ラインの伝説 | kanoneimaのブログ

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私的備忘録

書名:ラインの伝説 ヨーロッパの父なる河 騎士と古城の綺譚集成
著者:吾孫子豊
原作:Rheinisches Sagenbuch (1896年刊行)
原著者:ウィルヘルム・ルーラント(ドイツ作家:1869~1927年)
出版:八坂書房
内容:ライン河の最上流であるアルプスの山中から、河口のオランダのザイデル海に至るまで、河の流れに沿って下って行くように編集され、ライン河流域のほとんどすべての昔話が収録された伝説集。日本人でも知っている「ローレライ」の話や、「ニーベルンゲン物語」とジークフリートの英雄譚、聖杯伝説と結びつく「白鳥の騎士」の物語、カール大帝と赤ひげ皇帝フリードリヒ・バルバロッサの伝説、十字軍遠征や古都・修道院・古城にまつわる昔話の数々が収録されている。
※本書は1965年に刊行された吾孫子豊著『ラインの伝説』(知性アイデアセンター出版部刊)の新版。本書の「序」に語られている通り、叙述はおおむね原作に拠っており、同書収録の74話すべてを収録している。原作から翻訳した物語を中心に、日本人に難解と思われる点には著者が説明を加えてまとめている。

金壺眼(かなつぼまなこ:眼球が収まっている頭蓋骨の穴に落ち窪んだ丸い眼。怒った目付きや貪欲な目付きを言う。)