夏のような陽射し
雨の降った後の懐かしい土の匂い
薄っすらかく汗に
湿った空気が肌に纏わり付く
ゆうといた夏
ナニヲシテイタカナ・・・・・・
ゆうと花火を見に行った
ゆうの友達やいとこと一晩中遊んだ
鎌倉と江ノ島を歩きまくった
このくらいしか記憶に出てこない
この時はゆうは夜に仕事をしていたから
時間に制限があってあまり出掛けられなかった
ゆうは今大手証券会社に口利きで入り仕事を始めた
正直頑張ってるなと言う反面、なんで今更・・・・という思いもある
私はゆうと婚約を交わしたときに
普通の仕事に就いて欲しいとお願いした
水商売がいけないという訳ではない
やはり親戚や親が納得してなかった
ゆうに私の親を安心させて欲しかった
だから婚約したときに私も頑張るという意味で仕事を始めた
頑張ってるのは分かってるけど・・・・
相変わらずゆうは水商売とバイトの日々だった
でも今になって・・・・
僕も若くないし結婚もしたい
君に安心感を与えなければならない
養っていかなければならない
・・・あの時あれ程お願いしたのに
今頃になってゆうはそういい行動し始めた
・・・今更遅いよ
何故もっと早くに今みたいに決めてくれなかったの・・・?
二人のタイミングが合ってなかったんだね・・・・
あの時はやはり・・・婚約するには早かったんだよ、ゆう・・・。
