れて助けてくれる。司書は地味な仕事と考えていたオリバーだが、図書館の本はとんでもない秘密を抱えていて……。見習い司書の奮闘を描く図書館ファンタジイ。