最近見た映画はこれ

今年初めての外出で『土を喰らう十二か月』を観た。

 

Ameba映画部

 

 

 

(作品紹介)
沢田研二、主演。松たか子、共演。

食で綴る心豊かな人生ドラマ
作家のツトム(沢田研二)は人里離れた長野の山荘で一人、

暮らしている。

山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、

季節の移ろいを感じながら、原稿をしたためている。

時折、担当編集者で恋人の真知子(松たか子)が、

東京から訪ねてくる。。。。

 

ひたすら四季折々の自然の映像と音、

収穫や調理の映像と音、料理を食する映像と音

を楽しむ映画だった。

 

決して豪華な料理ではないけれど、

不思議と贅沢な気分が味わえた。

 

沢田研二が扮するツトムは

子供時代に寺に預けられ、僧侶になるための

修行をしていた経験を活かし、

食べるものは精進料理や山菜料理を自作し、

その食材も自分で栽培した野菜や野山で採集する

自給自足生活が基本にある。

 

電気や電話は一応通っているものの

月明かりやランプで原稿を書き、

ご飯もかまどで炊くなど、

生活様式が大昔風。


ツトムが自分から真知子に結婚を申し込んでおきながら、

真知子がその気になると断るツトム。

 

その後の二人はどうなるかわからない。
 

 

俳優陣は、

主人公の老作家を演じる沢田研二の役作りが見事だった。

演技というよりも、今あるがままの沢田研二のように見えた。

沢田研二75歳。役の齢は68歳。

 

 

エンディングテーマの「いつか君は」も沢田研二が歌っていたが、

伸びやかな声質の歌声を聴くとやっぱりジュリーのままだった。

 

特筆すべきは、義母役の奈良岡朋子。92歳。

ぶっきらぼうで愛想はないけれど、

心も体も強く真っ直ぐな女性を体現していた。

 

彼女は、多くの有名俳優から一目置かれている女優さん。

さすがです!

 

ただし、映画の中で、こんなにたくさんのたくあんでご飯を食べたら、

塩分過多になりそうで、いただけない。

 

 

また、面倒なことをツトムに押し付けて来る義妹役の西田尚美と、

その夫であり常に尻に敷かれる尾美としのりの夫婦役も、

本作で唯一出て来る嫌われ役を上手にやっていた。

 

お世話になった住職のお嬢さん(壇ふみ)が訪ねてくるところで、

作った人が死んだ後も残っていた梅干しを食べるところは

私も母が庭の梅で作った梅干しをとってあって

食べたのを思い出し泣けた。

 


沢田研二といえば、かつて、一世を風靡したアイドル歌手なのに、

歳を重ねて、実力派の俳優に大成したような印象だった。

良い年取り方をしていた。

 

 

そして、

 

この映画には。

 

食べること、死ぬこと、見送ること、生きること、

 

人生の全てが詰まっている気がした。

 

人生の節目ごとに観たい作品となった。

 

 

最後に、

 

映画の中のたけのこの若竹煮を食べるシーンが、とても美味しそうだった。

 

画像はネットより拝借。

 

 

たけのこが旬の時期になったら、

皮つきの丸ごとのたけのこを買って、

この映画のように、

お酒で炊いて、汁も飲んでみたい、と思った。

緑色のものは木の芽。

木の芽は鳥さんがタネを落としていってくれたらしく、

庭に生えている。

 

 

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