12月19日~12月31日の18時まで、よく働いた、よく踊った。
劇場の「バレエ人」「オペラ人」「オーケストラ人」は街の子供達のために
毎日、オペレッタ(おとぎ話)1日3~4回公演。他、クレモナから指揮者を招待して演奏会だったり、バレエならくるみ割り人形だったり。とにかくロシアの年越、新年は色々な意味でリアルにお金をかけずに楽しめる。
毎オペレッタ前には、子供達にお菓子をプレゼントするイベント。
「バレエ人」は雪の女王、猿、うさぎなどの動物
「オペラ人」はサンタクロース
「オケ人」はブレーメンの音楽隊に扮装した。
劇場に訪れる親子の数は1度のオペレッタに600~800人、劇場が用意するお菓子の個数は200。
お菓子をめぐる戦争になったりしたが(親が)、子供はどの子もかわいかった。
1月7日はロシア正教のクリスマスなので、その日までまた、
毎日おとぎ話+くるみ割り人形ですね。
腰掛で通っている大学の友達と年越した。ロシアで年越すのは3年ぶり。
法学部では、アスピラントであろうが兵役が義務化されているので、
兵役を終えたクラスの男達をお迎えする会でもあった。私は彼らとは初対面であった。
ロシアのごく一般的な年越。
12月31日の23時40分になったらテレビの1番チャンネルをつけてプーチンの挨拶を待つ。
待っている間にメモ用紙に願い事を書き、小さく畳み火を灯し、
シャンパングラスに入れ、(超)大急ぎで飲み、その燃え尽きたメモ用紙を食べる/飲む。
プーチンの挨拶を聴く。
0時のモスクワ・クレムリンの鐘と同時にウォッカで乾杯。
プーチンの演説、今年も最高だった。
今年一番に歌ったロシア国歌も最高だった。
今年一番に飲んだウォッカも最高だった。
これらの兵役おつかれ・年越会にかかった費用も最高だった。
今年一番に空に打ち上げられた、花火という名の国税も最高だった。
我々ロシア連邦の労働者はこうして、
毎月収めている13%の税金が空に打ち上げられるのを眺めながら、プーチンの挨拶に涙を流しながら新年を迎えています。
日本のような豪華なお節料理はないけれど、マヨネーズとウォッカとテレビ、何より健康があればおっけ。
すべてが最高からはじまった私の2016年も、最高に素晴らしくなる予感。